I-20と学生ビザの有効期間の関係 2018 年 7 月 21 日
学生ビザが有効である限り、(I-20の期間が終わっていたとしても)アメリカの滞在は合法滞在と勘違いされる方がいらっしゃいます。
F1ビザに付随するものがI-20フォームです。I-20は在学期間中は、有効でなければなりません。
I-20の期間はI-20の1ページ目に記載してあります
ビザの期間はビザスタンプに入っています
これら二つの有効期間は必ずしも一緒とは限りません。
たとえば6か月のプログラムに入学したとします。I-20の書類は6か月の期間が記載されています。しかしながらF1ビザは5年間の有効期間をもらえたりするからです。
*学校によっては6か月入学であったとしてもI-20の期間を1年以上にするところもあります。それぞれの学校のポリシーで違います。
F1ビザ保持の学生にとって大事なことは、有効なI-20を保持することです。I-20の期間が切れた場合、以下のいずれかを行わなければなりません。
- I-20の最終日から60日以内に他の学校へ転校する
- I-20の最終日から60日以内にアメリカを出国する
- 今の学校でI-20を延長してもらう(可能な場合と不可能な場合があります)
上記の60日のことをGrace period(グレースピリオド)といいます。入学したプログラムを完了した場合、60日の合法滞在期間がもらえます。
退学になったりした場合は60日はもらえず、他の学校へも転校はできません。
Grace periodの60日の間に、転校の手続きを行わず、そのままアメリカに滞在した場合は違法滞在となります。
現在のプログラムを終了してまだアメリカで学業を続けたい場合は、プログラムを延長して有効な期間のI-20を学校から取得してください。必ず最新のI-20を自分で保管してください。
ニューヨークイングリッシュアカデミーの延長手続きは以下です。
- 次のプログラムの申込書に記入する
- 銀行残高証明書を用意する
- 次のプログラムの支払いを行う
仮にビザがアメリカ滞在中に失効したとしても有効なI-20を持っている限り、アメリカ国内の滞在は合法滞在です。違法滞在にはなりません。
ただし、一旦アメリカを出国してまた再入国をする場合は、有効なビザが必要となりますので、ビザの延長手続きが必要です。
ビザの延長申請はアメリカ国内ではできませんのでアメリカ国外もしくは母国に戻って手続きが必要となります。
ビザ延長申請に必要な書類はそれぞれの学校へお問い合わせください。
ニューヨークイングリッシュアカデミーでは成績表、学校からのLetterなど延長申請に問題ないように書類の準備を手伝います。
I-20 Formの取得方法とビザ申請の流れ 2018 年 7 月 21 日
学生ビザが必要な場合のプログラムの週あたりの時間数は?
基本的に週18時間以上のプログラムに入学する場合は、たとえ短期間であっても基本的には学生ビザが必要です。
学生ビザは、あなたの国のアメリカ大使館で申請しますが、申請においてはI-20(Certificate of Eligibility)というフォームを入学する学校から発行してもらう必要があります。
このI-20フォームを発行できる学校は、アメリカのSEVPで認可を受けている学校です。
このサイトから入学予定の学校がSEVPで認可を受けているかどうか確認してください。
https://studyinthestates.dhs.gov/school-search
City, State, Zipコードを入れると認可された学校がリストされます。ニューヨークイングリッシュアカデミーは、PC TECH USA & YOU-RI INC d/b/a New York English Academy でリストされています。
もしプログラムが週18時間未満のコースに入学した場合で90日以内に終了する場合は、学生ビザの申請は必要ありません。ESTAで渡航してプログラムを受講できます。
学生ビザに必要なI-20フォームの取得方法
週18時間以上のフルタイムプログラムに入学します。入学に必要な書類はそれぞれの学校へご確認ください。
ニューヨークイングリッシュアカデミーでは以下の書類が必要です。これらの書類は、メールでお渡ししています。
- 入学申込書(Enrollment Agreement)
- I-20 申請書(I-20 Application form)
- パスポートコピー
- 銀行残高証明書
- Affidavit support form(もしスポンサーがいる場合)
