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ニューヨーク的思考


ニューヨーク最新情報:コロナで変わったニューヨーク市(1)コロナ禍の中、日本から米国へ入国できるか? 2020 年 7 月 21 日

コロナ対策で以前と変わったニューヨーク市の様子を特集でお届けします。

そもそも日本からニューヨークに入れるのでしょうか?

日本からニューヨークJFK空港に戻る道中からレポートします。

7月14日(火)大韓航空夕方便で成田を出発し、翌朝10時のJFK行きに搭乗します。成田空港にはほとんど人がいませんでした。インチョン行きに搭乗する客もまばらで本当にゴーストタウンの様相です。インチョンに到着、やはりここもやはりガラガラ。

トランジットカウンターで検温ののち、Quarantine Certificateを渡され、手荷物検査ののち出発ロビーに向かいます。免税店を含め、レストランなど半分以上の店は閉まっています。

人がいないのはある意味、快適なのですが、人が少ない早朝でもこんなインチョン空港は見たことがありません。薄気味悪いものを感じます。

空港内簡易ホテルで一泊の後、次の15日(水)大韓航空朝便でNY JFK国際空港へと向かいます。飛行機はいつもの飛行機より小ぶりです。乗客が少ないからでしょう。空港も飛行機も人がほんとうに少なく、むしろJFKに向う途中でコロナに感染する気がしません。よっぽど日本国内の移動の方が心配でした。

NY のJFK国際空港に無事着陸。JFKについてからPCR等の検査があるのか、搭乗前から気になっていたので米国に戻った人のブログをいろいろ調べて、まず大丈夫と確信してきましたがやはり不安。

JFKも人がいません。世界を代表する成田、インチョン、JFKの大空港がすべてガラガラ。これで世界経済が持つわけがないと改めてコロナの恐ろしさに寒気がしました。

午後8時前、インチョン空港に人はいない

うわさどおりJFKではコロナに関する質問も検査もまるでなし。すんなり到着ロビーです。2週間の自己検疫も申し伝えられることがありません。ニューヨークに入るのは全くストレスなし。

いつも混雑する到着ロビーには向ける人はゼロ。到着ロビーに入ることが禁止されているのです。来ているはずのリムジンタクシーの姿もなし。到着ロビーを出たところでピックアップしてもらいました。いつものニューヨークとは違う。みんなマスクしている。

New York Walker

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Government Shut Down 2019 年 1 月 26 日

トランプ大統領と民主党の対決が続いている。アメリカ連邦政府は今日で35日目のシャットダウン。そのおかげで連邦政府の予算が凍結してじわじわと市民生活に影響が出ています。
 湾岸警備隊など連符政府の職員が給与をもらえずに困っている状況で食糧の配給などのボランティア活動が始まっている。支援金をもらいながら大学に通っている学生への民間支援も始まった。いかに連邦政府の予算が市民生活に影響しているのかよく分かります。
 ニューヨークにはJFK空港とラガーディア空港があります。ラガーディア空港では給与をもらえない職員が欠勤し、人手不足で飛行機がキャンセルや遅延となっています。
 この深刻な事態を受けて先ほどトランプ大統領の演説がありました。2月上旬まで大統領権限で政府をオープンするのでそうです。しかし、彼の国境沿いの壁構想は強硬です。
 もし、民主党がこの法案に同意しなければまたシャットダウンになるだろうと言っています。壁を作ることでギャングやドラッグのなどの侵入を阻み、米国の安全につながると強い意志を再度表現しました。
 壁はスチール製でモニターなども備えている。すでに外部からの犯罪侵入のおかげで大きな金を浪費しているので壁を作る金は壁のおかげで犯罪が減り取り返せると言う理屈です。
 民主党に少しでも歩み寄る演説をするのかと思うととんでもない。
 アメリカはこの先、どうなるんだろう。

New York Walker

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Executive Order 2018 年 6 月 21 日

昨日Trump大統領がExecutive Order(大統領命令)にサインした。自分が執行した法律を一部否定したものだ。
実はニューヨークではこのExecutive Orderにサインされる前日から大騒ぎになっていた。
騒ぎの発端は300人近い子供たちが夜中にマンハッタン東のハーレム地区にある施設に収容されたことだ。この子供たちは4月にTrumpが施行した新法により違法移民の親から引き離されたものだ。違法移民を容赦なく追放するというZero-Toleranceの新法。
そのおかげで300人もの子供がマンハッタンに連れ込まれ、驚いたデブラジオ市長は緊急に施設を訪れ、Trumpを批判した。そもそも、市長には相談なく夜中に多くの子供が搬送されていること自体が異常だ。中には2000マイル先から連行された子供もいた。
米国は行政管理が国ではない。州、市そして連邦政府と完全に独立している。この連行の仕事は連邦政府が行い、市には相談すらなかったようだ。
ニュースのすっぱ抜き報道で事を知ったニューヨーカーや市長は大騒ぎ。一気にTrumpへの批判が高まった。他州からの批判、海外からの批判もあってTrumpは子供たちを親の元に返す大統領命令に署名した。
この人が米国の大統領であることに誇りは持てないと思った。

