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ニューヨーク的思考
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2020 年 8 月 25 日

カテゴリー:NYこのごろ 政治 生活

ニューヨーク最新情報:コロナで変わったニューヨーク市(20)クオモ州知事のBriefing

今日の正午前にニューヨーク州のクオモ知事のBriefing(会見)がありました。

コロナがニューヨークでOutbreakして本日が177日目。今日の陽性率は0.66%と過去最低を記録し、陽性率1%以下の日が連続して17日間です。

大統領選挙まで90日を切っています。

民主党のクオモ知事はそれも意識してか、ニューヨークで感染拡大したのは中国のウィルスが直接ニューヨークに来たのではなく、中国から渡ったウィルスがヨーロッパで感染拡大し、それがニューヨークにやってきて大爆発した。またその勘違いの責任は連邦政府、つまりTrump政権にあると断じました。

確かに中国で感染拡大する中、Trumpは遠い国の出来事として、米国は万全だと事態を軽視、ヨーロッパでの感染拡大が始まっても入国制限などの手は打たずにヨーロッパから多数の感染者が入国し、その窓口となったニューヨークが感染拡大の犠牲となりました。そしてTrunpはウィルスは中国からきていると言い続けました。それでますます感染は拡大してニューヨーク全米一のHot Spotになってしまった。これは事実です。

ニューヨークはいわばヨーロッパからの窓口。打つべき手は打つべきでした。ヨーロッパからの感染だと分かったのは感染者が増えてOutbreakから2か月近くったころ。ニューヨークのウィルスDNAが中国のDNAと違うと分かってからです。

それにしてもその最悪の状態を回復したクオモ氏のリーダーシップは強く、そして強制力があります。現在West New Yorkで陽性率が上がっていることを懸念として、彼のクラスターを見つけ出してアッタクしてクラスターをつぶすと言っています。まさに戦いです。

こうやってコロナをつぶしてきたクオモ氏の言葉は現状のレストランにも再度、忠告を放っています。バーやレストランが規則に従わなければ州警察で摘発する。”Problems come when people don’t comply.” これが彼の信念なんでしょうね、”人々がルールに従わなければ問題が起こる。”

クオモ知事は9月から再開する学校でのスポーツについても言及しています。学校の施設以外でのスポーツは禁止する。感染率が高い tackle football, wrestling, rugby, ice hockey などは禁止。一方でサッカーやテニスは認めると言っています。のちに細かな指示が出るはずです。

コロナの感染とは関係ありませんが先日ニューヨーク市を直撃したTropical Storm Isaias の被害で長く続いた停電について電力会社のCon Edisonを強く批判。ストームでサービスが止まるのは許せない。州民は何のために金を払っているんだ、晴れのために金を払っているのではない、Con Edは嵐に備えろと大変な勢いでした。

最後の出た解決方法は電力会社にたいして不具合の際の罰金を大幅に増やす法律を作ると言うことでした。電力会社は慌てればいい、それが嫌なら備えをしっかりやれとのメッセージでした。

権力者が州民のためにリーダーシップを発揮するとはこのようなことではないかと思ってしまいました。コロナの対策もまだまがクオモ氏からこれからも発信されるでしょう。

New York Walker

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