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New York English Academyブログ New York Taste <ニューヨーク テイスト>


ストレス発散法 2015 年 2 月 10 日

海外に住むとストレスの連続。海外旅行だと何も感じないけれど住むとなるとこれはまた別の話です。

留学生の皆さん、ストレスあったりしますか?
中々言いたいことを伝えることができない環境です。ストレス解消に映画を見てもさっぱりわからなくてさらにストレス、、ということもあるでしょう。
または食べ物が合わない、など?

さて、今日はそんなストレスのお話です。 世界で権威があると有名な「アメリカ心理学会」(APA) ストレス解消のポイントがありました。

ダントツに効果があるのは エクササイズ。運動です。すぐに効果があるそうです。また長く続くストレスにも耐えうる脳を作ってくれるとか。ハーバード大学のタル・ベン・シャハー教授いわく「運動をしないのは憂鬱になる薬を飲んでいるようなもの」だそうです。

なんでも20分運動すると、

  • 脳を育てる奇跡の物質BDNFが出る
  • 認知と注意力を高めるドーパミンが出る
  • 気分を高めるノルアドレナリンが出る
  • 抗うつ効果を持つセロトニンが出る

だとか。

2番目は瞑想。ヨガでしょうか。血圧を下げてストレスホルモンを減らし、ネガティブな感情も消してくれるそうです。

3番目以降は以下の方法。

3.読書
4.音楽
5.散歩
6.友人や家族と時間を過ごす
7.マッサージ
8.お祈り

ストレスがたまったら、ゆっくりした時間を過ごす、、読書をしたり音楽を聞いたり、エクササイズをして、自然の中を散歩しながら家族や友人とおしゃべりする、、、ということをすればストレス知らず!ということになりますね。

APAによるとストレスを感じた人はこんな対処法に陥っているようです。

  • ギャンブル
  • ショッピング
  • タバコ
  • やけ食い
  • テレビゲーム
  • ネットサーフィン
  • テレビを見る
  • 映画
  • アメリカにはAnger roomといって怒りを思いっきり爆発させる部屋があるそうです。これはれっきとしたビジネスだそうで、訪れたお客さんにバットやゴルフクラブなど渡し、部屋の中で思いっきり暴れてよいらしい。ルールはヘルメットと防護ゴーグルを着用することと時間厳守ということ。

    確かに発散はできそうですが、これもまた暴力的で結構怖いですね。でも実は今私はそこに行ってみたい・・

    こんな感じだそうです

    さて、学校のスクールディレクター、フランクにストレス発散方法を聞いてみました。

    「How do you release your stress?」

    「Plenty of sake!! 」日本酒とお箸が好きなフランク、聞くまでもありませんでした。すぐに「No actually, I like to take walks, just to get out.  That always relaxes me. Even when I was a child.」と言い直してはいましたが・・・

    一番怖かったのはデイビッド。
    机の上に小さなボールがあるのを見つけました。
    ストレスを感じたらそれをムギューーーっと力いっぱい握りしめることだそうです。
    ミシェルが「That ball soon will be destroyed 」(もうすぐあのボールは壊れるわよ)とさらに怖いことを言っていましたが・・・・
    数日前デイビットの机を見た時はそのボールはすでにありませんでした・・

    さて、皆さんのストレス発散はどんな方法ですか?

     

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    アメリカのカルチャー エンターテイメント 2015 年 2 月 3 日

    さて、昨日のスーパーボウル。最後にシアトルシーホークスが逆転勝ちかとおもいきや、ペイトリオッツがインターセプトして2年連続の優勝にはならず。
    逆転まであと1メートルもなかったのに、シアトルシーホークスのファンにとっては目が点になる瞬間だったのでは。
    私もシアトルシーホークスの逆転で終わりかあ、と思ってみてましたが、勝負はやはりわからないものです。

    先日、アメリカのカルチャーでちょっとビターなお話をブログしました。アメリカのBureaucraticはすごいものです。日本の「公僕」という言葉はありません。公務員は国民の税金で食べさせてもらっているのに、というコメントを日本ではよく見ますが、アメリカでは皆無。
    ”You can’t fight City Hall.”という、有名なイディオムがあります。
    政府・官僚と対決しても意味はないよ、彼らは自分たちのルールを突き通して絶対に折れることはないから。というイディオムです。

    こんな融通が利かない官僚主義もアメリカの文化の一つであれば、エンターテイメントもアメリカの文化の一つだと感じます。

    ビッグイベントには必ず有名な歌手がでてきて派手にセレモニーを行う。昨日のハーフタイムショーもすごかったですね。

    Katty Perryが金色のライオン?で登場してくる、空は飛ぶ、花火はあがる、紅白の目玉の小林幸子さんも足元にも及ばないような演出でした。

    騒いでワイワイ派手に演出する、という裏側にはきちんと「強いアメリカ」も演出しています。
    試合前には必ず国歌斉唱があり、アメリカの国旗の下に集う、というシーンが必ずあるのです。

    そして、必ず軍隊がでてきます。国民は戦地に行っているアメリカ人の映像を見て大きく拍手激励をします。

    アメリカのために闘っている国民にもRespectの払い、アメリカが世界で強い国であることをエンターテイメントを通してアピールしている、というのもアメリカの特色ではないかと感じます。

    日本ではそんなシーン見ませんね。日本とアメリカの違いを大きく感じるシーンの一つです。

    ———————————————-

    ところで、昨日のCM合戦。インターネットでCMのビデオ流れてますね。

    バドワイザーのCMには今年もホンワリきましたが、皆さんはどのCMが良かったでしょうか?

