消費税 2014 年 9 月 10 日
税金の話です。ニューヨーク州のSales Tax(消費税)は高い。8.875%です。首都のワシントンDCでは6%。一番高いのはシアトルとシカゴの9.5%。何とポートランドは0%です。
15年ほど前はニューヨーク州の消費税は7.5%でした。その時分はダブルタックスと言う言葉が良く使われていました。レストランで支払うチップが大体15%、会計の時にウェイターが伝票を持ってきます。さてそれからチップに計算をするわけですが15%かけてチップを計算するのは結構めんどう。それで勘定書きに書いてある税金を2倍(ダブル)にしてそれをチップ料とする。つまり税金が7.5%なので2倍にすると丁度15%のチップ代と同額になるっていうことです。これを当時Double Taxと言っていました。
8.875%になった今はダブルタックスなど言う人はいません。みんな15%を目途に計算しているでしょう。
日本は最終的に10%の消費税と言うことですがアメリカの水準を超えてしまいます。何でもアメリカを基準にする日本。消費税は欧州が基本ですか。
普通が急行になる 2014 年 8 月 30 日
ニューヨークの地下鉄には時刻表はありません。これも困ったものです。ただ主要な駅には電光掲示板であと何分で列車が到着するか知らせてくれます。東京のサービスよりは落ちますがまだましです。ニューヨーク市はこのサービスをバスにも広げようとしています。便利になることは歓迎です。
ただ、アメリカのおおざっぱさがこの地下鉄運営でも感じます。この間、急行の5番に乗ってダウンタウンへ向かう途中、いきなり終点の変更を告げられました。本来行くべきとこまで行かない。乗客はぶつぶつ文句言って次の駅で乗り換えです。
これも大変なサービスですが、前に、各駅停車の普通列車6番に乗っていたら、車内放送でこの列車は今から急行の5番になると言われました。これには乗っている乗客も大慌てです。何しろ次で降りようとしていたところに途端に急行に変わって目的地を素っ飛ばすのですから。
ダイヤの綿密な管理が出来ない分、このような無理やりの調整があっているようです。
移転します 2014 年 8 月 26 日
先週の金曜日に学校移転先のリース契約書(賃貸契約)に正式署名をしました。これで移転先の決定です。ウォール街に移転します。本日は午前中にArchitect(設計士)と打ち合わせを行いました。いよいよ工事着工へと進みます。
ニューヨークの工事はすでに出来ているビル内の改装工事であってもDepartmentからの許可が必要です。ちょっとした改装もDepartmentの許可なしには出来ません。許可なしで工事をするとViolation(違反)としてWeb上で公表されるだけでなく、そのペナルティをクリアするまで違反行為と見なされます。
高層ビルの多いマンハッタンではとくにこの規制は厳しく実施されています。
そういえば商業ビルに看板はほとんどありません。基本的に看板は禁止です。日本でよく見るビルの横につく袖看板、これは一切ありません。美観を大事にして大きく看板を出すことはありません。
でも考えたら看板を出したからってそんなに大きな効果があるわけじゃなし、これは美観を大事にするニューヨーク流の方が正しいかもしれません。
アクロバットするな2 2014 年 8 月 18 日
昨日、土曜日に地下鉄に乗りました。目的地のグランドセントラル駅の一つ前の駅で黒人6,7人がどやどやと乗り込んできました。車内は比較的すいて私も座っていましたがこの黒人たち、上半身は裸、胸や手には刺青。音楽を鳴らすと車内アクロバットを始めました。
本当に危ない。狭い車内で飛んだり跳ねたり、鉄柱をくるくる回る。挙句にチップの強要。本当にやめてほしい。
路上のアクロバットダンスはまだいい。見たくなければ立ち去ればいい。でも車内のアクロバットは強制的に観客にさせられてしまう。不快です。ちっとも面白くないし、愉快じゃない。しかもトラブルになるのではないかとひやひやします。
当局は取り締まりを宣言していますが効果があるように思いません。
一車両でやると次の駅でおりて他の車両に移る。こんなのをビジネスにする人たちがまともなはずがない。
8月12日 Accreditedされた! 2014 年 8 月 13 日
たった先程、政府認可団体ACCETからAccreditedすると言う正式通知が届きました。
全米の学校はAccreditedされなければ営業はできません。教え方、教材、出席等の管理、教える講師、すべての要素をこの認可団体が評価し、基準を満たした学校に通知を出します。
オバマ大統領の新法によってこの認可がない限りビザの発行ができなくなり学校の運営はできなくなります。20%の学校がこの認可を得ることができず、窮地に追い込まれています。
この新法、Fビザを出せる学校への規制ですが、認可はとても難しく大変です。全職員が何が大事で何をやらねばいけないかを理解し、学校一丸となってやらねばなりません。
今日の8月12日はニューヨークの当校にとって記念すべき日です。職員一同、感動の日でした。
タイムズスクウェアのキャラクター逮捕 2014 年 8 月 11 日
