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ニューヨーク的思考
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2013 年 10 月 24 日

カテゴリー:NYこのごろ

車検

 ニューヨークにも車検があります。日本の場合、新車なら購入して3年目に車検。その後、2年ごとに車検を受けることになっていますね。この車検、日本では安くても10万円くらいはします。ニューヨークの車検は毎年あります。ただ、一般的なチェックをして38ドル(3800円)で済みます。調べる内容がまるで違うのでしょうけど、日本の車検は高すぎます。場合によっては20万円近くもします。まあ、安全生から言えば日本が上なのかもしれませんがやっぱり高すぎます。
 日本では車は販売店で買いますね。トヨタならトヨタの販売店があってそこで車を購入し、修理や車検なども購入した販売店が面倒を見ると言う仕組みですね。車を購入するとき、お気に入りの車種が販売店になければ販売店が手配してその販売店通しで車を購入できると言うシステムです。ニューヨークにもメーカー別に販売店がありますが車の売り方が日本とは事情が違います。販売店はあらかじめメーカーから先に車を購入してそれを顧客に売ると言う形です。つまり白の車がほしくてもその販売店に白がなければ他の色の車を購入するか、白を持っている別の販売店を探すかするというパターンです。
 10数年前になりますが、当時、どうしてもトランザムの最終生産の車種がほしく、結局インターネットを使ってメールで希望の車種を尋ねました。色々、メールしている中でブロンクスのイタリア系販売店にその車種があることが分かり買いに言った覚えがあります。目当ての車種には会えましたが色を選ぶことはできませんでした。今となっては私の愛車でそのネービーブルーの色も気に入っていますが本当は白が目当てでした。
 このような販売店別にそろえている車しか購入できないのですが修理となると事情が違います。日本ではメーカー別に販売店へ修理を委託しますが、ニューヨークでは近くにあるBody Shop、車の修理工場に委託するのが一般的です。車検もここでやります。この修理工場ではアメ車から日本車、ポルシェやフェラーリなどの高級車などありとあらゆる車種の修理を行います。世界中のすべてのメーカーの車のパーツが手に入るのです。もちろん車の専門パーツ屋がいるわけですが、すべての車種を用意できるとはさすがアメリカ、スケールの違いとそのおおざっぱな心意気を感じます。車の維持費が日本より少ないのは車は生活上必須の道具でぜいたく品の感覚がない米国だからでしょう。

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