しびれる地下鉄 2016 年 4 月 21 日
昨日の火曜日、ニューヨークで大統領選のPrimary投票が行われました。民主党のクリントン氏はもとニューヨーク州の上院議員、共和党のトランプ氏はニューヨークの事業家。共に代議員を獲得し、党指名に必要な代議員過半数獲得に大きく前進しました。暴言に非難を浴びるトランプ氏、しかし、強い。今のアメリカの政治に対する不満の象徴か?
この件とはまったく関係ないのですが週末Bronx Zooに出かけました。動物園は家族連れで一杯。私は地下鉄で行きましたが、しびれる。帰り路、あれほど多くの白人が動物園で子供と楽しんでいたにも関わらず、地下鉄の中に白人は皆無。結構な迫力の黒人の人ばかり。しかもマナーがでたらめ悪い。
昼なのに如何にも酔っぱらっている。集団で乗りこみ、大声でわめく。さすがに怖くて席を移りましたが。それでも大声はやまない。おいおい、よく見ると銀のグラスに何やらオレンジ色の飲み物。これは酒?もうこうなったら早く目的地につかないかばかりを考えてしまいます。ブロンクス内は見事に白人は皆無。マンハッタンに下って72丁目あたりからようやく白人が乗りこむ。Zooはたのしいが、ZOO行きの地下鉄は楽しくない。みんな車で出かけるわけか・・。
しかし、マンハッタンとブロンクスの雰囲気の違いはしびれてしまいました。
New York Walker
NY 大統領選 2016 年 4 月 14 日
前回、春の到来を投函したところでしたがここ10日ほどは冬に逆戻り。本当に寒かった。雪が降る日もあって完全に冬。何とか今日あたりからまた春の予感がしますが、これはまだまだ油断ができない。今週の日曜日は20℃を超す予報ですが、ブルックリン公園が桜で満開になるのは今月下旬の予想。この気候の上下に体の調子を合わせるのが大変です。油断しないように春と冬の格好を選択するしかない。
季節の基準が吹っ飛んだ感じでの中、ニューヨークに共和党のトランプ氏、民主党のヒラリー氏が乗りこみ、ニューヨークでの各党代表の票獲得に躍起です。市長のデブラジオはヒラリー氏の正式支援を表明しています。演説だけを聞くとトランプ氏の過激発言は確かに危ない。なのになぜ共和党のトップを走れるのか。支持するアメリカ人はトランプ氏の言っていることの実現を本当に望んでいるのか。
過去のアメリカは軍事も経済も強かった。時代が変わり、経済はグローバル化、敵は国をまたぐテロ。オバマ大統領すべてのせいではないが彼の時代にアメリカは前進しなくなり、テロと中国の覇権を作ってしまった。
皆がこの状況を何とかしなければならないと思うことをトランプ氏がいとも簡単に言ってのける。YES NOの分かりやすい思考のアメリカ人。トランプ氏のつきつける主張にNOを出せずにいる人も多い。民主党もサンダー氏の追随、共和党は一変してトランプ氏批判。これからの大統領選は目が離せない。
私?意外とトランプ氏はまだ本音を出していないのかとも思っています。クリントン氏の演説も迫力に欠ける。こうやってトランプ氏に流れる・・分かるような気がする。
New York Walker
春 2016 年 3 月 28 日
随分と暖かい季節になってきました。何の種類か分かりませんが街頭にも桜らしきものがちらほらと。ニューヨークは長い冬が明けこれからが一番いいシーズンとなります。一番輝くシーズンが6月!ロードバイクも復活です。
ただ、このシーズンで悩ましいのが花粉。日本の花粉とは種類が違うものの症状は同じ。鼻がムズムズして目がかゆい。花粉の多い日はくしゃみが止まらない。でも日本ほどはひどくない気がします。アメリカにも花粉に効く薬やハーブがあります。ハーブは良く効くが、胃腸にも副作用がある気がして出来るだけ服用は控えます。
花粉予防のためにマスクは絶対良いのですが、マスクをするには勇気が要ります。ここでは基本的にマスクをする習慣がありません。マスクをしてサングラスをかけて走ったら、間違いなく逮捕されそうです。
昔、マスクをして歩いていたら、”Hey, where did you buy your funny mask, Man?”とからかわれたことがあります。日本流のマスクはここでは馴染みません。と言うことで予防は鼻の消毒をしています。
でも花粉はあるもののようやくいい季節の到来です。
New York Walker
ようやく許認可終了 2016 年 3 月 5 日
1月に認可団体ACCETの突然の訪問、先月2月22日にはSEVIP(旧移民局)の訪問とここ2ヵ月は許認可の訪問対応で忙しく過ぎました。前にも書きましたが学校はニューヨーク州教育庁(BPSS)、SEVIP、ACCETの3つの団体の認可を得てようやく運営が許可されます。
BPSSは州の教育法(Education Law)に沿った運営をしているかを管理し、入学申込書の細かい項目まで申請許可を得なければなりません。SEVPは学生ビザのメンテナンスに関わる知識があり、適正にそのビザの管理を行っているかを問われます。ACCETは教務の内容と組織の運営についてACCETの提示するStandardに即しているかを管理します。
これらの許認可、すべて期限があるのがとても大変です。BPSSのライセンスが4年毎、ACCETが3年毎、SEVIPもおおよそ4年毎。すべての更新が1年にまとめてくるのもたいへんですがばらばらにやってきて毎年何かあるのも大変。今回は2ヵ月でACCETとSEVIPがやってきたと言うことです。
ACCETは訪問後に必ずReportの提出を要請します。今月の2日に提出が完了したところでよーやく、本当に一段落です。
米国の許認可は取るのにも時間がかかるし、維持するのも時間がかかる。
New York Walker
さむ! 2016 年 2 月 12 日
ニューヨークの週末は寒波到来!
