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ニューヨーク的思考
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2018 年 6 月 21 日

カテゴリー:NYこのごろ 政治

Executive Order

昨日Trump大統領がExecutive Order(大統領命令)にサインした。自分が執行した法律を一部否定したものだ。
実はニューヨークではこのExecutive Orderにサインされる前日から大騒ぎになっていた。
騒ぎの発端は300人近い子供たちが夜中にマンハッタン東のハーレム地区にある施設に収容されたことだ。この子供たちは4月にTrumpが施行した新法により違法移民の親から引き離されたものだ。違法移民を容赦なく追放するというZero-Toleranceの新法。
そのおかげで300人もの子供がマンハッタンに連れ込まれ、驚いたデブラジオ市長は緊急に施設を訪れ、Trumpを批判した。そもそも、市長には相談なく夜中に多くの子供が搬送されていること自体が異常だ。中には2000マイル先から連行された子供もいた。
米国は行政管理が国ではない。州、市そして連邦政府と完全に独立している。この連行の仕事は連邦政府が行い、市には相談すらなかったようだ。
ニュースのすっぱ抜き報道で事を知ったニューヨーカーや市長は大騒ぎ。一気にTrumpへの批判が高まった。他州からの批判、海外からの批判もあってTrumpは子供たちを親の元に返す大統領命令に署名した。
この人が米国の大統領であることに誇りは持てないと思った。

New York Walker

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