入学に必要な書類がそろったら学校へ提出してください。学校がI-20フォームを発行します。学校からそのフォームを受け取ったら、学生ビザをアメリカ大使館へ申請します。
I-20 フォームが届いたら、1枚目の生徒のサインの箇所にサインをしてください。
学生ビザの申請方法について
申請手順は以下です。https://jp.newyork-english.edu/f1-visa-process/visa_process.html
- I-20のフォームに記載があるSEVIS IDと学校のSchool Codeを基にDS-160をアメリカ大使館のサイトで作成する。
- ビザ申請料とSEVIS Feeを支払う
- 必要書類を準備して大使館のウェブサイトで面接日程を確定する
- 面接を受ける
- ビザスタンプが入ったパスポートを受け取る
- プログラム開始前に渡米
ニューヨークイングリッシュアカデミーのビザサポートについて
ご希望により、作成したDS-160のチェックを行います。
また面接のときの回答の仕方、予想される質問など細かいアドバイスを行います。
学生ビザは面接が終了したらその時に、合格か不合格か言い渡されます。
ビザの期間はI-20の期間しかもらえなかったり、1年、3年、5年と期間はさまざまでアメリカ大使館が決めるものです。
ビザはパスポートに添付されて返却されます。
ビザにはビザのタイプと期間が記載されます。
留学中は期間が有効なI-20を常にキープしておく必要があります。以下はI-20フォームです。
赤い資格の枠がI-20の有効期間を示しています。
学生ビザとI-20はセットです。必ずご自身で管理してください。
留学先・学校の選び方 2018 年 7 月 21 日
語学留学を検討していれば、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フィリピン、シンガポールなど英語を主に言語とする国が対象になります。
留学を成功させる秘訣は「留学して何を勉強したいのか」「アメリカの大学に行くためにまず英語を上達させたい」「会話力を上げたい」「就職に活かしたい」など自分の留学の目的を明確にすることです。
留学先の選び方はさまざま方法があります。
選び方1:予算から留学先を選ぶ
選び方2:行きたい学校を探して留学先を選ぶ
選び方3:勉強したいプログラムから留学先を選ぶ
選び方4:行きたい国・地域から留学先を選ぶ
留学先の選び方のポイント
- 自分が行ってみたいと思う興味がある国(住んでみたい国)をいくつかリストしてみましょう。
- イギリス英語とアメリカ英語のどちらを勉強したいですか?
もしブリティシュイングリッシュを勉強したい場合は、ブリティッシュイングリッシュを話す国が対象になります。通常はイギリス留学になるでしょう。もしアメリカ英語を勉強したい場合は、一番の留学先候補はアメリカです。 - 国を選んだらその国のどこの地域に留学したいのか絞りましょう。もしくは行きたい学校を探してその地域に留学先を決める方法もあります。治安もチェックしましょう。
アメリカ留学をする場合、ほとんどの方が西海岸(カリフォルニア)か東海岸(ニューヨーク)で検討されます。
たとえばもしも興味がある州などがあれば、その州で希望の学校を探す方法もあります。
以下のポイントも重要です。
- 日本食が手に入りやすいところ
短期留学は良いですが、長期留学の場合は、日本食が全く食べられないととてもつらい方もいます。日本食を食べないとしても食べること・買うことができるチョイスがあるかどうかは大きなポイントの一つです。 - 交通機関が便利か
アメリカは車でしか移動が困難な州がほとんどです。西海岸でも、車がないと移動できない留学先もたくさんあります。
そのような意味ではニューヨーク市は地下鉄・バスが網羅しており、行きたいところや学校への通学は、バス・地下鉄で移動することができます。またニューヨークの場合は、同一料金でどこまで行っても同じです。
4. 学校を選びます
語学学校は大規模校・チェーン校から小規模校までさまざまあります。どちらもメリットデメリットがあります。大規模校はたくさんのプログラムを揃えいる傍ら、料金が比較的高い、またたくさんの生徒がいるため一人一人のケアが行き届かないなどのデメリットがあります。
小規模校は、クラスの先生やスタッフとの距離が近く、手厚いサポートを受けられるメリットがある中、ある国の生徒の比率が高かったりするデメリットがあります。
以下のポイントで学校を選ぶとよいでしょう
- 学校が認可されているかどうか