     

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    今日はスーパーボウル ニワトリにとってはブラックデー 2015 年 2 月 2 日

    さて、今日はアメリカの大イベントの一つ、スーパーボウルの日です。

    今年のスーパーボウルの主催州はアリゾナです。昨年の覇者シアトルシーホークスVSニューイングランドペイトリオッツ。
    昨年のスーパーボウルは、あっさりとシアトルシーホークスが勝ってしまいました。
    昨年、試合の翌日にデイビッドが、「け!すこぶるつまらんスーパーボウルだった」と言っていたのをよく覚えています。

    さて試合の結果は今日の夜として、このスーパーボウル、毎年視聴率は40%以上。視聴者は1億6千万人から8千万人。アメリカ人の二人に一人は絶対に見ているわけで、アメリカの最大のお祭りなわけです。ちなみに聞いてみると、感謝祭、クリスマス、スーパーボウルがアメリカの年間3大イベントのようです。

    ■ニワトリにとっては不運な日

    スーパーボウルの前日は、ビールやおつまみ、食料を買い込み、どっさり買い込み、家族や友人と集まってワイワイガヤガヤ。テレビの前で熱狂しながらこのスーパーサンデーを楽しみます。日本で言う年末年始のようなものでしょうか。
    ちなみにアメリカでは年間250億ほどのチキンウィングが消費されるそうですが、このスーパーボウルの日はそのうちの12.5億が1日で食べられてしまうとか。

    感謝祭が七面鳥にとってブラックデーなら、ニワトリにとってはスーパーボウルの日がブラックデー。
    感謝祭ではターキーパードンといって大統領が45000羽の中から2羽の七面鳥を恩赦して救うんですが、ニワトリは救わないんですねえ・・

    ■この日はCM合戦

    ニューヨークでは6時から試合が始まりますが、昼の1時からスーパーボウルに関するテレビが始まり、お昼には街はゴーズトタウンになります。ニューヨークに限らず、この日は何かしらのイベントが開催されることはありません。なぜなら、この日はアメリカ人は家にいるか、スポーツバーにいるか。イベントをやっても来ないからです。

    アメリカではスーパーボウルのゲームに熱狂するわけですが、もうひとつテレビのCMも熱狂の一つです。この日のCM枠は世界一高額なことでも知られており、テレビ局の広告収入は2億ドルを超えると言われます。なんと30秒枠で3-4億だそうです。

    スーパーボウルの中継の合間に流れるCMはどの企業も趣向を凝らして流します。
    今年はどの企業のCMが一番面白かったなどの投票もあるくらいで、今日のNY1にも今年のCM合戦についてニュースされていました。

    会社ではどのCMが一番だったか、どっちのチームが勝ったかなど賭けをすることもあるそう。
    さてどこのCMが今年は投票を集めるのでしょうかね?

    明日、2年連続して「すこぶるつまらんスーパーボウルだった」とデイビッドが言わなければよいのですが・・

     

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    アメリカのカルチャー ちょっとビターな話かな? 2015 年 1 月 28 日

    さて、プログラムではアメリカのカルチャーを学ぶために金曜日は課外授業になっています。

    日本の文化と言えば?
    料理ひとつとっても、日本料理は、「和食」としてユネスコ(国連教育科学文化機関)が2013年12月4日、アゼルバイジャンのバクーで開いた第8回政府間委員会で無無形文化遺産に登録しました。「和食」の食文化が自然を尊重する日本人の心を表現したものであり、伝統的な社会慣習として世代を越えて受け継がれていると評価されたとネットにもあります。

    ではアメリカの文化は?移民のるつぼであるアメリカは、色々な国の文化が入り込み、なかなか思いつきません。
    食文化をとっても、フランス料理、イタリア料理、日本食といったような、いわゆる、これこれ!といった「アメリカ料理」というのはないように思います。

    さて、今日のブログ、アメリカの文化。

    先日、久しぶりに映画を見ました。デンゼルワシントンのFlight。旅客機の機体のトラブルから飛行機が墜落してしまうのですが、凄腕のパイロットのデンゼルワシントンの飛行技術によって数名の死者を出しただけでほとんどの乗客が助かります。
    ところが、この凄腕のパイロット、アル中でしかも麻薬にも手を出しているという映画。墜落したその飛行中もウォッカを飲んでいました。
    その後、公聴会が開かれ、アルコールに手を出していたかいないか、のポイントで、デンゼルワシントンが終身刑になるか無罪放免になるか、話がながれます。最終的には、本当のことを言って彼は終身刑になるわけですが。

    この公聴会のシーンは、2010年のトヨタの大規模リコールで起こった「トヨタ社長の公聴会」を思い出しました。タカタのエアバック問題もそうです。

    高い檀上に10名ほどのCommissionerが座り、弁明側はその一段下に座ってまるで罪人扱い。
    無罪放免になるか、大罪人になるかはこのCommissionerたちの判断次第です。

