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ニューヨーク的思考
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2014 年 6 月 26 日

カテゴリー:文化

ニューヨーク的思考 社会構成1

ニューヨーク的思考と言う大きなタイトル。ニューヨークに在住して20年近くになります。いまだに基準がはっきりと分からないニューヨーク的考え方。一部は自分の中に当たり前になってしまっていますがいまだにしっくりとはいきません。日本での考え方と大きく違ってくるしくみはおそらく社会の基本的構成の違いだと思います。基本的な違いは色々とあります。生活している人たちを観れば種々雑多の民族。ニューヨークには移民してきた人がいっぱいいます。それにあわせてそれぞれの民族のコミュニティが存在し、自然、同じ民族がある地区に集まる。そうなるとその地区は米国であって米国でない文化となる。考えてみれば不思議な場所です。移民でなくとも白人、黒人、ヒスパニックが混在する米国。これもまた違った文化を形成する。一体何が標準なのか。標準がないのが標準。言えばお互いの自由を守りあうのが標準。それがニューヨーカーを無関心な人間に見せる。他人のことには口出しをしない。外面はそんなかんじ。英語が通じる人たちばかりではありません。街中でも電車の中でも自分たちの母国語でしゃべる人たち。英語を意識せずマイペースで生活する人たち。こんな人たちは決して少なくありません。まずはこの市民構成がニューヨーク的思考を作っているようです。

NY Walker

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