Below Zero近くになると言う。米国は華氏(℉)なのでZero(0℉)とはマイナス18℃!信じられない寒さ!これに風が吹けば更に体感温度が下がる。暖かかった去年の12月は何だったのでしょう。今は全く、普通のニューヨーク気温です。
毎度とはいえこのBelow Zeroは並ではない。市長のde Blasioも市民に警告を出しています。重ね着をすることととか、、まあ、特別なアドバイスではないのですが気温の厳しい時も市長自らが警告を出してリーダーシップをとる。これは日本も見習うべきと思います。
天気予報でも警告が出ている。日本ではあまり聞かない警告です。寒いからと言って、コンロなどであたたまらいこと。車に対する注意も出ています。バッテリーが上がらないように注意すること。これはまあ普通、つぎに車がブレイクダウンしたときのために、車に毛布、暖かい服などのWinter Safety Kitを備えること。あれあれ、車が止まってしまうことまで想定しての警告です。更にペットに対してペットたちの限界の温度を考えろって。確かに極寒の中で散歩させられたらペットもやばい。
行きすぎるような警告ですが、Below Zeroに対する備え、笑う人はいません。
New York Walker
2月 2016 年 2 月 2 日
ブログから離れて随分とたってしまった。もう2月です。
2月1日の今日はアイオア州で党員集会です。11月8日に控えた大統領選挙の初戦です。大統領選挙は民主党、共和党の指名候補者を選ぶことから始まり、最終的にはその指名候補者同士が大統領を競います。アイオワ州が党大会が開催される第一番目の州でそれぞれの指名候補者を予感させると言う大事な州の位置づけです。民主党はクリントン氏とサンダース氏の争い、共和党はトランプ氏とクルーズ氏の争い。いよいよ本格的選挙シーズンの始まりです。
そんな大きな動きの中、12月から1月は非常に忙しかった。学生のビザを管理するSEVISからいきなりの訪問通知があったのは12月。当校はご承知のように昨年、ミッドタウンから当地に移転しました。SEVIS(旧移民局)がやってきて当校の所在を確認すると言う作業です。1年も前に移転通知を出しているのに当局の言い分は書類をチェックしていたら訪問しなければならないことが分かったと言う趣旨で、ホント、役所のゆっくりかげんにはまたしてもびっくり。
また、学校の認可団体ACCETから1月19日に電話があり、明日、訪問すると言ういきなりの通知。これも通例の訪問でAccreditation(学校認可)の一般的な訪問です。まあ、こんなに一緒にならなくてもいいのにと思ってしまいます。でも一緒で早く片付けた方がいいかとも思いますが。
ACCETの訪問は無事終了。SEVISはもうじき訪問があります。一年前にはBPSS(教育庁)の訪問もありました。学校はBPSS、ACCET、SEVISの3団体の認可の上に成り立ちます。
本来業務の他にこの許認可維持がとても大変です。
New York Walker
公立学校、不出来で閉鎖 2015 年 12 月 15 日
Brooklynの3つの公立学校が閉鎖になります。デ・ブラジオ市長の指示です。
前市長のBloombergは学校の成績や治安が悪いことを理由に150もの公立学校を閉鎖し、その反対に民間が運営するCharter Schoolを増やし続けました。Charter SchoolのほとんどはSuccess Academyと言う会社が運営し、市の経費の使い道を含め、未だに論議は続いています。
デブラジオはこのSuccess Academyの代表と以前からも対立があり、市長選の際に学校閉鎖はしないとの公約をしました。2年間、学校を閉鎖せず、今回はとうとう閉鎖です。
閉鎖の理由は1校は入学者数が少ないこと。生徒はいまたったの60名です。2校目は州の英語のテストに合格している生徒が全校で2%。3校目は卒業率が32%です。結局、市の指導でも改善が見られず、手に負えず閉鎖の決断。
もともと、退廃した学校が多かったニューヨーク。前市長Bloombergの閉校とCharter Schoolの新設と言う荒っぽいやり方で再生したのは事実です。ブラジオも自らの政策変更を余儀なくされた形です。