    こんなシーンは、実は身近にあります。
    空港のImmigrationで先日別室連れていかれたことをブログにしましたが、Officerは高い檀上に座ってデータをチェックし、入国者は呼ばれるまで何時間も待たなければなりません。
    呼ばれ方もたとえば「伊藤!」「フェルナンデス!」とかMs.Mr.をつけずに呼び捨てです。

    学生ビザを発給する教育機関もAccreditationをとらなくてはならなくなりましたが、当校がAccreditをとったACCETも、10名ほどのCommissionerがいて多数決のVoteによって可否が決められます。これらCommissionerをどこまでこっちの味方につけれるかで、天国と地獄が決まります。
    ニューヨークでも、当校の生徒が転校していった先の学校のいくつかは、Accreditationをとれなかったようです。

    アメリカのカルチャー。

    明るく楽しく自由なように感じますが、大事なことに限っては、日本のようにグレーゾーンですませることはありません。

    勝てば官軍、負ければ賊軍。そんな言葉がしっかりあっています。

     

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    今日はMartin Luther King Day 2015 年 1 月 19 日

    昨年末から、日本語サイトは2015年用に修正をしており、その間ブログもお休みになっていました。
    久しぶりのブログ投稿です。年末から今月中旬まで日本に滞在、先週ニューヨークに戻ってきましたが、やはりこの季節、ニューヨークはすごく寒いです。

    「日本とニューヨークとどっちが寒い?」とよく聞かれます。「日本は湿気が高いから、ニューヨークと比べるとそれなりに寒いと思う」と答えていましたが、やはりニューヨークのほうがダントツに寒いです。

    さて、今日は、マーティンルーサーキングデー。

    アフリカ系アメリカ人に対する人種差別を語るには欠かせない人物、「キング牧師」。
    あの有名な「I Have a Dream」(私には夢がある)のスピーチを行った人です。1964年10にノーベル平和賞を受賞。

    今日はキング牧師を偲ぶアメリカの祝日です。
    実はアメリカの国民の祝日で人物の名前がついてるのは、たったの3人だけ。
    初代アメリカ大統領のジョージ・ワシントン、アメリカ大陸を発見したコロンバス、それとキング牧師。キング牧師はその3人のうちの一人です。

    キング牧師だけでなく、奴隷解放をしたリンカーン、マルコムXなど人種差別撤廃運動の歴史を長く持つアメリカですが、人種のるつぼといわれるだけあって実は人種差別は残っています。
    最近のニューヨークで言えば、エリックガーナ―氏の事件による白人警官の不起訴など。

    基本的に単一民族の日本ではあまり感じませんが、留学中に不快感を味わった方もいるかもしれません。ただ、日本で常識・当たり前と考えられていることも
    よその国では常識外れと考えられてしまい、そのような態度をされることもあります。
    アメリカで生活する上では、アメリカの常識をまず理解することも大切です。

    ■ 日本とアメリカの違い(例に挙げると)
    1.レストラン・バーはすべて禁煙。
    喫煙している人はあまりよい目で見られません。

    2.車いすなどを使われている身体障碍者がいれば、公共への乗り物は第一優先。
    先に押し分けてでも乗ろうとすれば罵声がとんできます。

    3.むやみに子供の頭などたたくと逮捕。
    たとえば子供を車内において買い物をしようとすれば、逮捕につながります。深夜子供を置いて外に出るのもNGです。

    4.アメリカはいまだチップ制 タクシーは15%、デリバリーを頼んだら2-3ドルはチップを払います。

    5.Lady first。(レディファースト)
    エレベーターに乗るにも女性がいれば、女性が先。年配者や子供がいれば先に譲るのが普通です。

    アメリカの常識を知ったうえで生活していけば、不必要な差別も受けることは少なくなるのではないかと思います。

    ちなみに、メキシコ人を「Mexican」というのは少し差別のニュアンスを含みます。ヨーロッパからの人をEuropian、アメリカ人をAmericanと呼ぶのだから、メキシコ人もMexicanでよいと思いがちです。
    ですがその言葉の裏にあらゆるニュアンスや経緯も理解する必要があります。

    メキシコから来た方をを呼ぶ場合、「Latino」と呼んだほうが無難です。

    Negro → African American

    white → Caucasian

    Indian → Native American

    Eskimo → Inuit

    知らず知らずに自分が差別を受けるような単語を使ったりしていませんか?今日の祝日にちょっと思い返してみては?

     

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    ロックフェラークリスマスツリー点灯式 2014 年 12 月 4 日

    昨日はロックフェラーセンターで毎年恒例のクリスマスツリー点灯式でした。高さは26mほどあり45000ものLEDライトで9時ごろ点灯です。

    Thanksgiving ホリデーも終わって、家庭でかざるクリスマスツリーのモミの木も街頭に売り出されています。

    この点灯式を見ようと、観光客や学生が大勢朝から詰めかけます。列を作って夜の9時まで待つのですが、
    でも点灯の瞬間を見れるのはツリーの周りで待っていた人たち。なかなか「その瞬間」を見るのは難しいようです。

    この点灯式で困ることは、トイレに簡単に行けないこと。
    朝から寒い空の下で待つので、トイレに行きたくてもこのニューヨーク、なかなかトイレができる場所がありません。

