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ニューヨーク的思考


ニューヨーク最新情報:コロナとワクチン(2)高まる期待、ワクチン効果 2021 年 4 月 12 日

ワクチン接種が加速しています。昨日は一日の接種がUS国内で460万人と新しい記録を作っています。国や地方の政府はワクチン接種会場を日々増やし、接種スピードを加速しています。

ニューヨーク市では現在7日平均の陽性率が5.57%。感染者数はUS国内では微増しているものの、入院者数や重症患者数は減り、ワクチン効果が出ています。

ニューヨーク市は500万人が少なくとも第一回のワクチン接種を終え、6月までには500万人がFully Vaccinated、つまり2回目の接種も終えてワクチン接種を完了すると発表しています。500万人が完全に6月までに接種を追えると言うことはニューヨーク市の60%の人が安全圏に入ることを意味します。

市はこの数値に基づき、規制を徐々に緩和しています。ヤンキースやメッツの試合も解放され、映画館も人数制限付きながら解放されています。飲食店はまだ時短制限はあるものの11時まで営業は許可されています。今まで2人以上の感染者が出た場合、休校になると言うTwo Cases Ruleも廃止され、ワクチン接種の拡大に合わせて市は正常化に向けて動いています。

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ニューヨーク最新情報:コロナとワクチン(1)ワクチン第一回目、接種しました 2021 年 4 月 8 日

しばらく日本に居て、3月19日にニューヨークに戻りました。戻った翌日の3月20日にワクチンの第一回目の接種を終えました。

日本を出発する3日ほど前にWebでアポイントを取りました。州が主催する大きな会場はすでに5月まで予約でいっぱいでしたが、家の近くのPharmacy(薬局)での接種が可能とVacccine Finderでの情報が出ましたので、すぐに予約しました。

私の場合、ワクチンはモデルナ製で2回接種が必要ですが、最初の予約を取ると、2回目も自動的に予約が入ります。次の接種は4月17日です。

米国では日本と違いすべての保険をカバーするためには民間の保険に加入する必要があります。私は民間の保険には加入していません。事前Formで保険に加入していないことを書く欄がありますが、ワクチンは受ける人全員が無料で保険は必要ありません。それでも初めてのワクチン、接種前は不安でいっぱいでした。

行った先は自宅から徒歩15分のWalgreensの薬局Duran Read。薬と雑貨を扱う日本でいうドラッグストアです。商品の陳列棚の奥に薬を処方する薬局があります。薬を求める客と混ざって列に並ぶと15分ほどで窓口です。

受付はたったの一人で薬の受け渡しとワクチンの接種者の対応をやっています。口頭で住所や氏名、アレルギーなどの確認をされたのち、隅に置いてある椅子で問診表を完成させ提出です。そのあと、名前を呼ばれるまで椅子で待機。

名前を呼ばれて入った部屋は薬局の片隅、ぽつんと椅子が一つだけ。多少の不安がよこぎりましたが、ワクチン接種をする女性がとてもやさしい。副作用の説明などしながら接種しました。あっと言うまです。

接種終了後、15分は椅子に座って様子見。重大な変化がなければ帰ります。15分の待機の後、受付に礼を言って帰りました。深刻な副作用はないのですが、私の場合、打った腕に軽い筋肉痛が残りました。

第二回の接種が終わり2週間経つとワクチンパスポートがもらえます。ニューヨークではワクチンの記録が読み取れるExclsior Passと呼ばれる無料アプリがこのパスポートとなります。

現在、ニューヨークで猛烈な勢いでワクチン接種がはじまり、4月6日からは16歳以上であればだれでも接種が可能となりました。ワクチンの接種拡大で規制が緩み、正常化に戻る様子をシリーズでお伝えします。

New York Walker

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ニューヨーク最新情報:コロナで変わったニューヨーク市(11)トップの判断がコロナを防ぐ 2020 年 8 月 1 日

日本で感染が拡大中。

私が日本を離れて2週間の間にものすごい勢いで日本での感染が拡大してびっくりです。

2週間前、日本を発つとき、日本の感染はマイルドで米国へ向かってニューヨークに戻るのが憂鬱でした。ニューヨークでまともに暮らせるのか、感染は大丈夫かという不安でニューヨークに向かうのが気が進みませんでした。