州の教育庁や認可団体からきちんと認可を受けているかどうかは大事なポイントです。認可を受けるにはカリキュラムの内容、講師の質、授業の質、生徒の管理など様々な視点から査察を受けて合格しているためです。 - 学校の場所は安全か、またアクセスしやすいか
- 環境が良い学校設備・教室なのか
- 口コミをチェック
- 講師はネイティブスピーカーなのか、資格者が教えているのか
学校によっては、英語が第二か国語の講師を雇用している場合もあります。また無資格者が教えている場合もあります。英語を学ぶために留学するわけですから、この点はしっかりチェックしましょう。 - スタッフがしっかりしているか
アメリカでは基本的に自分のことは自分で責任を持たないといけません。たとえば出席率の確認や終了日がいつなのか、学生ビザ保持者であればI-20は有効なのかどうか、などです。
しっかりしたスタッフがいる学校は、学校のほうでも生徒の管理は行っています。 - 学生の国の比率を確認する
日本人の比率を気にされる方は結構います。
ご留意いただきたいのは、日本人学生がゼロという学校はまずありません。
留学の時期によっては日本人の比率は高くなります。また初級レベルに近いほど、日本人比率は高い傾向があります。
ただ日本人が多いからと言って英語力がアップできないのか、というとそうではありません。
いつも日本語ばかりを話したり、インターネットも日本語サイトばかりみているとすると、たとえクラスに日本人学生が一人もいなくても英語力は向上しないでしょう。
ですが、その学校自体ほとんどが日本人だったという話は聞きます。
学校に通っている学生の国籍率を確認するとよいでしょう。 - 長期留学の場合は、I-20を発行できる学校か
長期で留学する場合、もしくは週あたり18時間以上のフルタイムプログラムを受講する場合は、学生ビザが必要です。
学生ビザ申請に必要なI-20が発行できる学校かどうか、確認しましょう。
これらのポイントを押さえて留学先・学校を検討すれば大きな間違いはありません。
留学ではいろいろな国から来たクラスメートと出会い、知らなかった文化を学ぶことができます。
どんな場所を選んでも留学の経験は、自分の視野を広げ、将来の自分に大きく役立つことでしょう。
留学の注意点 その44:60 days grace period 2018 年 6 月 24 日
60日のGrace periodについて、I-20をキープするF1ビザの学生は知っておいてもらいたいもの。
F1ビザを持っている生徒さんからよく聞かれる質問は
「60日のGrace periodがもらえますか?」です。
Grace periodというのは、プログラム終了後60日間の合法滞在です。この間に、生徒は他校への転校手続き、もしくはアメリカを出国しないといけません。
F1ビザの生徒が結構勘違いしているのは、60日のGrace periodは有効なI-20を持っていれば必ずもらえるとおもっていることです。違います。
誰でも60日の合法滞在がもらえるとは限りません。60日のGrace periodがもらえるのは以下の条件を満たしている場合です
Programをきちんと終了した。→ 成績もFailではなく、出席率も満たして終了しているという意味です
例えば、12週間のプログラムを申し込んだとします。その途中で例えばほかの学校へ転校をするとします。
転校は可能ですが、この場合プログラムを終了してはおらず(途中退学ですから)、60日のGrace periodはもらえません。
この場合は15日だけが合法滞在となります。この間にアメリカを出国するか、もしくは転校手続きを済ませて次の学校の一番早い開始日からプログラムを始めないといけません。
もし出席率などが足りず、学校からI-20をTerminateされた場合は15日さえももらえません。
60日のGrace periodというのはバケーションという意味ではありません。
プログラムを終了した後、この期間中に次の学校でのプログラムを開始する手続きを完了する準備期間、もしくはこの期間中にアメリカを出国する期間、ということです。
F1ビザで滞在されている学生さんは、Statusのメンテナンスはきちんと自己責任で行うことが大切です。(→主には出席率です)
また基本的にF1ビザの学生は就労はできませんのでご注意ください。
ちなみに同じ学生ビザでもMビザのGrace periodは60日ではなく2週間程度です。
また、学校提出の書類のサインです。
留学エージェントを通して留学している学生さんもたくさんいます。日本はとくに留学エージェントを通して来られる方が多いみたいですね。
学校の入学書類を留学エージェント側が代理でサインしたりしていますが、これもNG.