    また人混みがすごくて点灯式が終わった後の帰宅が困難。電車に乗るのも一苦労、タクシーをつかまえることも難しくて、
    帰宅が遅くなる人もたくさんです。

    そんな不便なことを除けば、この点灯式もニューヨークのクリスマスシーズンのひとつのイベントです。
    クリスマス一色のニューヨークですね。

     

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    2016年からニューヨークの名物 「馬車で観光」がなくなるかも? 2014 年 12 月 3 日

    今日のブログは最近のニューヨークのニュースです。

    156年近く続いているニューヨーク市の馬車での観光に、デ・ブラジオ市長は猛反対。
    『ニューヨークの街、大都会に馬車が走るのは合点がいかない、廃止するつ もりだ。』と馬車廃止運動の先陣を切っています。
    馬車廃止問題は過去にも取り上げられたことがありましたが、観光地のニューヨークとしては財源のひとつ。なんだかんだと継続されてきました。

    ■ 馬車存続の反対の理由は、「動物虐待」

    観光馬車の馬は街の騒音や道路を歩くように飼育されておらず、猛暑の折など馬にとっては過酷、という理由です。

    そのまま言葉通りとれば、「動物愛護」なのですが、実はこれにも裏話があり。

    このブラジオ市長の主張に続くのは、動物愛護団体。
    市長が選挙の時に、「馬車を廃止し、電気自動車に切り替える」との公約を掲げて、動物愛護団体の指示を得たものです。
    実はこの動物愛護団体は20億の寄付金を調達しているといわれており、ブラジオ市長はこの団体から選挙活動として1億3000万ほどの寄付をされたと言われています。

    これに対して馬車存続賛成派は、当然、全米で1200名をこえる馬車のオーナーたち。
    馬はきちんと世話をされていて馬車に対する規制も細かく厳しいと反論します。
    ニューヨーク市ではこの法律が通ると400人ほどのニューヨーカーが職を失うそうです。

    「馬はペットではなく、労働用の動物で古来から世界中で活躍している。馬の仕事を奪うべきでない!」

    うーむ、馬の仕事を奪うという見方もあるのか、、、と思わずうなってしまいます。

    ニューヨーク州は動物福祉ランキングが全米4位

    実はニューヨークは動物に対しての法律が全米でも5位以内に入る厳しい州。
    例えばニューヨーク市では、
    1.馬は毎年5週間の休みをとり、連続して9時間以上働かせてはいけない
    2.馬、羊、牛、豚などを運搬する鉄道会社、または経営者、業者は28時間から36時間以上の運搬の時は、動物を車両からおろし、5時間おきに休憩やえさを与える義務がある

    など・・・。

    え? 毎年5週間の休みに、連続して9時間以上働かせてはいけない?
    なんだか、ブログを書いている自分のほうが過酷な労働条件では・・・あれ??と、ふと何か頭によぎるものがありますね・・。
    馬より過酷?

    ————————————–

    デ・ブラジオ市長が進める「ban horse carriages」(馬車廃止)。
    クイニピアック大学世論調査研究所の調査によるとニューヨーカーたちは、有権者の3分の2が馬車禁止を望まない、存続賛成派のようです。

    法律が通れば、ニューヨーカーが仕事を失い、観光の目玉が一つなくなる。法律が通らなければ、ブラジオ市長は動物愛護団体からの支援がなくなる。

     

    今日のブログは最近のニューヨークのニュースからでした。

     

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    アメリカ感謝祭 2014 年 12 月 1 日

    1年の中でも大きなアメリカのHolidayが終わりました。今年は27日木曜日から30日の日曜日までの大型連休でしたが、みなさんはどのように過ごされたでしょうか。
    PC TECHのほとんどの生徒は旅行に行くと、スタッフに話をしていたようです。
    マンハッタンでは恒例のMacy’s Thanksgiving Day Paradeもありますね。

    ■ 感謝祭の由来とは

    マサチューセッツ州のプリマス植民地にイギリスから移住してきたビルグリム・ファーザーズ(アメリカに渡ったイギリスのピューリタン(清教徒))が極寒のため大勢の死者がでました。その時、近隣に住んでいたネイティブアメリカンがトウモロコシの栽培知識を教えたことから生き延びることができたことを感謝して食事会を行ったことがそもそもの「感謝祭の由来」といわれるようです。

    現在の感謝祭は、どちらかというと親族や友人が集まり大規模な食事会として考えられていて、クリスマスに並ぶ大切な家族行事になっています。感謝祭では「シチメンチョウ」と「ワイン」が食卓に並びますね。Turkey Dayとも呼ばれます。

    ■ 何故に七面鳥?

    基本的な疑問でなぜ七面鳥をたべるんでしょう。。この感謝祭には45000万羽も七面鳥が餌食になります。
    七面鳥(ターキー)にとってはブラックデー。

    Admin スタッフのMichelleに、「なんで感謝祭は七面鳥なの」、と聞いてみると「うーん、、家族で分け合っても余るくらい大きいから?チキンじゃ足りないもんね」
    Davidに聞くと「。。。考えたこともない」
    Level4クラスの講師のDonnaに聞くと「感謝祭のお祝いのときに有名人がターキーを食べたから、じゃない」

    みんな好き勝手いってどうも釈然としません。結局はアメリカ人もよく知らないんじゃないの。

    またしてもどうでもよいことですが調べてみると、ビルグリムが多く死者を出した際、近隣のネイティブアメリカンがトウモロコシの栽培方法を教えたことでビルグリムはなんとか生き延びれたわけですが、その後の食事会にネイティブアメリカンが持ってきたのが七面鳥だったとか。そんな説もあれば、ビルグリムのイギリス人たちは収穫を祝う際にはカモを食べていたようですが、移住したマサチューセッツにはカモがおらず、それをターキーで代用したとか・・

    結局はハッキリした理由はないようですね。

    ■ 感謝祭は七面鳥にとってブラックデー。45000万羽の中から生き延びるラッキーな2羽の七面鳥とは!