New York Walker

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留学生のみなさん。不法滞在の定義が厳しくなっています。 2018 年 6 月 18 日

中国人の父親が国外追放の通知をICEからうけました。
彼はアメリカ人女性と結婚して子供が二人います。家業はネイルサロンで、主に奥さんが切り盛りし、彼はもっぱら子育て。アメリカ人女性は中国系ですが、アメリカで生まれたアメリカ国籍のアメリカ人。
彼らは想像もしていなかった新法で裁かれました。
結婚相手が市民である場合、そのパートナーはグリーンカードを申請して、数年を経てアメリカ国籍を得ることができます。
彼は中国から旅行ビザで入国し、その後不法滞在で数年を過ごしていました。
今までのアメリカなら不法滞在があったとしてもグリーンカード取得の条件がある人なら永住権取得のプロセスが進み、海外追放などあり得ませんでした。
どうして?今までは不法滞在日数は不法滞在が公式に発覚したその日からカウントすると言う法律に基づき、彼のようにグリーンカードの取得時に不法滞在が公式に発覚してもその日から不法滞在の日数のカウントが進み、しかもグリーンカード取得のプロセスにのれば、カウントは止まる。つまり今まで不法滞在があってもアメリカ人になれるチャンスがあった。不法滞在の人が就職して就労ビザを得、アメリカ国籍を取得した話はちらほらと聞いていた。
が!新法では不法滞在のカウントは正式に発覚した日からではなく不法滞在を始めた日にさか戻って計算される。。180日の不法滞在をすると3年から10年は米国に入れない。1年以上の不法滞在は二度とアメリカには入国できない。トランプによる移民追い出し策のNY第一号の犠牲者がこの彼となってしまった。彼はグリーンカードの申請時に逮捕され、奥さん、子供と離れ離れ。今はNJで軟禁状態。
他人事ではありません。留学生の皆さん、十分に気を付けてください。

New York Walker

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性別X 2018 年 6 月 7 日

 ニューヨーク市の議会に新たな法案が提出された。Birth Certificate(出生証明書)には当然Male(男性)かFemale(女性)の記載があるのだが、その変更。
 昨今、特にニューヨークで問題になっているのはGender(性別)の問題。出生は男性であっても成長してからは女性と意識する人、また逆の人。彼らが何の偏見や不自由もなく生活できることがニューヨーク市では注視されている。
 例えば、男性用と明記するトイレの表示をなくすとか。今回、市に提出された法案はこのような動きをさらに加速する。
 出生証明書にはM(男性)かF(女性)の表記がある。このM,F表記に加えてXを入れつと言うもの。M,Fの判断がはっきりつかない人はXを選ぶことが出来る。
 更に子供が出生したときに親がXを選ぶこともできる。成長後の本人の意思なら良く分かるが、生まれてきた子供に親がXを付けるって?あり?
 でもよく考えると履歴書などに年齢などを書かないこの国。差別を避けるためと言うことだが、書類上での男女の識別も差別かもしれないと考えてしまう。それなら、生まれたときにXを選ぶことも良晏かもしれない。

New York Walker

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2018年1月 2018 年 1 月 21 日

 暫く、日本に居ました。久しぶりの投稿です。今日のニューヨークは比較的あたたかい。10℃位にはなりそうです。今日は日本より暖かいかも。
ニューヨーク市はManhattan、Queens,Brooklyn, Bronx, Staten Islandの4つの群からなります。マンハッタンを中心に残り4つの群は橋でつながっています。前から話題にあっていたCongestion Pricingの構想が昨日、クオモニューヨーク知事から提案がありました。
Congestionとは渋滞。どこの群も渋滞があり、車での移動は大変。その中でもマンハッタンの渋滞は際立っている。他の群から毎日、多くの車が流入するから。
 Congestion Pricingはマンハッタンの60丁目より南に入る車に課税すると言うPlanです。自家用車なら12㌦弱を支払うと言う提案です。もちろん、議会の承認を得なければ法案として成立しませんが、もし成立すればこれは車での通勤者には大きな痛手。
 もともと、マンハッタン内の駐車場はものすごく高い。4時間駐車を過ぎれば50ドル近くの駐車料金となる。これに加えて毎日12㌦弱も課税が入れば、確かに車の通勤は減るかも。そのおかげで駐車場ビジネスは一気に縮小。雇用がしぼむ。
 ニューヨーク市長のデブラジオは州知事の提案に反対。私ももちろん、反対。
 ニューヨークの人口は増え続けている。それに対して市や州は財政難。しかし、市民にダイレクトなつけは困る。