教育の中立と言って政治介入しない姿勢をまだ堅持している日本。教育は国の柱と思えば、国が多いにコントロールに関与するのは当たり前と思うのですが。
前市長Bloombergのやりかたは賛否両論ありますが、市の教育に積極的に関与したことは大きな意味があると思います。
New York Walker
クリスマスギフト 2015 年 12 月 15 日
今日も暖かい。ニューヨークは朝から深い霧です。真っ白で視界が遮られます。水分が多いせいでこのような霧。湿気のせいか、表示される気温より暖かい。蒸し暑い感じです。今週末には平常の冬の気温に戻る予報ですが、とても12月の気分ではありません。
それでも今はクリマス前10日ほどです。クリスマスギフトやカードの郵送がピークになっています。US Postal Service(郵便局)によると今日月曜日が郵便物のピーク。郵便局には多くの人が列をなしています。
なんとこのクリスマスシーズンで150億ほどのメールや小包が送られるとか。700万人の人がオンラインショッピングで贈り物を送るそうです。今日はGreen Dayと言ってオンラインショッピングの割引の日。クリスマスに届くようにと多くの人がギフトを送ります。郵便局では12月21日までに送りださないとクリスマスには間に合わないと言っています。それでも毎年、郵便物が間に合わずに苦情が出る。
もっと早く送るとやっぱりもらった人は興ざめですかね?どうしても短期間に集中するクリスマスギフトは米国の年末風景ですかね。
New York Walker
College March 2015 年 12 月 12 日
暖かい!今日は最高15℃まで上昇、週末は18℃まで上がるらしい。こんな暖かい冬は本当に記憶にない。毛糸の帽子が不要な12月など経験したことが無い。でもいつも寒さで凍える冬のNYよりよっぽどいい。このままずっと続けと思ってしまいます。何しろ12月に入って毎日例年の標準を上回る気温が続いています。日曜日は過去の同日比較で記録的な暖かさになる予定です。
ニューヨーク州では本日、College Marchなるものが22の公立高校が参加して実施されました。これは2012年に始まったもので、高校生が郵便局までマーチすると言うもので12月の第二金曜日に実施されています。高校生たちは大学をはじめとする次の教育機関への申し込み書を更新して郵便局に持ち込むと言うものです。
多くの人が見守る中、申し込み書をもって行進する高校生。人々は次の目標に向かう高校生たちを応援します。また後輩は次の目標に挑む先輩を見て自分たちも目標達成の勇気をもらいます。歴史の浅い行事ですが、じわりと広がっています。
隣の生徒はライバルとぎくしゃくする日本の入試よりとても気持ちがいい進学スタイルと感じました。
New York Walker
クリスマスチップ 2015 年 12 月 5 日
今年は絶対に暖かい。暖冬だ!11月も記録的な暖かさでまた雨がなかったのも記録だった。
さて12月4日(金)。今日も暖かい。去年の今頃はかなりの防寒をして外を歩いていたが今年はそれほどではない。10℃以下というところです。日本のように湿気が無いので余計、暖かく感じます。週末は天気がよさそうで気温も更に上がるそうです。ひょっとしてまだBikeは大丈夫かも。
12月2日の夜は恒例のロックフェラーのクリスマスツリーの点灯式。雨の中、大勢の人が点灯式を見守りました。街中にもクリスマスツリーやイルミネーションなどいよいよクリスマスシーズン。
部屋にはクリスマスカード。なぜか隣の人の新聞配達人からもクリスマスカード。よく見るとPOBOXの住所が書いてある。これらのカードはクリスマスチップの催促のようなもの。まあ、いつもお世話になっている人にはカードとチップは仕方ない。しかし、いくら渡せばいいのか毎回、迷ってしまう。駐車場のGuyなどみんなやけに愛想がいいし、これはチップを意識してのことか。ついついそう疑ってしまう。
なににしろもうすぐクリスマス。
New York Walker