    毎年ホワイトハウスで行われるTurkey Pardon。大統領が2羽の七面鳥を屠殺される運命から恩赦するんです。2匹だけ逃がして、これで45000万羽は食卓行き。
    45000万羽のうちのたった2匹とは・・・と唸ってしまいます。

    選ばれたこの2羽だけは、静かで平和な感謝祭を農場で過ごすそうです。

    ———————————————————————————————-

    ところで、今日のブログに出てきた「ネイティブアメリカン」。「アメリカ人」ではありません。
    「ネイティブアメリカン」は、もとからアメリカに住んでいる「インディアン」のことですね。
    「Are you a native American?」と聞いたりすると、相手も「???」と戸惑ってしまうのでご注意を。

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    ニューヨークの朝はクラクションの嵐 2014 年 10 月 15 日

    「アメリカは車がないと生活していけない」といいます。ニューヨーク市は地下鉄が全米の中でも最も発達している都市で、車がなくてもMetro カード(パス)でおおよそのところは行けます。

    でも他州は、やはり広い。車がないと身動きがなかなかとれません。西海岸からの転校生は車がないと学校に行くのも不便だったと言っていたことを思い出します。

    そこで、今回はアメリカの運転マナーランキング。ちょっと調べてみました。

    1位!ルイジアナ州。違反チケットの数、交通ルールを知らない、ルールに従わないなどこの州は毎年ワーストランキングにはいるそう。。
    2位:サウスカロライナ州
    3位:ミシシッピー州
    4位:テキサス
    5位:アラバマ

    だそうです。10位まで見てみましたが、ほとんどがメトロポリタンではない州でした。都市と違って信号機もそうあるわけでなく、レストランに行こうといっても車がないと行けず、そうなると自然に飲酒運転もでてしまうのでしょう。
    (といっても飲酒運転は一発刑務所ですが)

    ニューヨークは!というと実は22位あたりで、そんなに運転マナーは悪くない。というのがアメリカの公的機関によるサーベイの結果なのですが・・・個人的には違った意味でニューヨークのマナーもパーフェクトにOKというわけではない気がします。

    ともかくクラクションを鳴らします。ちょっと渋滞して動かないと「ブーブー」と力いっぱいクラクションを鳴らす。

    鳴らされて頭にきたのか、鳴らされた相手もまた「ブーブー」鳴らします。朝は結構、クラクションがあちこちでなっています。それも日常茶飯事と気にも留めなくなっていたところ、日本から来た友人が「どうしてこんなにニューヨークは煩いの」と言われて気がつきました。

    少し前ですがDaily Newsで、「why do you keep honking your horn? 」(なぜそんなにクラクションを鳴らすの)という題材でニューヨーカーを取材しているニュースを見ました。

    「動かないから」がダントツ1位。
    「イライラするから」— いらいらしたってしょうがないのに・・・と思ってニュースを見ていたら次に出てきた黒人のタクシー運転手が言った言葉が

    「Honkingをすると(クラクションを鳴らすと)元気が出るから!」

    そんな理由もあるのか。。。とニュースを見ながら口がアングリ、思わず朝から疲れてしまったことがありました。

    始めてニューヨークに来る留学生の皆さん、朝のクラクションでビックリされないとよいのですが・・。


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    マスクの習慣がないアメリカ 2014 年 10 月 14 日

    この時期、9月末からアメリカは冬に向かってだんだん寒くなります。この寒暖の差に体調を崩してしまう留学生も少なくありません。

    日本であれば、まず「マスク」。
    ところがアメリカではマスクをする習慣がなく、マスクをして歩いていると周りから変な目で見られてしまいます。
    日本では定番の白い「マスク」をつけてグランドセントラル駅を歩いていると、「Where did you get that funny mask??」と笑いながら聞かれるほどです。

    風邪をひくなと言っても地下鉄やバスを利用して学校へ来るわけですから非常に難しい話ですが、基本的な「予防」はできるかぎり行っておきましょう。

    Point1:学校にSaitizerを置いています。学校に来たら、Sanitizerを使って手を洗ってください。

    Point2:帰宅したら必ずうがい・手洗いをすること。気休めのように聞こえますが、しないよりもマシです。

    ここ数か月内で渡米を予定されている留学生の方は、健康診断は是非事前に行っていただきたいものです。健康状態がパーフェクトでないときは、プログラムの開始をずらすことも可能です。

    ———–

    普通の風邪とは関係はありませんが、空港ではJFK到着のパッセンジャーを対象に、エボラ感染のスクリーニングが始まりました。

    JFKでのスクリーニングと言っても、いまのところはリベリア、シリアレノンとギネアからの渡航者が対象で日本からの渡航は対象外になっています。
    つい先日スペインでも感染者が見つかり、アメリカではダラスでエボラ熱の患者が出て、エボラ感染のついての話題はホットトピックです。

