カテゴリー:ニューヨーク情報
汚名返上
JFK空港からアメリカに入国する場合は、設置されている自動キオスクを利用して、入国することができます。
CBP(Custom Border Protection)が始めたプログラムです。
パスポートや永住権をキオスクのタッチスクリーンで入国審査・税関申告を行います。プロセス完了後は、旅行者は機械から発行されるレシートを受け取り、選別・または無作為の再審査に呼ばれない限り、簡単なOfficerからの質問後、手荷物受取所・ゲートへ出ることができます。
(入管での写真撮影は禁止されているので)キオスクの写真はこちらをクリックしてください
■ Automated Passport controlのAdvantageは?
– 従来のパスポートコントロールラインに並ぶ必要がなく、出口までの時間が早い
‐ 税関申告書を記入する必要がない
■ 利用条件
– 米国もしくはカナダのパスポート保持者。
‐ グリーンカード保持者
‐ ビザ免除プログラム対象の国民。
事前にESTAで渡航認証が行われている、もしくは2008年以降にESTAによる渡航認証で入国した経緯があること
日本からESTAで来られる旅行者の皆さんは事前登録が必要になります。ビザで渡航される方はまだパスポートコントロールでの入国です。
■ 入国審査が楽になったのかなあ・・と期待していたのですが、、
最近入国審査を受けました。この話を聞いて、長蛇の列に並ぶことがなくなったのかとウキウキしていたのですが、今日のブログの下線の部分、、
選別・または無作為の再審査に呼ばれない限り、
にどうやら、なぜか当たってしまったようです。。
キオスクで情報をスキャンしました。出てくる質問にそれぞれ答えていくと「処理完了」とでて、言われていた通りレシートが発行されてきました。
発行されたレシートを見て、あれ????? なぜか私の情報の箇所にバツ印が。
近くにいたUS Immigrationの職員に「これでいいの?」と聞くと、「問題ないよ、そのままOfficerの面接に行ってください」と言われます。
なんで、×がついてるのかなあと思いつつ、入国審査へ。他の渡航者を見ると、彼らのレシートにはバツ印がない。
他の渡航者は1-2つ質問された後、指紋や顔写真のスキャンもなく、ゲートへ行っています。
自分の番になり、審査を受けました。他の渡航者と違って、なぜか質問だらけ。
いろいろ質問された挙句、指紋も顔写真も撮られてなぜか別室へ連れていかれました。
例のごとくその別室には、オフィサーと押し問答する渡航者、何時間も待たされているような渡航者が。
まずいことになったなあ、、、と思っていたら15分後名前を呼ばれて あっさりゲートへ出してくれました。
「なにかまずかったんですか」と聞きましたが、「さあ、、わからないよ」
おそらく「無作為の再審査」に当たってしまったんでしょう。
入国審査を受ける機会が多くなるとどうしても身構えてしまいます。ビザがあるからといって、かならず入国できるわけではないのです。
アメリカにESTAで旅行される際、90日は超えないように、また違法行為でレコードが残るようなことは絶対しないようにしてください。
次の入国の際にトラブルになります。ご注意ください。
———————————-
昨年12月にポストした「JFKでの入国審査」につづく追記です。8/3/15
半年前に書いた記事からの更新です。
JFKについて、昔だったら入国審査の後問題なくゲートに出ることができていたのに、昨年以来今まで4回の入国は必ず別室行き。
最初の1-2回は、「無作為の審査」に呼ばれたんだろうと思っていましたが、3回目はさすがにおかしいと思い始めました。
なぜ私のレシートにバツ印がついていたのか?
理由が判明しました。
なんと別室行の理由は、私の名前が「リストアップされている危険人物に似ている」(要するにテロリスト??)という理由でした!
■グローバルエントリー
ところで話は変わりますが、グローバルエントリーと言うのをご存知ですか?
グローバルエントリーとは、要するに、毎回の入国審査をスキップすることができる特別な許可証です。
この特別な許可証を得るためには 事前にアメリカ政府に申請して書類審査に合格したうえに、面接を受ける必要があります。
面倒くさいのですがこれにパスすれば、毎回入国するときの入国審査はスキップ。特別なゲートからそのまま空港を出ることができるので、飛行機がおりて10分以内にはもう空港を出ることができます。
FreequentのFlierには、本当にありがたい話です。
■名前を変えろと言われ・・
この別室行きを避けるためにこのグローバルエントリーの申請をしたのですが、書類審査の時点で却下。
別に犯罪歴も違法滞在レコードもないのに・・・。理由は、「Other circumstances that indicate to CBP that you have not qualified as “low risk.”」
要するに、「入国するときにリスクが低くないとみなされている」いわゆる、言ってみればテロリストとも考えられる、というわけなのです。
旅行者のデータを政府がリストする「危険人物」と照らし合わせ、疑問がつくレコードには、マークをつける。マークが付けられた渡航者はスンナリ入国ができず、別室でダブルのチェックを受ける、というわけです。
自分のレコードに一旦マークがつくと、これを修正するのは至難の業。私の場合は半年かかって、オンブズマンのデータを修正しました。
7月に入国する際、「データも修正完了しているから」と思って入国すると、またまた別室行き。そのデータが反映されてなかったようです。
さすがにたまりかねてオフィサーに聞いてみました。「入国するたびに毎回ここでダブルのチェックを受けないといけないんですか?」
オフィサーの回答は、「フラストレーションはわかるけどコンピュータがヒットする限りダブルのチェックは免れない。嫌だったら名前を変えるしかないね」
「名前を変えろ」とはなんと横暴な・・・。。。
■半年かかって汚名返上
オンブズマンのレコードの修正が終わったところで、再度グローバルエントリーに申請。回答に時間がかかったものの、ようやく書類審査はとおり面接を受けました。
3週間たったころ、グローバルエントリーのIDがワシントンから郵送されてきました。こんな質が悪いカードに3週間もかかるのかとも思いますが、なにはともあれ、これでようやくアメリカの入国にストレスがなくなった・・・(ホっ)
————————————————-
このグローバルエントリーは毎月3000-4000人が却下を受けているといいます。もちろんアメリカが申請を無料にするはずはありません。一回の申請に100ドル。勝手に渡航者をテロリスト扱いにした挙句に、レコードが間違ってても返金なし。
データが間違っていたことを詫びるなんてとんでもない。「データの修正をしました。しかしながらランダムにチェックをするため、必ずなにもなく入国できるというわけではありません」という手紙の内容です。
「コラコラ、ちがうでしょ」と手紙を見て思わず言いたくなります。
この不合理な制度で泣いているのは外国人ばかりでなくアメリカ人も被害にあっているようです。
アメリカ政府はこのグローバルエントリーの申請から、毎月少なくとも却下の人数の3千万は収入を得ています。合格している人もいるわけですから、1か月で5千万から6千万は収入になっているわけですよね。
しっかりアメリカの財源です。
私の場合申請は2回しましたから、200ドル払ったわけですよ。しかも、その間違ったレコードを修正するために弁護士まで雇い、その費用まで。
相当納得がいきません。
ESTAで入国する方でたまに別室行だった、と聞くことがあります。入国審査の質問には、きちんと答えることが大切。間違っても「いつ帰るかわからない」といったような不法滞在をほのめかす回答、学生ビザでの入国なのに「働きたい」といった不法就労の回答は絶対にNG。
入国審査官は、強制送還をさせる権限を持っています。日本のパスポートを持っているからといって必ず入国が保障されているわけではありせん。
当校に日本から留学してくる生徒さんは必ず入国する前に注意点をお知らせしています。フライトスケジュールが決まったら教えてください。
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