カテゴリー:ニューヨーク情報
Gratuity(グラジュイティ)とレシートに記載されていたら?
ニューヨークは世界各国から人が集まっています。移民のるつぼと言われるこの街、世界の分化が入り乱れているところです。
一つの楽しみは世界の食文化に触れることができる、ということ。
日本食はもちろん、南米・ヨーロッパ・アジアのたくさんのレストランがあります。せっかくだからレストランをまわって世界の料理に触れてみるのも滞在期間中の楽しみです。
ヨーロッパではチップ制度はすでに廃止になりましたが、アメリカではまだチップ制度があります。Webを検索するとチップに関してたくさんの情報が公開されているように受けたサービスの15-20%を払うのが普通です。
計算方法は、簡単にTAXを倍にしたもの。「ダブルタックス」です。ニューヨークのTAXは8.875%なので、Taxをかけたものがおおよそのチップの値段です。
*たとえば、レストランで100ドル分飲食したら、TAXは約9ドル。9ドルを倍にした18ドルがチップとなります。
さて、今日の話題はGraduity(グラジュイティ)。Graduityとは要するにチップの意味です。
食事が終わって「Check please」と言えば、レシートを持ってきてくれます。その金額を見て、普通はチップはお客さんがいくら払うか決めるものです。
でも高級なレストランに行くと、すでにチップの料金が計算されてレシートに入っている場合があります。
それがGraduity。Tipとは記載されずにGraduityと記載されています。
意味が分からない外国人は、すでにチップが計算されているにもかかわらず、TAXの2倍の金額を上乗せすることもしばしば。
要するにチップの二重払いです。
ニューヨークで数件の日本食レストランはチップ制度を廃止にしてちょっと話題になりました。レシートに「従業員は十分な給与を払われているのでチップは必要ありません」と記載されています。
日本はチップの習慣がもともとないのでこういった大胆なことができるのですが、チップはウエイターやウエイトレスにとっては大事な収入源。ニューヨークでもほとんどのレストランはチップの支払いが必要です。
チップを払わなくていい店、すでにチップを計算してレシートを出してくる店、いろいろあります。
支払いをするとき、レシートはしっかり確認をしましょう。
ちなみにニューヨークのTAXは約9%なので、チップはダブルタックスの計算が簡単と記載しましたが、他州ではTAXのレートは違いますから、食事の15-20%の計算が必要です。
チップが少ないと、下手をすると追いかけてくるウエイトレスもいます。ご注意!
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