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ニューヨーク的思考
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2016 年 11 月 18 日

カテゴリー:NYこのごろ 政治

ヒラリーにまだ返り咲きのチャンス?

 毎日、話題が絶えないトランプ政権。ミッドタウンにある私邸の周りではデモが続き、そのSecurityのためにニューヨーク市警と連邦政府側が対立する。彼の私邸はマンハッタンのど真ん中。確かに警護をしっかりすればするほど渋滞が起きて大変なことになる。
 トランプ氏が指名した上級顧問は超白人至上主義者で過去にDVや人種差別の経緯がある。このような人物がホワイトハウスの上位指導者となればただ事ではない。多くの人がトランプ氏の今後の動向を心配している。
 トランプ氏の当選が決まった時、失望して泣き出した人もいる。私たちの職場でもイスラム教の人がその瞬間泣いた。このうねりは予想以上に大きい。
 未だにトランプ大統領誕生を認めずにヒラリー大統領の誕生を切望している人達も数多くいる。でもどうやって?大統領選挙はもう終わったじゃないか?実は正式な選挙はまだ終了していない。
 12月19日に選ばれた選挙人たちが各州で投票を行い正式な大統領が決定する。大統領選は州ごとのまる取り、つまり、その州でトランプ票の数が勝ればすべての選挙人はたとえもともとヒラリー票の選挙人であっても12月19日にはトランプ氏に投票しなければならない。そうやって11月の選挙結果と同じ結果がが12月19日に出る。
 しかし、過去にもFaithless Electorsと呼ばれる人々がそのルールを破り反対の候補者に投票している。こう言うFaithless Electorsには州から罰金などが科せられるが大きなものではない。そこでまだヒラリーが逆転するという怪奇な説が浮上する。 実際に選挙人にトランプ氏に投票しないように運動している人たちもいる。過去はどうだったか?いやほんのわずかのFaithless Electorsはいても11月の結果が覆ったことはない。でも覆すことを本気でもくろんでいる人たちが大勢いる。
 それだけ今回のトランプ氏当選は大きなショックに違いない。

New York Walker

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