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ニューヨーク的思考
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2015 年 3 月 23 日

カテゴリー:NYこのごろ 政治 文化

官僚主義2

 15年前はESLの学校は割とルーズ。10年以上もESLの学校を転々としていると言う人が結構の数いました。2001年の9.11以降、SEVPの導入により学生ビザステータスの管理は格段と厳しくなりました。
 更に2011年のオバマ大統領の新法により学生ビザに必要なI20を発行する学校に大きな条件が付きました。政府外郭団体による認証(Accreditation)を得ること。ここ数年は当校もこの認可を得るために苦労をしました。この認可を得れずに廃校になった学校もあります。
 米国のこのような方針変更はいきなりやってきます。法律はロビースト達によって議会にあげられ、新法が可決すると、当事者にはメールでいきなり通知。今回のこの大きな変更は新聞やTVなどで大きく報道されることなくSEVPからのメール通知だけでした。メールを受信し損ねたらおしまい。
 只今、私はグリーンカード(永住権)の更新中です。昨年の12月に指紋採取に出向きました。3月で失効するグリーンカードの裏面には9月までの延長が刻印されています。指紋採取から大体6か月で新しいグリーンカードが来るはず。これもいつ来るか分からない。一方的に郵送です。
 何でも一方通行で、米国のこのようなサービスの一番のネックは、今現在、どうなっているのかと直接、聞けないことです。プロセスは気の遠くなるほど長い。でも、聞いても進捗は教えてくれない。つまりいつごろになるのかさっぱりわからない。それでもみんな黙って待つ。
 これが当たり前になっているから。

New York Walker

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