New York Walker

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国連そして北朝鮮 2017 年 9 月 26 日

 先週1週間は国連の会議。おかげで交通渋滞が続いた。国連のある1番通りと42丁目付近は閉鎖。まあこれは仕方ない。ここのゾーンは車ではいけない。困るのがFDR(マンハッタンの東側を走る都市高速)。マンハッタン内にアクセスするにはこのFDRを利用しなければならないが、国連での会議出席のVIPが移動するたびに封鎖になる。それも予告なし。どれくらいの間、封鎖になるかも分からない。
 この国連会議はニューヨーカーにとってはとても厄介。トランプはマンハッタンの自宅に戻るし、おかげで付近も渋滞。ただでさえ、交通事情が悪いニューヨークで更に事情が悪くなる。この時期は車はやめて公共の交通機関にするしかない。でも、同じことを考える人は大勢。と言うわけでサブウェイも混雑。まあ、どうしようもない。
 北朝鮮への挑発演説をするトランプ、それをまた挑発する北朝鮮外相。国連内で戦争は起きないけど、同じ場所で罵り合い。離れた国同士で言いやっているのは仕方ないにしても、わざわざNYに来て喧嘩か・・何のためにNYに集まっているのか。こんな場のおかげでNYでの生活者はえらい迷惑だ。

New York Walker

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ニューヨーク州の公立大学が無料に 2017 年 4 月 18 日

 先週の火曜日にニューヨーク州の効率の大学の授業料が無料になるという画期的な法律が正式に州知事によって認められました。
 Excelsior Scholarshipと名付けられた奨学金。Excelsior とは更に高くという意味でニューヨーク州の標語です。3年間段階を追って2017年で家庭の年収が100,000,000㌦以下(1000万円以下)、2018年110,000,000㌦以下(1100万円以下)そして2019年に125,000,000㌦以下(1250万)までと対象が広がります。
 驚くべき点はその対象年収です。1000万円以下を対象にしているのでほとんどの中流階級以下の層がその対象となります。思い切った政策です。また効率の大学なので州立大学、市立大学も対象となります。2年制のコミュニティーカレッジも対象です。この制度で多くの学生が助かるでしょう。
 更に注目なのがこの制度、全米で初めて!これからニューヨーク州に続く州も出てくるでしょう。この画期的な制度、教育を重視するアメリカの姿勢を象徴しています。

New York Walker

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JFK混乱 2017 年 1 月 29 日

 トランプ大統領のMuslim Travel Banのおかげで空港が大混乱。 Iraq, Iran, Libya, Somalia, Sudan, Syria,Yemenからの入国者は例え永住権保持者であっても入国できない。永住者でも米国を出国する前に政府から出国のParrolewをとる必要がある。その書類だけで馬鹿にならないお金と時間がかかる。
 今日の空港はとんでもない騒ぎだ。イラクからきた2名が強制送還されたらしい。これは相当ショックです。17名が入国を待機させられている。5000人もの人が抗議デモにJFK空港に集まっている。
 米国への入国審査はただでさえも官僚的なのにここにきて一気にその勢いがついたようだ。ブルックリンの裁判所が入国拒否をやめる決済を即座に出したがどこまで効き目があるのか分からない。米国は移民の国。不法移民やテロを取り締まる意図は分かるがこんな乱暴なやり方は逆効果になる。明らかに手法を間違えている。
 大統領としての行動とは思えない。
 イスラム教の国の事だから関係ないとは言ってられない。大統領はもっと学ぶべきだ。

New York Walker

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トランプ政権 2017 年 1 月 24 日

 とうとうトランプ政権がスタートした。依然多くの人たちがこの現実に異議を唱えている。大統領のReplaceは簡単にはいかない。Impeachment(弾劾裁判)で大統領を罷免することは出来るが実現したことはない。
 過去に2回のImpeachment。1回目は第17代大統領アンドリュー・ジョンソン、罷免ならず。2回目はニクソン大統領のウォーターゲート事件。ただし、この件はニクソンが裁判前に辞任をしたので実際は裁判は行われていない。3回目はビルクリントン、ホワイトハウス内の不倫事件がらみ。下院では訴追されたものの上院での弾劾裁判で、有罪評決に必要な2/3には達せず、大統領罷免は免れた。
 それなら4年後の大統領選まで反トランプ国民は我慢するのか?2年後に中間選挙が実施され、ここで大幅に共和党が負けると議会政治は運営不可能となります。つまり4年後の敗退印籠をここではやくも渡されてしまう。
 トランプ氏は支持層に訴えてきたことをこの2年で実現するしか生き残る道はない。安易なことではありません。極端な政策を強引に実現させれば裏目に出る。貿易でも米国中心だけでやると日本をはじめ多くの産業が米国を離れ、逆に雇用が減ることもある。
 しかし支持者に公約した事項を無視すればトランプ氏には未来はない。いくら公約を実行しても不景気になれば支持者は振り向かない。本当にむつかしい立ち位置と思う。
 こうやって追い詰められると爆走しないかと考えれば怖い。国の利益でなく、個人の思い込みで走ってしまう。
 是非、あの30年前の活況あるアメリカに戻してほしいが簡単ではない。移民問題も一方面だけみると必ず失敗する。国、国と言っているがその国はいろいろな人たちで成り立っている。今や米国はアングロサクソン人だけでない。
 新手の手法がうまく行くように期待したいと思います。

New York Walker

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