ミッドタウンの観光の中心地と言えばタイムズスクウェア。いつも多くの観光客でにぎわっています。最近、タイムズスクウェアにスパーダーマンやエルモ、ミッキーマウスなどのキャラクターがやたら増えたなあ、と思っていたら取締りや逮捕の騒ぎです。
このキャラクター達、無許可で観光客からのチップ狙いです。愛想を振りまいたり、写真を一緒に撮ったりしてチップをねだる。それも自分からチップの金額を要求する。
警官が観光客にチップは支払わなくてもよいと言ったところ、怒ったスパイダーマンが警官をたたき、逮捕されると言う事件もありました。
夏の暑い盛り、このキャラクターたち、道の真ん中で着ぐるみを脱いで自分の顔を見せたりととてもプロには見えません。
デ・ブラジオ市長もキャラクター使用のライセンス制の検討に入りました。
しかし、今更ながらタイムズスクウェアのキャラクターが無許可でOKだったとは驚きました。
移転先 2014 年 8 月 2 日
移転先が決まりました。80Maiden Laneと言ってウォール街です。ESLの学校でウォール街に進出するのは当校だけです。
ブルックリン橋に近いウォーターフロントに位置し、景色も抜群です。現在の学校の2倍以上の広さを持ち、設備も充実します。何しろ全部の部屋に窓があるのがいい。ニューヨークでは窓から景色が見える部屋を見つけるのは大変です。そういう意味でも抜群の立地です。
今週の火曜日に大家との面接があって合格しました。何と賃貸の条件に英語で不自由なく会話ができるかがありました。いきなり英語が分かるか試験すると言われて面喰いましたが、勿論、問題はありません。諸所の問題を解決し新天地に向かうことになります。
まだまだリース契約の作成など正式に完了するまでは時間がかかりそうです。
Chokehold 2014 年 7 月 29 日
事件です。警察官が容疑者を逮捕する時にChokehold。つまり、後ろから首を絞めて地面に頭をこすりつけ、数人がかりで逮捕。違法のタバコを売っていたと言う容疑者を取り押さえました。大柄な黒人を数人がかりで警官が押さえつけたところ、息が出来ないと言ったきり亡くなってしまいました。
スマートフォンでこの一部始終が撮影され、大きな問題となっています。Chokeholdは禁止されている逮捕方法です。また亡くなった容疑者は黒人。黒人に対する差別問題がまたも再燃です。
休暇を取っていた市長は戻ると同時に記者会見、対応に追われています。市長は市民と警官の間が上手くいくように最善の努力をする。それが重要だと言うコメントを中心に記者会見をしました。
ニューヨークの警官はよく問題視されます。市長が言うように警察サイドと市民サイドと言う垣根みたいなものがあります。警察が市民生活を守って市民が感謝すると言うのが本当でしょうが、銃が野放し状態、また数多くの警察官が殺されている事実、きっと警察官も怖いのだろうと思います。
今回のような悲劇を避けるためには銃販売の全米禁止などもっと犯罪に対する根本的対処が必要と思います。
ブルックリン橋、一夜で変わる! 2014 年 7 月 23 日
一晩にしてブルックリン橋からアメリカの国旗が消え、代わりに白旗になった!大騒ぎです。何者がやったのか?一体、何の目的で?
ブルックリン橋はマンハッタンと他のBroughを結ぶ橋の中でもっとも歴史があり、観光名所でもあります。市役所とブルックリンを結ぶこの橋は車道の上に歩道が建築され歩いて渡ることができます。
橋の真ん中には大きな星条旗がはためき、橋の威風を誇っています。橋のてっぺんにある大きな国旗を白旗に替えるなど、簡単にできるものではありません。またとても危険なことです。
NYPDはテロを警戒して周囲に爆弾がないことを確認の後、白旗の撤去作業に移りました。このブルックリン橋、観光客や地元の人々の行き来でいつもごった返しています。その中を自転車も行き来し、自転車と歩行者のスペースの取り合いの様です。
白旗が上がったあと、自転車側が歩行者側に道を譲ると言う意味だと言うツイートがあったようですが、真意はわかりません。
厳重な警戒をぬって起こったこの事件、ニューヨーカーも驚きです。
広域通信制高校 一ツ葉高校校長
移転先がみつからない 2014 年 7 月 21 日
移転先が見つからずに苦労しています。マンハッタンには数えきれないほどの高層ビルがあり、移転先も容易に見つかるだろうと考えていましたが、全く甘い。求めるサイズに合うものを見つけるのが難しい。また学校と言う職種がら、その仕様に合う物件がなかなかない。
それにもまして1件、1件の結論にすごい時間がかかります。今いくつか候補がありますが、一番気に入っている物件の返事は2か月以上、待たされています。それほどまでにニューヨークの大家は強気。
日本の賃貸契約と違い、ニューヨークではリース契約と言います。ほとんどの場合10年リース。つまり、いったん契約すると10年は借りると言う条件です。長い契約になりますので大家も慎重です。
今日は候補の一つと工事費用についてのミィーティングです。当方としてはすべての工事を大家にお願いしたいとこ。ここの物件も今年の3月初めからの話で5か月目に入ろうかとしています。当方も現在の場所を出る時期が迫って少々、焦っています。移転先が決まってもそのあと、契約書の作成、工事と移転準備完了まで3ヶ月はかかります。全く簡単ではありません。
広域通信制高校 一ツ葉高校校長