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ニューヨーク的思考
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2012 年 5 月 23 日

カテゴリー:NYこのごろ

6月にタクシー値上げ

  ニューヨークのタクシー(Yellow Cab)が値上げをします。13,000台と言われるニューヨークのCabはほとんどマンハッタンを中心に走り、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズなどはその台数不足が指摘されています。マンハッタン以外を走るタクシーを導入する案もありましたがタクシー業界の猛反対もあって挫折しています。
  ニューヨークのタクシーはその運営する権利を市から買い取り、そのオーナーがタクシードライバーに貸すと言うシステムでニューヨークで有名な黄色いタクシーを運転している人、その人自身がその車のオーナーであることはまずありません。ニューヨークでは日本のような個人タクシーはありません。中には個人でやっている違法のタクシーもありますが・・。
  Yellow Cab以外ではリムジンカーと言う電話予約専門のタクシーがあります。割高ですが空港などに行くときはリムジンを利用します。と言うのもこのYellow Cabを道端で拾うのは結構大変だからです。中々、空車が来ないで随分と待たされることがあります。
  このYellow CabはTLC(Taxi and Limousine Commision)に所属しています。この度TLCの申し出で20%のタクシー代値上げになりそうです。2006年に大幅値上げを行って以来6年ぶりの値上げとなります。もともとニューヨークのタクシーは他州と比べても、もちろん、日本と比べても安いと思います。
  現行の基本料金が2㌦50㌣(約250円)、2マイル(3.2Km)毎に2㌦(200円)のプラスです。マンハッタン内をちょっとタクシーで移動すると5㌦(500円)かかるかかからないかです。日本とは比べ物にならないほど安い。サービスはいいとは言えませんが、このぶっきらぼうなタクシー運転手、ほとんどが移民です。ぶっきらぼーなのも言葉の問題がある場合があります。低賃金の底辺の仕事は白人ではなく移民の有色人種が支える。これはニューヨークの社会構成の特色の一つです。

広域通信制高校 一ツ葉高校校長

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