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ニューヨーク的思考


また車検か 2015 年 4 月 14 日

 ニューヨーク州では車の車検は毎年です。私の車も車検を受けなければ違法になってしまいます。料金は40ドル弱でそう高くはないのですが、毎年の車検はさすがに面倒です。
 日本のようにメーカーに出すのでなく個人営業のBody Shop(自動車修理工場)に持っていくことになります。まず中々、予約が取れない。毎年ですからそれはそうでしょう。また工場も儲けが多いわけでなく、料金が安いので車検の客はどこの工場ももあまり歓迎しません。
 クレジットカード利用がほとんどOKのこのニューヨーク、なぜか車検は現金払いだけでです。他の修理代はクレジットカードOkなのに。理由は定かでないが現金で帳簿をごまかしているのかと思いたくなります。
 やったかやらないか分からないような30分程度の検査で終わりです。車検がパスすると新しい1年間有効のスッテカーを貼ってくれます。Inspection(車検)をしたいと言うと、工場によっては露骨に”ああ、新しいステッカーがほしんだね?”と聞かれたりします。
 本当に車の安全に役立っているのか大きな疑問です。面倒しいこの車検、もっと実利的なものに変えてほしいとついつい思います。

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4月7日はビールの日 2015 年 4 月 8 日

 本日4月7日はNational Beer Day! ビールの日でした。一時禁止されていたビールの販売や飲酒が1933年、当時フランクリン ルーズベルト大統領が署名したCullen-Harrison Actと言う法律で解放されたものを祝うUnofficialな祝日です。当時は一日で1億5千本ものビア樽が消費されたそうです。
 今日はビールの日とあってビールの料金を50%オフにするなどのレストランもありました。米国のビールは日本と比べると安い。スーパーでまとめ買いするとバドワイザーなどは1本1㌦しない金額です。ジュースより安い!ビール好きの私にはありがたい話です。
 このビールの味、日本で飲むビールと米国で飲むビールは感じる味わいが違う。日本ではアサヒスーパードライはとてもおいしいと思うのですが、ニューヨークで飲むとどうもしっくりこない。ニューヨークではバドワイザーがあいます。逆にバドワイザーを日本で飲むと物足りない。これは気候の違いが大きいと思います。ニューヨークは乾燥している、日本では湿気が多い。そんな気候の違いからビールのおいしさも違うようです。

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官僚主義2 2015 年 3 月 23 日

 15年前はESLの学校は割とルーズ。10年以上もESLの学校を転々としていると言う人が結構の数いました。2001年の9.11以降、SEVPの導入により学生ビザステータスの管理は格段と厳しくなりました。
 更に2011年のオバマ大統領の新法により学生ビザに必要なI20を発行する学校に大きな条件が付きました。政府外郭団体による認証(Accreditation)を得ること。ここ数年は当校もこの認可を得るために苦労をしました。この認可を得れずに廃校になった学校もあります。
 米国のこのような方針変更はいきなりやってきます。法律はロビースト達によって議会にあげられ、新法が可決すると、当事者にはメールでいきなり通知。今回のこの大きな変更は新聞やTVなどで大きく報道されることなくSEVPからのメール通知だけでした。メールを受信し損ねたらおしまい。
 只今、私はグリーンカード(永住権)の更新中です。昨年の12月に指紋採取に出向きました。3月で失効するグリーンカードの裏面には9月までの延長が刻印されています。指紋採取から大体6か月で新しいグリーンカードが来るはず。これもいつ来るか分からない。一方的に郵送です。
 何でも一方通行で、米国のこのようなサービスの一番のネックは、今現在、どうなっているのかと直接、聞けないことです。プロセスは気の遠くなるほど長い。でも、聞いても進捗は教えてくれない。つまりいつごろになるのかさっぱりわからない。それでもみんな黙って待つ。
 これが当たり前になっているから。

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官僚主義 2015 年 3 月 14 日

 本日、ACCETへの通知が終了し、開校に関して各当局との間での必要な事務手続きがようやくすべて終了しました。
 官僚主義の米国、一つ一つの事務手続きは本当に暇がかかります。工事終了後にまずC of Oと言う書類をビルディングデパートメント(DOB)からもらう。これがものすごく大変でExpeditaterと言う専門業者を雇い、朝の5時から役所に並んでもらって手続きを行う。それでもその日に手続きに必要なアポイントがもらえるかは分からない。信じられないCrazyな世界です。このC of Oと言う書類を得るまで2ヵ月。
 そのあとはFire Inspection(消防法検査)。これは教育庁から消防署(FDNY)に通知が行く。いつ来るか分からない消防検査をじっと待つしかありません。教育庁に督促をかけるがなかなか動かない。満を持して直接FDNYとコンタクトを取るとようやくFDNYが来校。こちらから連絡しなければいつになったか分かりません。それでも11日かかりました。
 それから教育庁の現場検査。これでまた1週間かかります。それからようやく教育庁のライセンス更新。すぐに終わると言う教育庁。でもこれも2週間かかりました。
 何と言う長いプロセス。やっている役人は”やってあげている”と言う立場。日本にある国民の公僕など言う感覚は一切ありません。
米国でのビジネスはやりやすそうで実は大変ハードルが高い。レストランなども改装は終わっていてもしばらく営業していないケースが多い。似たようなプロセスで時間がかかっているはずです。アメリカ的悠長さでなく、そこにあるのは官僚主義。

