コロナ禍下のニューヨークにおいてメンタルヘルスのサポートをする方法
2020年10月29日コロナパンデミックの現在、私達は以前の生活が想像出来なくなっています。以前とはコロナ禍に陥る前と言う意味ですが、人々の経験に大きな衝撃を与えたのは明らかです。奇妙な事にこのパンデミックは広範囲に渡り誰にでも起こりうることであり、また個々の経験も様々ですが、生きている限り忘れることは出来ないでしょう。
このパンデミックは、コロナウイルスの物理的な特徴を超えて私達の生活に損失を与えています。個人により事情は異なりますが、失業や減給、更に家族と離れて暮らしている慢性的な状況下では、医療の専門医に掛かって治療が受けられない為、精神的な打撃が非常に大きいのです。
私は在宅ワークをしながら同僚と会議ツールを使ってやり取りが出来る上、給料の面では問題が無く幸運と言えるでしょう。ただ、一人暮らしの為人との親交が薄くなるようで、少々寂しく感じることもあります。私の家族は別々の州に住んでいるので、ニューヨークから家族に会いに行くことはあまりありません。ですから、離れて暮らしていてもスマートフォンの会話ツールや会議ツールを通して、定期的に互いの様子を見られる最近のテクノロジーに感謝しているという訳です。
一つとても悲しいのは、想像していなかったニューヨーク市の現状です。前回、コロナ禍においてもビッグアップルでは楽しめる事がまだたくさんあるとお伝えしました。嘘を言いたくはありませんが、やはり以前と同様とは言えないのです。自分自身アパートに閉じこもることがまだ多いのですが、通勤の途中にタイムズスクエアで地下鉄を乗り換えたり多数のニューヨーカーとすれ違った事など、素敵なこの大都市で最高の経験!と思っていました。そのような事が途切れた今、住んでいるのにニューヨークが恋しく感じるのです。
これからの生活を続ける為に、今までとは異なる感覚と感情に気を向ける事が極めて重要です。
私は現在、オンラインによるヴァーチャル心理カウンセリングのセッションを毎週受けています。
「今週気分はどうでしたか?」
セッションはこの様にセラピストとの会話で始まります。私は大きく深呼吸して、自宅退避の生活があと何週続くのかと思いながらしばらく続けてきました。自分の感情は日々の生活の様に単調で、たびたび息苦しく打ちのめされ、また孤独で恐怖を感じたり不安でもあります。コロナ禍の日々は世の中の先行きが不透明な為、セラピストが 「そう感じるのはあなただけでありません。世の中の皆がそう感じているのですよ」 と声を掛けてくれると、気持ちが楽になります。
セラピストが強く勧めてくれている事をお伝えしましょう。
・友達と話をしたりテレビ電話などで連絡を取りあって繋がりましょう。
・皆が辛い経験をしていることを考えながら、自分が幸運と思えることを数えてみましょう。
・その日が辛いと感じたら、気の向くまま何かに書き留めておきましょう。
・セラピストとの会話だけで(自分の状況が)解決しない場合は、他のカウンセラーと相談してみましょう。
いかがでしょうか。皆さんも今すぐに行動してみてくださいね。
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