    今後はJFKへの渡航は入国に時間がかかりそうですね。

     

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    コロンバスデーで学校は休校 2014 年 10 月 14 日

    さて、今日はコロンバスデー。アメリカのナショナルホリデーの一つで、学校や銀行など公共機関はお休みです。

    コロンバスデーはイタリアの探検家、クリストファー・コロンブスのアメリカ大陸到達を祝う日です。ニューヨークでは5番街44丁目~79丁目までを100以上のマーチングバンドやダンスグループなど様々な団体がパレード。イタリアンアメリカンのお祭りの日で、Streetはイタリアの国旗を持つたくさんのイタリアンアメリカンの人々や、顔に国旗をペイントした人々で埋め尽くされます。

    このコロンバスデー、イタリアン・アメリカンにとっては単に楽しいお祭りの日ですが、実はネイティブ・アメリカンにとってはそうではありません。

    クリストファー・コロンブスは実は探検家ではなく奴隷商人の一人で、原住民だったインディアンの大量虐殺し、手当たり次第にインディアンたちを拉致して奴隷にしたと言われています。
    「コロンブス・デーを祝うことは、インディアンに対して過去に行われた圧迫と残忍な暴力による恐ろしい征服を許容することに他ならない」とアメリカでも17ほどの州がコロンバスデーを取りやめ、「ネイティブ・アメリカン・デー」と改めたりしています。

    アメリカ先住民であるインディアンが多い州では、コロンバスデーは毎年抗議行進やデモが行われるほどです。
    そういった場所を留学先として選んだ皆さんは、コロンバスデーがお祭りの日として休日になるニューヨークとは、また違ったアメリカの文化を学んでいるかもしれませんね。

    州によって、アメリカのカルチャーも様々です。

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    ニューヨーク市医療費削減の涙ぐましい取り組み 2014 年 9 月 15 日

    11月2日に行われる世界最大級のマラソン「ニューヨークシティマラソン」。ニューヨークシティマラソンが26.2マイルに対して今日日曜日に行われたセントラルパークマラソンは18マイル。ニューヨークシティマラソンの準備マラソンとしてたくさんのランナーが参加します。

    3人に1人は肥満とレコードがでているアメリカ。ニューヨーク市は70万人が糖尿病の治療を受けていると言います。
    ニューヨーク市は、その肥満率を解消しようと学校の給食を工夫したり、砂糖入りのジュースの販売を禁止しようとしたり、あらゆる手立てを考えますが「食べるものを政府が法律で規制することはおかしい!」となかなか市民の同意も得られません。
    前市長、ブルーンバーグ氏の「特大サイズのソーダ禁止の条例」が最終的に裁判で無効になったにもかかわらず、それでもなんとか肥満率を下げようと、市は法律が可決されようとされまいと涙ぐましい努力です。

    ニューヨーク市の取り組みは
    1. レストランなど飲食店でのトランス脂肪酸の使用の禁止
    2.飲食店のカロリー表示の義務化
    3. ファーストフード等などでのおもちゃのオマケ禁止
    4. 学校の給食改善(低脂肪食やサラダ中心の給食)

    しかも肥満税(Obesity Tax)の検討まで行う有様です。

    でも最近の調査報告では、それでも市民の肥満率は低下していないとのこと。
    それどころか、マンハッタンを除く他の4ボロ(区)は逆に肥満率が上昇。

    「市民の健康のため」という大前提を掲げていますが、内情は市民が健康を損なうことによって市が病院へ払う補助金の増加を止めたいわけです。
    なぜなら、、肥満が原因でニューヨーク市が支出する医療費はなんと75-77億ドル(約7000億円)にも昇るからです。

    この財政事情を少しでも軽減しようと、ニューヨーク市はいろいろなイベントを行い収益確保をしています。
    今週終了したニューヨークのファッションウィークもその収益確保の努力の一環。

    今日行われたセントラルパークマラソンも、市民に健康を促す一つのイベントです。

    私の感覚では、ニューヨーカーはまだ健康に注意しているほうの州ではないかと思うのですが、、
    朝はたくさんのニューヨーカーがジョギングをしていますし、企業でも「太っている人」「タバコを吸う人」は自己管理ができないというベースがあり、昇任にも支障をきたします。
    ただニューヨークは移民のるつぼといわれる街で、高所得者と低所得者が大きく分かれる大都市でもありますから、どうしても低所得者はカロリー計算を横に置いた安価な食事ですますことによって肥満度(Obesity)も高くなるのでしょう。

    ヘンな話ですが、アメリカはカロリーが高い食事のほうが安く手に入り、健康的な食事はお金がかかります。
    カロリーと価格が反比例する国です。

    留学生の皆さん、留学費用を抑えることも大事ですが、異国で病気になると心細いものです。ニューヨークのB級グルメやバーガーキング、マクドナルドを中心とした食生活をされていれば、少し考えたほうが良いかもしれません。

    学校の授業は10時からですので、朝の散歩やジョギングをする時間は十分にあります。一日の朝の時間に少し運動を取り入れて、ニューヨーク市に貢献してみてはいかがでしょう?