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さむい! 2015 年 2 月 21 日

 ともかくメチャメチャ寒い。本日の気温は1950年以来の寒さだとか。と言ってもニューヨークの場合、同一日での比較になりますが・・もっと寒い日もあったでしょうが、それでも半端なく寒い。華氏0度を下回る、つまりマイナス20℃くらい。それに加えて風が強い。
 外に長くいるのはとても危険です。憎たらしいのがこの寒さでもカラッとした快晴。このミスマッチが何とも不自然です。川には氷が浮かんでいます。さすがにジョギングや散歩を楽しむ姿はありません。
 土曜日の明日は雪が降るそうです。道路はスリップ防止のために塩がまかれて真っ白。車は塩でおおわれて触るのも嫌なくらいねっとりの塩と泥。それでも一昨日、洗車に行きました。洗車から戻ると汚れで隠れていたホイールの上にスクラッチ発見。あてた覚えがないのに。駐車場で出来たようです。駐車場のGuyにクレームを言うと直すとのことでした。 ニューヨークの駐車場は自分で駐車することができない。Parking Guyが持っていくので出庫したときはみんな車に傷がついていないかチェックします。スクラッチを作られたのは今回で2度目。まあ、狭い土地柄事情だから仕方ない。こんなことで日本流に怒っても通用しません。

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あれれ、どこ行ったStorm 2015 年 1 月 28 日

 火曜日、朝は大変な積雪のはず。しかもまだまだこの吹雪は続くはず。なので昨日の月曜日から公立の学校は休み、ニューヨーク市民には外出禁止勧告が市長から出されていた。アレー。朝、雪降ってないし、道路にも積雪がないし。
 確かに昨日の夕方はほとんどホワイトアウト状態。これは2日間とんでもないことになる、と私も思いました。ところが午後8時くらいには雪は小康状態、市から出される情報では午後11時に地下鉄が全面ストップとのことで、誰しもが夜中の豪雪を疑っていなかったはず。結果、予報はおおこけ、市長からの指示もおおこけ。この騒ぎは何だったのか?
 夕方6時出発の便でロンドンに向かおうとしていた人たちが、滑走路で6時間待機させられた後、知事から出された旅行禁止令によって結局は午前12時に空港ロビーに戻る。ところが道路もシャットダウンの状態。結局、ロビーで一夜を過ごすことになる。とんでもない目に遭っています。
 詳しくは知りませんが日本では航空会社や空港の判断によって事態の対処方法を取っているはず。ここ、ニューヨークでは市長と知事がすべての指示を出す。学校の開校の有無から地下鉄の運行まで。指示が的確であったら市民も納得します。
 今回はまたしても裏目。デブラジオ市長は去年の同時期、豪雪の中、学校をオープンさせると言う判断で大変な非難を受けました。今度は逆。この知事と市長の情報がうまく交換されていたかどうかが問題となっています。不確定要素の多い気象に対する対処方法まで責任を問われる市長と知事。それだけにその職務は市民のためと言うことでしょうが如何にもアメリカン。
 ともかく大きな被害がなくて良かったと思います。

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嵐の前の静けさ 2015 年 1 月 27 日

 過去、最悪の吹雪がニューヨークに来ます。今朝から降り始めた雪はやがて1メートル以上の積雪になり、風も強く、Blizzardの警報が出ています。今日は当校も午前中で閉鎖、明日も閉校と決定しました。ニューヨーク市の公立学校も明日はすべてクローズです。
 地下鉄などもやがてストップするでしょう。このような時はニューヨーク市長が各関係部署の責任者を集めて記者会見を行い、状況を説明すると共に市民に警告を発します。このようなところは日本の縦割り責任と違って非常に分かりやすい。市長がすべてを束ねてリーダーシップを握ると言う責任明示です。市長に続き、Sanitary(衛生局)の長、教育長、その他各部署責任者がこれからの状況を説明します。
 市長が市民に冷静を呼びかけの会見の中で、なるほどと思う注意点がありました。こんな大変な状況の中だからとタクシーや商品の値段を乗じてあげてはならない、それは違法だと言うコメントです。過去の事例からの警告でしょうがやっぱりここはニューヨークだと思ってしまいました。
 水曜日まで雪による障害が懸念されています。
 この雪、授業の再開の手続きに影響がなければ良いがと願っています。