6か月以内にNYに戻らなければ永住権がなくなる。この事情がなければおそらくまだ日本で米国とニューヨークの動向を見守ることにしてたでしょう。

米国全体はまだまだ感染が拡大しています。一番ひどかったNYは今や米国の優良州、感染者数が一番少ない州になっています。NYCの感染者数は東京より少ない。逆に今は日本に戻ることの方が心配です。

米国は自由な国、民主主義の国と米国民が信じている。ところがかなりの官僚主義。御上の権力はすごい。権力者は一日にして法律を変え、トップダウンで国、そして州を仕切る。

NY州を仕切るのはクオモ知事。新しい州の立法はあっという間に可決され、もしくは可決させられ、クオモがサインをするとそれがExecutive Orderとなって現行の法律を超えた超法的な新法律が期間限定で出来上がる。これがNY州のコロナ対策に劇的でスピーディな効果を与えます。

問題が浮上すれば矢継ぎ早に繰り出されるExecutive Order。その数は200を超えている。そのたびにNY州の生活が変わる。

市長のデブラジオもクオモのOrderに沿って細かなOrderをだす。NY市民の生活がコロナに対してどんどん変わっていきました。

中でも彼らがコロナ対策で絶対譲らないのが換気とSocial Distancingに関するExecutive Orderです。解放まで4段階のスッテプの最終ステップに来たNYCですが、いまだにレストランの室内飲食は禁止です。室内で飲食をすると感染が広まると言う認識です。

レストランは屋外でしか営業できません。屋外Barも禁止です。屋外だからいいと言うことで屋外で酒類を売り、住民が集ってパーティをしたという事件がありました。翌日にExecutive Orderが発令。クオモは会見で本当に怒りながら禁止令を出しました。

禁止令が出たその週には100件以上の店舗を摘発。Executive Orderにそって警察が動きました。罰金10万㌦(110万円)の上にライセンスはく奪。さすがに酒売りはなくなりました。

先日レストランのオーナーがTVで環境を語っていました。売り上げは70%減。キャスターが冬になると屋外の営業もできなくなるねと聞くとそのオーナーは言葉を失っていました。市長のデブラジオは屋外で営業が出来るようにと道路の封鎖を広げたりと策を出しますがレストランの正常経営には程遠い。

NYCの感染者数抑え込みは多くの人の犠牲の上で成り立っています。

 

New York Walker

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ニューヨーク最新情報:コロナで変わったニューヨーク市(9)Toll-By-Mail 2020 年 7 月 28 日

お隣のニュージャージー州とマンハッタンを結ぶ George Washington Bridgeはニュージャージー州からマンハッタンに入る際は有料です。

5か月前には料金支払いはCashとEZ PASSに分かれていましたEZ PASSは日本でいうETCカードです。

前は8つぐらいある料金所の多くはEZ PASS OnlyでCashの料金所には多くの車が並ぶと言うのが普通の風景でした。

アレ?風景が違う!すべての料金所の表示はEZ PASS/By Mailと変わっています。

なんだこれと思い、帰ってから調べてみました。ニュージャージー州とニューヨーク州で利用の多いい料金所は現金を取り扱わない。これもコロナ対策です。

私のようにEZ PASSを装備した車は今までと変わらない。むしろ現金支払いのブースがなくなり、すべてのゲートを通れるので前より早くすすめる。

でもEZ PASSを装備してない現金支払いの車はどうなるんだ?

どの車も現金を支払うことなく、ゲートを通過していくどうやって現金を回収するのか?

なんとナンバープレートを読み込み、その車の所有者にメールで請求書が来るというシステムです。請求書が来たらWebで支払います。これが面倒ならEZ PASSを装備しろと書いてあります。合理的!

コロナのおかげでなんと交通渋滞が緩和された。思わぬ効果です。それにしても接触を防ぐ考え方が徹底しています。こちらも消毒に注意しようと言う気になります。

 

New York Walker

 

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ニューヨーク最新情報:コロナで変わったニューヨーク市(5)店の様子 2020 年 7 月 22 日

街を歩くと無くなったテナントがかなり目につきます。

今は多くの人がマスクをして街を闊歩していますが、数か月の外出禁止令は相当な経済ショックに違いありません。多くのレストランが営業出来ているのが不思議なくらいです。

レストランでの食事は屋外のみ。屋内の食事は許可されていません。7月20日月曜日にPhase4の最終段階へと進みますがジム、映画館、劇場、屋内での食事はまだ許可されません。

