カテゴリー:NYこのごろ
同じ建物に2つの学校
新市長のデ・ブラジオによってチャータースクールの政策が変わってきています。チャータースクールから賃借料を取ると明言した新市長、今度は申請が出ているチャータースクールにストップをかけました。
チャータースクールとは民間が市の財源を使って運営する学校のことです。前市長のブルムバーグの時に積極的にこの学校の展開を認めました。新市長はチャータースクールの見直しを政策の一つに挙げて当選しています。
大物のチャータースクールは28も展開しているSuccecc Academy Charter。驚くことに公立の学校の建物に同居しています。つまり公立の学校の中に他の学校がある。2Fと3Fがチャータースクールで他の階は公立の学校と言う具合です。しかも中学校の中に小学校があったりと。デ・ブラジオ市長はこの実態を強く批判し、見直すといています。
公立の建物内にあるこれらのチャータースクールは家賃を払っていません。家賃を支払っていないのも問題ですが、同じ建物に全く違う学校が同居する。問題がないはずありません。ブルムバーグは教育成果優先で強引にチャータースクールの展開を推し進めてきました。ここにきて新市長による見直し策です。ただSuccess Academy Charter NetworkのCEOEva女史はかつて政治家で新市長のデ・ブラジオのライバルでした。チャータースクールめがけた政策変更。教育的見地だけではないような気配があります。