細かく法律規制 2014 年 8 月 2 日
学校ビジネスには規制が多い。ニューヨーク州の教育法に従って営業しなければなりません。当校はESLスクールより格上のPrivate Career Schoolのカテゴリーです。色々なプログラムを提供できる特典はあるのですが、その代り、他のESLスクールより規制が厳しい。
例えば、教室の広さ。ESLスクールは広さに規定がないため、狭い部屋でも椅子が入れば押し込めることも出来ます。Career Schoolは教室定員=教室面積×0.9÷14と決まっていて、結果、一般のESLスクールより広い教室を提供します。返金規定も厳しく定められています。
このような規制が守られているのか査察もあり、4年ごとにライセンスの更新もしなければなりません。日本の学校の規制よりずっと厳しいのがニューヨークです。今回のような移転などの問題がある時、教育法をもう一度よくチェックして違反がないように努めなければなりません。
日本では法律を詳しく読んだことは無いのですが、ここではまず法律を読むことから始まります。教育庁に質問しても”法律を読め”との回答はしばしばです。
ニューヨーカービジネスマンは法律に精通しなければならないか。
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New York Walker
移転先 2014 年 8 月 2 日
移転先が決まりました。80Maiden Laneと言ってウォール街です。ESLの学校でウォール街に進出するのは当校だけです。
ブルックリン橋に近いウォーターフロントに位置し、景色も抜群です。現在の学校の2倍以上の広さを持ち、設備も充実します。何しろ全部の部屋に窓があるのがいい。ニューヨークでは窓から景色が見える部屋を見つけるのは大変です。そういう意味でも抜群の立地です。
今週の火曜日に大家との面接があって合格しました。何と賃貸の条件に英語で不自由なく会話ができるかがありました。いきなり英語が分かるか試験すると言われて面喰いましたが、勿論、問題はありません。諸所の問題を解決し新天地に向かうことになります。
まだまだリース契約の作成など正式に完了するまでは時間がかかりそうです。
仕事は時間がかかる。 2014 年 8 月 1 日
ニューヨークの商用不動産の賃貸条件は大家によって様々です。日本とは違い、賃貸契約とは言いません。リースと呼びます。普通10年リースです。つまり、10年借りる契約です。とても長く感じますがこれが普通になっています。
家賃は毎年、前年の3%位の値上げで、しかもTax Portion Shareと言って固定資産税の増額分をテナントが負担します。本当にとても高い取引となります。
また、驚くのが公になっている広さと実際の広さが違うことです。賃料は公になっている広さで支払うわけですが、実際の広さは言っている広さより随分と狭い。何だかだまさされた気分ですがニューヨークでは実際は公称の70%位の広さが普通です。何も知らず、日本流で考えていくととんでもないことになってしまいます。
日本より良い点はいくつかあります。不動産手数料が要らないこと、普通、大家が支払います。基本工事は大家がやる。敷金の一部は数年かかって戻ってくる、退去の時は敷金は全額返金となる等。
ただ、契約が完了するまで契約書つくりのやり取りだけで1ヶ月はかかります。せいては仕事が出来ないのがニューヨーカーです。
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New York Walker
ニューヨークの規制は多い 2014 年 8 月 1 日
学校移転のプロセスについていくつか紹介します。このプロセスでニューヨーク流が分かると思います。
ニューヨークでは学校は3つの組織の管理下に置かれています。一つはNYS Department of Education(DOE)教育庁です。そしてDepartment of Homeland Security (DHS) 国土安全保障省、これは学生ビザの発行に大きくかかわる組織です。そして最後にAccrditing Agencies,これはオバマ大統領の新法によるものでこのAgenciesからAccredit(信用保証)がないものはビザの発行ができません。このAgenciesは書類検査の後、学校の訪問を行い、学校内容をあらゆる方面から審査します。
これら3つの団体から認可が出てようやく営業許可となります。更にニューヨーク市とDOEは教える場所の基準も厳しく、適切な設備を備えたビルにしか営業を許可しません。つまり営業するのは本当に大変。
この度、名前を替えるににも1ヶ月かかります。すべてこの3団体の認可が必要です。勿論、教える先生は免許が必要、カリキュラム、教材も認可が要ります。こんなにがんじがらめになったのは、自由にやらせておいて問題が数々起こったためです。自業自得か・・
ニューヨークは本当に規制が多い街です。魚釣りもライセンスがいる・・。色々なDepartmentがあって隅から隅まで管理しています。砂糖入りジュースにも規制をかけようとしたり・・。やりすぎの気もしますが、多様の価値観があるニューヨーク、ある程度の規制がないと何が起こるか分からないか。
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New York Walker
学校は移転します! 2014 年 7 月 31 日
学校が移転して大きくなります。移転場所はビジネスの中心地、ウォール街付近です。名前もNew York English Academyと変わる予定です。只今、教育庁に申請中です。
2月から移転先を探してきましたが中々、見つかりませんでした。学校はどのビルにも設置できるものではありません。Group9と言う学校用の特別な仕様のあるビルしか許可が下りません。このGroup9があるビルが少ない。またこれからこのG9の使用にすると金がかかるため、大家が嫌がる。
元々、マンハッタンのビルは強気です。世界中からビジネスが集まるBig Cityマンハッタン、家賃も強気です。広さの条件もあり、本当に移転先を見つけるのに苦労しました。新規オープンの学校は6500SQFと言う大きなフロアで全ての教室に窓がある快適さです。