日本では夜の街を中心に感染が拡大しているようですが、NYCではバーは一切禁止。つい先日、屋外で酒を売り大勢がSocial Distancingを無視して盛り上がると言う“事件”が発生。怒ったCuomo知事は食事を出さない酒だけを売ることを禁止しました。3回注意を受けると店はシャットダウンです。” Three Strikes and You will be closed.” 徹底しています。

昼間の屋外での食事は許可されているものの、狭い場所に結構な人・・。いくら屋外でも大丈夫かなあと心配します。それでもレストランをつぶさないための最小限のサービスが許可されたと言うことです。

小規模なワイン屋に行きました。店の中に一人しか入れませんでした。知らずに店に踏み込んで先客と店員から注意を受け外に出ました。よく見ると一人だけしか店内に入れないとの通知がドアに貼ってあります。店に入ってもワインを触ることは出来ずに店員に好きなワインを言って持ってきてもらいます。先に行ったワイン屋は玄関口で手の消毒をされ、その後は携帯など店を出るまで触るなと言われましたがワインは自分で触れました。店によってPolicyが全く違う。ここにはコロナ制限ながらアメリカらしさが残っています。

よく見ると他の店の前にも行列です。Social Distancingをとりながら人々が店の前に列を作っています。店内の入場制限です。店前には商品に触れるなと言う通知を入り口での手の消毒そして” No Mask, No Entry” 。ニューヨークは本当に感染防止第一に様変わりです。

 

New York Walker

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留学生のみなさん。不法滞在の定義が厳しくなっています。 2018 年 6 月 18 日

中国人の父親が国外追放の通知をICEからうけました。
彼はアメリカ人女性と結婚して子供が二人います。家業はネイルサロンで、主に奥さんが切り盛りし、彼はもっぱら子育て。アメリカ人女性は中国系ですが、アメリカで生まれたアメリカ国籍のアメリカ人。
彼らは想像もしていなかった新法で裁かれました。
結婚相手が市民である場合、そのパートナーはグリーンカードを申請して、数年を経てアメリカ国籍を得ることができます。
彼は中国から旅行ビザで入国し、その後不法滞在で数年を過ごしていました。
今までのアメリカなら不法滞在があったとしてもグリーンカード取得の条件がある人なら永住権取得のプロセスが進み、海外追放などあり得ませんでした。
どうして?今までは不法滞在日数は不法滞在が公式に発覚したその日からカウントすると言う法律に基づき、彼のようにグリーンカードの取得時に不法滞在が公式に発覚してもその日から不法滞在の日数のカウントが進み、しかもグリーンカード取得のプロセスにのれば、カウントは止まる。つまり今まで不法滞在があってもアメリカ人になれるチャンスがあった。不法滞在の人が就職して就労ビザを得、アメリカ国籍を取得した話はちらほらと聞いていた。
が!新法では不法滞在のカウントは正式に発覚した日からではなく不法滞在を始めた日にさか戻って計算される。。180日の不法滞在をすると3年から10年は米国に入れない。1年以上の不法滞在は二度とアメリカには入国できない。トランプによる移民追い出し策のNY第一号の犠牲者がこの彼となってしまった。彼はグリーンカードの申請時に逮捕され、奥さん、子供と離れ離れ。今はNJで軟禁状態。
他人事ではありません。留学生の皆さん、十分に気を付けてください。

New York Walker

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新学期 2017 年 9 月 8 日

 9月最初の月曜日がLabors Dayで実質最後の夏休み。いよいよ昨日から学校が始まった。
 Back to School!日本は4月が新学期だけど米国は9月が新学期。自宅近辺にはいつの間にかできた学校が結構数あります。私の自宅周辺はビルが立ち並び、一軒家はありません。なので、日本のように運動場を持つ学校など作れる土地などありません。
 マンハッタンの学校はビルの一角にあるのは普通です。ホテルと同居するビルの数階が学校だったりとか。運動場はどうするのか? ありません。そんな事情なので近くの公園が運動場の役目をしたり、公共の運動施設を利用したり、学校内でちょっとした運動が出来る施設を作ったり、驚くのが時間を区切って学校横の道路が閉鎖され、学校の休み時間の遊び場になったりすることです。
 また、放課後も色々なプログラムがあり、学校外でのスポーツや音楽のプログラムに参加したりします。”部活”縛りの日本とは違い、もっと個人を尊重する課外活動だと思います。
 新学期が始まるこの9月、もう肌寒い。今秋にはUSオープンテニスも終わり、いよいよ本格的秋の訪れです。