    ちなみに私は、毎朝少し遠くのデリーまで歩いて新聞を買いに行くのが日課です。

     

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    13年たちました 2014 年 9 月 12 日

    昨日はアメリカでは忘れられない9.11同時多発テロから13年目でした。

    あれからもう13年か、と思うくらい時がたつのは早いものです。テロが起こっていたその時間、通勤しようとしていたところでした。まもなく街中にすごいサイレンが響いて、警察や消防車がFDRをものすごい勢いで走って行った風景が見えました。すごく晴れていてきれいな天気だったのを覚えています。

    それからまもなくして飛行機事故ではなく「テロ」だとわかり、アメリカのニュースはこぞって「America on Attack!」と臨時ニュースを流し出し、アメリカ全土が戦争のムードになっていたことは中々忘れられません。
    当時の世界貿易センター、ツインタワーが爆破されて、消防士や警察、その他2700人ほど犠牲になったとニュースがありました。
    が、それはアメリカ市民、もしくは法的に働いていた人々のカウントで、違法で働いていた人の数は含まれていないはずです。違法で働いていた方も含めると3000人は超しているのではないかと思われます。

    ■ テロが起こって以来変わったこと

    テロが起こって以来、アメリカの国防はものすごい勢いでここ10年の間に変わりました。
    ニューヨークだけをとってみれば、ビルに入るとき身分証明を求められるようになったことです。爆破物・不審物に対するセキュリティ対策が確実になりました。
    またニューヨーク市警察はアメリカの国防軍隊に劣らないほどの警備力を持つようになりました。

    その当時、帽子にサングラス、顔を隠して茶色の紙袋でももって街中を走れば、警官が必ず走って追っていった様子を覚えています。

    学校にとって大きく変わったこと。それは言うまでもなく学生ビザへの取り締まりです。同時多発テロは、学生ビザを保持していた外国人が起こした事件だったからです。

    それまでは、「I-20の保持」するためだけに、安い語学学校にお金を払い、I-20を発行してもらって就労するといった学生も多かったですし、学校側も学生の出席率などはまだ甘いものでした。

    テロ以降、政府認定の団体からの許可がない学校、いわゆる、システム的に問題がある学校は、容赦なく廃校に追い込まれています。
    学校自体もしっかりした生徒管理が要求されます。
    出席率が低いのにまだ在籍させている事実を発見されると、政府認定の団体からの許可が取り消しになるばかりか、移民局からもビザ申請のためのI-20発行許可を取り上げられてしまい、事実上学校運営はできなくなります。

    ■ 当校の管理体制もレベルが上がりました

    生徒の出席率、成績管理、I-20の期間、学生のステータス、転校元、転校先、すべてコンピューター上で管理を行っています。
    出席率が80%に近くなる生徒には警告をだし、生徒の書類もすべてオンライン化でメンテナンスしています。
    成績が取れなかった生徒には、Academic Plan(次のテストまでに科目を克服できるような学習スケジュール)を用意し、トレーナーが学習進度をチェックしながら次のテストに備えます。
    事前に警告や対策をだすため、大きく外れる生徒さんはほとんどいません。
    ただ、警告を軽く見て指導に添わない生徒は、規定通り退学になったりする方もいらっしゃいます。

    ——————–

    毎年9月11日は、アメリカにとっては忘れられない日です。当時めちゃくちゃだったダウンタウンも今は開発され、観光客もビジネスも戻ってきています。

    先日、PC TECHの生徒は9.11 Memorial MuseumにField Trip(スクールアクティビティ)として、見学に行きました。

    犠牲になった方の名前が彫られています。皆さん、アクティビティでなにか学んだものがあればよいですね。

     

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    日本とアメリカー休みはどっちが多い? 2014 年 9 月 8 日

    さて9月6日に「アメリカと日本 どちらが働きやすい?」でアメリカの労働基準にちょっと触れましたが、今日はその続き?のようなものです。

    ■ アメリカと日本― どちらが休みが多いのでしょう?

    実は答えは日本。日本は祝日だけで年間15日あります。実際は、ゴールデンウィークやシルバーウィーク、年末年始、正月といれるとゆうに20日は超すのではないでしょうか。

    アメリカの年間祝日は10日間。感謝祭など休日が木曜日にあたれば金曜日も休みにしますから、実際は15日程度ではないかと思います。

    正月という風習もありませんから、カレンダー通り2日から仕事は稼働。

    実はアメリカは先進国であるにも拘らず、基本的な福利厚生を会社・企業に義務付けていないのです。要するに従業員が有給休暇をとる権利は保障されていません。

    また産後休暇中の給与支払いの義務もありません。ようやく最近ニューヨークで週40時間働く従業員には「病欠による有給休暇(Sick leaveによるPaid holiday)」が可決されたという信じられない状況です。

    先日のブログにも記載した通り、基本的には「雇用主と従業員の間の契約」です。契約に有給休暇を盛り込むことができた人もいれば、祝日分の給与は給与に含まれないといった人もいます。

     

    ■ 実はアメリカ人は働き者?

    オンライン旅行会社が休暇が取れるアメリカ人について調査したところ、年間でそれらの人々が取り残した休暇は5億日にのぼるのだそうです!

