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ニューヨーク的思考
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2020 年 9 月 9 日

カテゴリー:NYこのごろ 政治 生活

ニューヨーク最新情報:コロナで変わったニューヨーク市(23)変わる市長会見

コロナパンデミックが始まってから市長の方針がコロコロ変わります。これは大統領も含め、ほとんどの政治家がこの初めての経験に過去の対策例がないことに起因していると思われます。

デブラジオ市長は先週、来春迄レストランの室内飲食は認めるつもりがないと会見していましたが、そのあとレストランから猛烈な反発。市長は室内飲食をどうするかは近々決めると前の会見での見解を修正しました。

今日はクオモ州知事の会見です。陽性率1%未満が4週間続いた事実からカジノや商店街(Mall)をReopenするとの会見。学校もReopenするがそれぞれのLocalの判断によるとの会見です。NYSUで学生がパーティを開いたことに憤慨していました。パーティなどの禁止は学長の義務であると。学長が学生にパーティなど開くなとは言えないと言ったことの反論です。

大まかな方針は知事が出し、あと実行はLocalに任せる。これもよさそうですがLocalの指示が大まかな方針を揺るがすこともある。

クオモ知事とデブラジオ市長の二重指示になってしまう危険もあります。

デブラジオ市長は今日学校を再開する予定でしたが教職組合と折り合が合わず、9月21日に再開とまた訂正。しかも21日にすべての学校を再開するわけにはいきません。6万5千校の公立学校のうち2,800校は換気システムが間に合いそうにないからです。

また、学校に通う間子供を預かるChildcareのサービスは10,000人に必要とされていますが3,000人へのサービスしか間に合いません。子供を持つすべての親が学校に子供を送ることができると言うわけではないと言うことです。

NYCには公立の学校に張り合った半公立ともいうべき、運営は個人が行い、市が予算を提供すると言うCharter Schoolが100以上あります。前市長のブルンバーグの時に精力的に作ってすべてCharter Schoolに変えるとまで言っていました。賛否いろいろあるCharter Schoolですが通う生徒は多く、支持者もいっぱいです。

このCharter Schoolは今年いっぱいはOnlineの授業しかしないと発表しています。これだけバラバラになると何が正しいか。なぜ、それが正しいと思っているのか分からなくなります。

私は準備もできてないのに学校の再開を急ぐべきではないと思います。一方で死活問題であるレストランの室内飲食は何とか解決策を見つけないとまずいと思います。

New York Walker

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