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ニューヨーク的思考
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2010 年 9 月 16 日

カテゴリー:未分類

ニューヨーク式本人確認

最近ニューヨークの携帯電話の電話会社を変えました。Verisonと言う電話会社からSprintと言う電話会社です。

電話料金が安いのが一番の理由ですが、日本でまだ発売になっていないHTCの機種がほしくて変えました。HTCは台湾の会社ですが最近、米軍に正式採用が決まり、その技術は高く評価されています。機能的にはiphone4の上を行っていると思います。ミッドタウンにあるSprintの携帯ショップでVerisonを解約し、新しい契約を結ぶのですが、本人確認として運転免許証を見せた後に、店頭で店員がいる前で、電話での確認があります。こんな電話での確認は前に買った時にはありませんでした。後から聞くと本人に成りすまして携帯ショップの店員が勝手に電話会社を変えて成績を上げたりなどの事件があったようでそれから厳しくなったとのこと。さて、電話での質問ですが、これが本当に気味が悪い。相手が知るはずもないような自分の情報から4択で質問が来ます。例えば”あなたの乗っている車の車種は次のどれですか?”とか”あなたの知っているストリート名は次のどれですか?”とか、それらの答えの4つの選択肢の中の一つは確かに私の知っているストリート名などで他はわかりません。質問されている間、なんでこのようなことが分かるのか?私しか知らない情報のはずなのに、と本当に気味が悪くなります。あとで店員と話して気が付いたのですが、私たち米国居住者にはSS<ソーシャルセキュリティ番号>と言うものが全員に与えられており、給与と税金、銀行口座の開口、また大事なものの購入時には必ず必要な番号です。ははーんと確か車を購入した時もSSで登録した。が、先ほどのストリート名は?でもよく考えてみると10年前に住んでいた場所のストリート名です。引越しして現在は違う住所ですがSSと一緒にIRS<税務署>に一度は登録した住所です。そうです!SSと一緒に芋づる式に個人の情報が保管されているのです。ここ米国ではプライバシーを強く主張する割には実際のところ、個人の情報もしっかりと当局に管理されています。suveilance camera<監視カメラ>も街角のいたるところに設置され、またビル内もエレベーターなどあちこち録画されています。何か犯罪があった場合、ほとんどの場合、このカメラに捉えられていて、犯人逮捕に大きく貢献しています。それにしても情報管理の厳しい国と改めて認識しました。

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