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Global Entry 2015 年 1 月 16 日

 久々の更新です。実は日本に3週間ほど居ました。ニューヨークに戻ってみると寒い!日本も寒いと思ったがニューヨークの寒さは半端ではない。それでもNYの知人たちは今週はまだまし、先週はひどかったと愚痴をいいます。
 成田から12時間の長いフライトのあと、憂鬱な入国審査です。最近変わったこの入国審査、キオスクで自動検査するのはいいですが、ランダム選出で×印がついた審査結果が出ることがある。これに引っかかると厄介な目に遭ってしまう。×がついてない人のラインは審査が早くあっという間に通過できるが×印がつくと時間のかかるラインに並んで挙句に別室行となってしまう。何を基準にこの選別をやっているのか分からないが×はとても不愉快です。
 同じ飛行機を降りた一人の米人が全く違うラインGlobal Enteryに向かうのを目撃。彼はたった一人のラインであっという間に入管通過。これを見て昨日、早速Global EntryにApplyしました。
 オンラインで1時間近くもかかって必要な情報を入力、パスポート情報、グリーンカード情報、運転免許所情報、勤務地情報、等々。本日、一次審査合格の通知がこれもオンラインできました。後はDHS(国家安全保障省)のCBPオフィスでインタビューに行くとになります。この手続きが終了すればGlobal EntryのIDがもらえて厄介な入国審査をスキップすることできる。来週にもインタビューに行く予定です。
 インタビューに行くのは面倒だが、入国時の憂鬱が減ると思えば大したことはありません。使えるシステムは使うと言う気分です。
 学校の開校ですが授業開始が遅れて申し訳ありません。教育庁の授業再開認可手続きに時間がかかっています。昨昨日、最終の必要書類が来週の頭に来ることが確定し、教育庁にも連絡しています。新校舎での授業再開はもうじきです。

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Moversこない 2014 年 12 月 22 日

 土曜日ですが、昨日は家具の運び入れの日でした。前の場所を出てから半月の間、机や椅子などの家具を引越し屋が預かり、昨日、新教室に運び入れました。朝10時から引越し屋を待って待機。しかし引越し屋 Moversが勝手に昨日の日をキャンセルしていたと言う事態が発覚、やっぱ起こったか、想像もしてないことが。。これがアメリカ、もうことさら驚くことはないが..。
 プチンと切れた我らがDavid、ものすごい勢いで電話。決まり文句は訴訟沙汰と意外なことに休暇をキャンセルして出てきてる人間はどうなるんだ!ふうん、如何にもアメリカ流激怒。そんなこと考えている場合ではないのですが。
 Moversは今から人を集めて遠いYonkersから荷物を届けるとのこと。こうなったらもうどうしようもない。昼すぎに終わる計画がいつになることやら。
 車できた私はParking Guyに土曜日は6時に閉めると言われてそれがまた心配。と言うのは本当に6時なのかとこんなことがあったら殊更、疑ってしまう。6時と言いながら平気で4時に閉めたりと。。
 結局、5時前に引っ越しは終了。車も無事に出庫できて帰路となりました。開校まで後は消防検査を待つのみです。

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Expediter 督促屋 2014 年 12 月 19 日

 未だに、職員室だけが完成していません。エアコンの到着が遅く、その取り付けに時間がかかっています。すべての家具は今週の土曜日に搬入され、営業体制が整う予定ですが本当に予定通り進みません。
 工事にはDepartment of Building DOBから様々な許可書類をもらうことになりますが、このDOBにアポイントを取るのが恐ろしく大変です。あまりに書類関係をそろえるのが大変なためにDOBと工事関係者の仲介をするExpediterなる仕事があることを始めて知りました。
 工事関係者はDOBから必要書類を得るためにこのExpediterを雇います。雇われたExpediterは代理人として役所に行き朝早くから列を作る。あるExpediterは午前5時半から書類認可を求めて列を作り、午後2時にようやく役所関係とMeeting、それで書類の不備で認可を得られず、出直しだったそうです。まったくCrazy!
 Expedtiterに支払う金額は様々ですが1Projectで4000㌦ていど。このExpedtiteたちはこのDOBのシステムにあって自分たちは必要悪と言っています。
 ホント、考えられないほどのCrazyなニューヨークのシステムです。結果こうやって末端の私たちが大変な思いをすることになります。

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