New York Walker

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US Open 2016 年 9 月 13 日

 US Open Tennisも終わりました。いよいよNYは秋へと。
 錦織選手はセミファイナルまでのこり健闘でしてね。錦織選手を破ったWarinkaがジョコビッチを破り優勝すると言う波乱の終わり。Andyに勝ったのでWarinkaにも勝ってくれるだろうと期待していましたが勝利の女神は来なかった。残念です。
 この時期、日本からも多くの方がUS Openの観戦に見えます。私も先週、観戦に行きました。観戦の前日にテニスをしました。横で相当にうまい若い人たち、ひょっとすると日本の選手?日本のジュニアたちでした。ここで引率の人と知り合いになり初めてジュニアの応援に出かけました。
 予選は本選が行われている会場の外にありPコート(Practice Court)とよばれ、予選に勝ち残ったジュニアだけがプロの選手たちが戦う本専用のコートに入ります。その時、はじめて Welcomt to US Openと言われるそうです。Pコートの戦いは本コートと違い、ボールは自分で拾います。本選のように画面でのラインの挑戦のチャンスはなく主審の判断だけでジャッジされます。まあ、一般に試合しているのと全く変わらない。でもここから這い上がってプロになるんだと改めて思いました。
 日本からの選手は予想以上に多く、誰しも他の国の選手には負けていません。錦織効果でテニスが盛り上がっているのかも。がんばれ、高校生!

New York Walker

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エンストしないように 2016 年 7 月 17 日

 破裂したタイヤは無事に交換。念のため、すべてのタイヤを交換しました。バッテリーも4年近くになるのでこれも思い切って交換。暑い夏、高速の真ん中などで車がストップしては大変と思うと多少の出費は仕方ない。
 以前、バッテリーが上がり、車が動かなくなった時、日本で言うJAF、AAAに電話をしました。待っても待ってもやってこず、2時間近くしてやって来た奴が言ううには、見つけきれなかった、時間切れと言ってそのまま帰ってしまいました。途方に暮れ、また電話して待つこと1時間、ようやく新たなAAAがやって来た。
 その時はさすがにAAAを信用できずに修理屋にも出張サービスを頼んでいてAAAと出張サービスがガチンコ。当然、3時間も待たせられたAAAに悪態をついて電話して頼んだ修理屋に任せました。この日も夏の暑い日だった・・。
 米国では日本並みのサービスは期待できない。車は特に・・・。国土が広い分、エンストしたらすごく時間がかかる。サービスの質も低い。本当に用心が必要です。

New York Walker

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夏だ 2016 年 7 月 8 日

しばらく日本にいました。いつもと通りJFKに到着。私はGlobal Entryと言うカードを持っています。米国在住でなければ取得できない資格ですが、米国人でも過去に失敗があると取れないと言う貴重な資格です。
 このカード、米国入国時に偉大な力を発揮します。KIOSKでカードをかざした後、機械から出されるレシートを受け取ったら誰も並んでいない専用レーンでGO!入国審査はありません。関税も特別レーンで長い列を横目に素通り。入国フロアについて5分しないで入国してしまいます。すごい!
 カードの取得には面談など色々と面倒なことがあったけどやはり便利。あの煩わしい入国審査官の質問がないことはこの上なく幸せです。
 空港の外に出たらあれ?涼しい?これは日本とのギャップですね。日本はともかく暑かった。天気予報が全くあてにならない。曇りとあっても雨が降る。雨とあっても雨が降らない。この時期は天気予報不可能のようでした。湿度が高い分、むせるように日本は暑い。NYは湿気がない分、まだまし。
 今日は80℉以上ある猛暑ですが日本の暑さを忘れられない私にはまだまだましな暑さに感じます。段々日が立つとこの暑さもたまらなくなってくるんでしょうけど。しかし、NYのビルの冷房は異常、冷やす過ぎ。外と内の温度差が怖い。
 いいシーズンのNYですが温度差に気を付けないと体調が狂ってしまいます。

New York Walker

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