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ニューヨーク的思考
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2020 年 7 月 24 日

カテゴリー:NYこのごろ 政治 生活

ニューヨーク最新情報:コロナで変わったニューヨーク市(6)クオモ知事のコロナ会見

本日クオモ知事のコロナ対策アップデートの会見がありました。

ニューヨーク市の感染者数は7月24日は82東京都は23日366名

いつの間にかNY市より東京の方がはるかに多い感染者数になっています。NY市はピークの4月上旬で1日の感染者数が6000名を超える日もありました。それが今、劇的に減少です。

今日はクオモ知事の会見がありました。彼の眼はすでに今期の冬のインフルエンザのシーズンに向いています。来る冬ではインフルエンザとコロナの症状が近く、検査の体制を新たに整え両方を一気にやる考えです。過去に大変な経験をしたので次の対策が早い。

今、PCRの検査場は州内で800箇所。自宅付近にも歩いて5分の場所にあります。すべて無料です。ラジオやTVでは風邪の症状や咳、倦怠感、があればすぐに近くの検査場へ行けとPRしています。無料で安全とのPRです。

NYCが6000名もの感染者を出したとき、州がとった行動はロックダウンだけではありません。野外施設などを改造して病床をふやす。それと大事なことは市民に対する啓もうです。

他州の感染者が少ない中、NY州は米国のHOT SPOTとして警戒されました。毎朝クオモ知事の発表する客観的Dataに基づく感染防止の行動指示。ある時は警察による強引な取り締まり。Social Distancingを守らない市民を逮捕するなど。今ではこの手法がなくてもみんなルールを守っています。

ニューヨーク州の考え方は感染を抑え込むにはTEST! TEST! TEST! です。ともかくPCR検査をやって多くの人を検診する。これで一時期は多くの感染者がでたものの、現在65名と言う結果です。

クオモの会見でニューヨーク州は他州が出来なかったことをやり遂げたとの弁がありました。ここまで来るのに4か月です。日本はようやくPCR検査が本格化し始めたところ。数はもっと増えるでしょう。NYCと回復に同程度なら11月時分に落ち着くと言う計算になってしまいます。

今日のクオモの会見では新たに屋外での食事は認めるが屋外での酒だけのSalesは認めないとの発言が改めてありました。屋外で酒を飲みSocial Distancingを無視して騒いだケースがあったためです。この店はライセンス停止となり閉鎖です。日本も飲食は厳しくルールを作らないと感染は止められないと危惧します。NY市の成功事例は日本でも役立つと思います。

New York Walker

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