マンハッタンの学校で窓がある教室は珍しい。それもすべての教室などほとんど不可能です。
昨日、ビルのオーナーと最後の面談があり、商談が成立しました。何と英語での会話が成立するかと言うのも賃貸の条件でした。英語を話せなければ勿論ビジネスは成立しません。それより前にここでは一人前として認められません。
今更ですが、ここはニューヨーク、当たり前のことでした。
New York Walker
Chokehold 2014 年 7 月 29 日
事件です。警察官が容疑者を逮捕する時にChokehold。つまり、後ろから首を絞めて地面に頭をこすりつけ、数人がかりで逮捕。違法のタバコを売っていたと言う容疑者を取り押さえました。大柄な黒人を数人がかりで警官が押さえつけたところ、息が出来ないと言ったきり亡くなってしまいました。
スマートフォンでこの一部始終が撮影され、大きな問題となっています。Chokeholdは禁止されている逮捕方法です。また亡くなった容疑者は黒人。黒人に対する差別問題がまたも再燃です。
休暇を取っていた市長は戻ると同時に記者会見、対応に追われています。市長は市民と警官の間が上手くいくように最善の努力をする。それが重要だと言うコメントを中心に記者会見をしました。
ニューヨークの警官はよく問題視されます。市長が言うように警察サイドと市民サイドと言う垣根みたいなものがあります。警察が市民生活を守って市民が感謝すると言うのが本当でしょうが、銃が野放し状態、また数多くの警察官が殺されている事実、きっと警察官も怖いのだろうと思います。
今回のような悲劇を避けるためには銃販売の全米禁止などもっと犯罪に対する根本的対処が必要と思います。
同性婚は認められています 2014 年 7 月 28 日
ニューヨークは同性婚を許可しています。つまり男同士、女同士が結婚できる。賛否の意見が多くある中での許可はすでに同性での所帯が数多くあったためです。
勿論キリスト教関係者は大反対。アダムとイブの話がなくなりますからね。
教育的観点からもどうかと言う意見も数多くあります。子供は小さいころから同性も結婚相手として見てよいのかなど。
一昔前は白人と黒人の結婚が認められなかったこの国。その後、同性結婚の問題が持ち上がり、ニューヨークでも認められる。
ベースにある一つは”偏見”に対する敵視です。現在、生活している同性所帯に対して偏見はいけない。この考えにはこの地では誰も逆らうことはできません。
同じ暴力沙汰でも人種、同性愛等の理由によるものは刑罰が2倍です。それほど過去にその類が多かったと言う証拠です。
色々な価値観がごったになった地域がニューヨーク。決して世界の価値観を先行して先取りしている訳ではありません。
New York Walker
郵便局はいやだ 2014 年 7 月 28 日
ニューヨークのスーパー(Grocery)やドラッグショップで買い物をするとレジが遅い。ものすごく待たされます。これは店員の処理スピードがのろいため。長い列を作って待つしかありません。
それよりもっとひどく憂鬱になるのが郵便局での順番待ち。朝一番に出かけてもすでに長い列。窓口はいっぱいあるのに対応している職員はたったの二人。長い列を作っていると知りながら窓口は開かない。
客一人一人に対応する時間がものすごく長い。一人に15分くらいは楽にかかります。切手を貼るだけでも時間がかかる。小包など必要な書類をはりつけて持ってい行ってもその情報をその場でまた職員が再度オンラインに入力するのでメチャメチャ時間がかかる。
USPS(郵便)は赤字経営で大きなリストラをやっています。でも時間=コストと経営陣は分かってないらしい。
New York Walker
Black Outの夏 2014 年 7 月 27 日
今年の夏は涼しい方かもしれない。夏になると毎年、どこかでBlack Out(停電)になります。クラーの使い過ぎによって電力が足らなくなり停電してしまう。
ひどい地域はその停電が2、3日続く。数年前はマンハッタン一帯が3日間停電となり、大変なことになりました。停電してこんなことも困るのかと初めて思い知りました。一番困るのは、水が出ない。電気がつかなくなるのは分かるのですが水が出ないのは想像していませんでした。
マンハッタンのビルには屋上に貯水タンクがあり、それを各部屋の水道に送ります。貯水タンクに水を吸い上げるにはモーターがいる。なので貯水タンクの水がなくなったら家庭の水が出なくなる。水道もですがトイレの水が使えなくなる。本当に困ったもんです。
この3日間の大型のBlack Outで学んだ私はその後数回の停電時には、すぐに風呂場に水をためて備えました。
それともう一つ、大事なことははビールがぬるくならないうちに飲み干すこと。
停電になっても慣れっこのニューヨーカーは驚きません。
New York Walker
トランザムは生産されてません。 2014 年 7 月 25 日
私の愛車はトランザムです。と言っても2001年の911同時テロの年に買ったものですからもう13年ものです。当時、インターネットで購入しました。
このトランザム、アメリカ人はよほど好きな車らしく、古くなった今でも時々、Nice Car!とか言って手を振ったりしてくれます。
私が買った後、GMはトランザムの生産をやめ、その後リーマンショックで破綻。立ち直ったのは最近です。アメ車のスポーツカーは一時期、トランザムに象徴さえるように下火でした。でも米国経済の復活を象徴するかのようにマスタングなどかってのマッスルカーMuscel Carが再登場しています。
見た目はかっこいいアメ車ですがともかく故障が多い。片方の窓がモーター不良で開かなくなったらこんどはもう片方、次はライトが上がらなくなる。修理工場に持っていくとBuy TOYOTA と言われました。日本人なのになぜ故障の少ない日本車に乗らないんだ?と。
品質はやはり日本の方が上、ただこのおおざっぱなつくりと馬力は日本車のセンスとは別。
故障も多いがこのおおざっぱさがアメリカらしい、と思わないと。
New York Walker