    多くの人が休暇中も仕事に繋がれていると不平も言っています。アメリカの経済政策研究センターがまとめたレポートによれば、そもそもアメリカ人の4人に1人は有給休暇を全くとっていないとのこと。(米国版International Business Timesの記事より)

    理由は、
    休暇をとった後に仕事が山積みになる、
    あまり長い休みをとるとポジションがなくなるかもしれない、
    休暇をとる余裕がない

    などあげられるようですが、そもそもデータからアメリカは有給休暇消化には消極的です。

    もちろん会社の中でも、時間がくればどんな急な仕事が残っていようとサッサと帰る人々もいます。ですがおおよそ上層部になると、休みの間でも仕事にさく時間は多いようです。

    「日本人は勤勉」であることには違いはないですが、年間の休みも実は結構あるのです。

    アメリカかの休暇事情は日本より厳しく、また実際には日本人より勤務時間は多いのかもしれません。

    、、、、が、それにしてもなぜそこまで働き者であるアメリカ人の仕事は遅いのでしょう、、、

    文句を言うわけではありませんが(実は文句です)、州教育庁に書類の認可で申請してもゆうに2か月はかかり、あまりに返答がないからプロセスの状況を聞けば、書類をどこかにおいてなくなったからもう一回送ってくれと言われ、送ったら送ったでまた一か月返答がない。(今更驚くことでもありませんが・・)

    反対に同じアメリカ人でも当校のExcutive DirectorのDavid君は、さっさと片付けるせっかちな性格。休みであっても仕事のメールはきっちり返信し、2週間の休みも「今は2週間も取れないから」と自分で1週間に変更します。
    Davidこそ、アメリカ人が取り残した休暇5億日に拍車をかける人物の一人ではないかと心の奥底で思うのですが、、でももちろん当校にとっては力強いDirectorです。

    教育庁にもDavid君みたいな職員がいればもっとはやく仕事が進むのに、、、と思わずうなってしまいます。

    日本とアメリカ、どちらが働き者か!結局は「その人」次第ですね。

     

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    アメリカと日本、どちらが働きやすい? 2014 年 9 月 6 日

    アメリカで働きたい!という日本人の方はたくさんいます。
    10年以上前になりますが、まだ当校がITクラスを提供していたころ、東京国際フォーラムで「アメリカでの就労について」というテーマでセミナーを開いたことがあります。

    200名入る会場でしたが、3日間で席は満席。立ち見も出るほどでした。

    外国人がアメリカでの就労ビザを取得するのは簡単ではありません。そのビザはH1ビザが代表的ですが、アメリカが外国人に就労のチャンスを与えるというのはいわゆる「自国民の職を奪う」という結果につながります。ですから、「アメリカ人が基本的にできない職を多国籍の人に働いてもらう」というのが基本ラインです。

    前のブログにも書きましたが、日本で言えば「寿司職人」。これはアメリカ人ではできません。しかも日本食ブームのアメリカは、「寿司職人」には意外に簡単に就労ビザを下ろします。インドで言えば、IT技術を持った人。

    逆に言えば、東大・京大で英語を専門で勉強しました、、、という人は(当然アメリカ人は英語を話すわけで特殊技術に値しません)ビザの取得は非常に難しいのです。

     
    日本とアメリカの労働条件:どっちが日本人にとっては働きやすい?

    日本とアメリカの労働規約には決定的な違いがあります。

    日本の労働規約は基本的に弱い労働者を保護することを目的に労働省が企業に指導しますが、アメリカの労働規約は会社主体で雇用契約・関係にトラブルが起きないようにという観点から指導されています。

    ですから、おおもとの就業規則を作成する目的がまったく違うのです。日本は「労働者の保護」、アメリカは「企業の維持と発展」。まったく正反対です。

    またアメリカの雇用は、基本的に「雇用主と従業員の契約」です。同じ会社で同時期に入社をしたとしても、個人個人の契約ですから、給与の額も違えば労働条件も違ったりします。

    「明日から来なくていいから」といきなり言われたり。

    アメリカの就業規則では、「労働者はいつでも会社を辞めることができる」と同時に「会社はいつでも労働者を解雇することができる」が記載されています。

    映画でよくありますよね?上司がやってきて、「明日から来なくていいから」と簡単にクビにしてしまうシーン。あれは映画の中だけではありません。現実にアメリカではありえます。

    ただしアメリカは訴訟の国。訴訟にならないように会社側もステップを踏みます。たとえば、勤怠が悪い場合、1,2回ほどのWarning(警告)を事前に出しておき、それでも改善しない場合、最終通告を行います。それでも改善しない、、、「明日から来なくていいよ」で終わりです。ステップを踏んでいる場合、大きな訴訟になることもありません。

    ただし、「セクシャルハラスメントでの解雇」「人種差別が絡んでいる」となると話は別です。大きな訴訟になってしまいます。

     

    ■ でも女性にとっては働きやすいかも

    女性にとってはアメリカは働きやすい環境かもしれません。ご存知のように男女平等ですし、実力さえあれば性別に関係なくキャリアを積めます。

    また年齢も一切関係ありません。育児休業等、子供の学校への出席のための欠勤などもきちんと保障されています。

    ただ、仕事は男性同様に結果も力仕事も求められます。消防車のホースを担いで男性同様、消火活動をする女性もいます。

    アメリカの働く女性たちは、男性と完全に対等です。なかなか強いです。

     

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