入学書類に必要なサインはすべて生徒本人のもの、とはっきり言われています。
当校の日本からの学生さんはほとんどが学校と直接やり取りして留学されてありますのでこの点は大丈夫だと思いますが、、、。
アメリカでのサインは本当に大事です。後で問題になることがあるかもしれませんので、サインの箇所は内容を確認した上で、必ず生徒さん本人がするようにしましょう。
違法滞在について最近すごく厳しくなってきています。
ESTAで来られる生徒さんは、滞在できる日数は90日です。それ以上に滞在すると違法滞在となり、しっかり当局のレコードに残ります。
違法滞在のレコードがあってのビザの申請は却下される可能性も非常に高いです。
十分にご注意ください。
ニューヨーク語学留学なら:New York English Academy
留学の注意点 その32:転校するときに必要な書類 2015 年 2 月 6 日
アメリカでは、語学学校の転校はポピュラーです。
転校手続きは、前からブログにも投稿しているように、生徒さん自身で手続き可能です。
■ 転校手続き
1.プログラム終了前に、同じ学校でプログラムを延長するか、転校するか決定する
2.転校を決めた場合、次の転校先の学校を決める
3.転校先の学校で入学手続きを進める
4.今の学校に必要書類を提出する
5.今の学校があなたのSEVISレコードを次の学校にSEVIS上で移動する
というもので、難しいことではないのですが、さて、今回起こったトラブルです。
■ 書類の出し忘れでStatusがCompleteになってしまった!
今の学校が次の学校へあなたのSEVISレコードを移動させるのに必要な書類は
基本的には転校先のTransfer form と Acceptance letter です。
プログラムを終了した生徒が、Transfer formを学校に提出しました。スタッフは必要事項を記入、その生徒に書類を手渡しました。
「Acceptance letterを後日提出してください」と念を押されていたにもかかわらず、Acceptance letterを提出しなかったため、プログラム終了から60日以上が過ぎてしまい、Statusがアウトになってしまうトラブルがあります。
以前からブログでもお伝えしていますように、プログラム最終日から60日(当校の場合I-20の最終日はプログラム終了日です)はGrace Period(グレースピリオド)に入り、
生徒はこの期間に転校するか、アメリカを出国しないといけません。
SEVISのStatusは61日目に自動的に Active から Complete に変更となります。 Completeになったら学校はもうどうしようもありません。
次の学校で、USCISに手数料を払ってStatusのReinstatementを行うことになります。
■ なぜAcceptance letterがないと転校手続きが終わらないの?
転校先のTransfer formにはほとんどの学校が以下のように注意書きを記載しています。
”Acceptance letter(入学許可証)を受け取るまではSEVISのレコードを転送しないでください。このTransfer formは入学の許可証ではありません。”
この注意書きがあるので、今の学校はTransfer formとAcceptance letterがそろわないとレコードを転送しないのです。
入学申込書を記入し、支払いが終了して転校手続きが次の学校で終わっていても、レコードが次の学校に移っているかどうかは書類をきちんと渡しているかどうかになります。
丁寧な学校であれば、入学手続きが終了しているにもかかわらず、SEVISレコードの転送がない場合、今まで通っていた学校にコンタクトして確認してくれることもあります。
ですが、すべての学校がそこまでフォローするとは限りません。
NYEAでも他校からの入学が多々あります。
入学手続きが終了した後、Acceptance letterを発行しますが、かならずこのAcceptance letterとTransfer formを今まで通っていた学校に提出するように念を押しています。
当校では仮にレコードが当校に転送されて来ない場合、その学校へコンタクトをとっています。
転校手続きは難しいものではありませんが、もしくは次の学校・今の学校のスタッフにステップを必ず確認しましょう。
ニューヨーク留学なら:New York English Academy
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