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ニューヨーク的思考
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2014 年 2 月 4 日

カテゴリー:NYこのごろ

スーパーボールのち大雪

 43-8。昨日のスーパーボールの結果です。デンバーブロンコスに対してシアトルシーホークスの一方的な勝利です。デンバーブロンコスはたった一度、タッチダウンを決めただけで48回スーパーボール勝利をシアトルホークスに渡しました。
 ゲームは単調に終わりましたが、やはりビックなイベントです。俳優のカートラッセルのチーム紹介に始まり、グラミー賞5回受賞のRense Flemingによる国歌斉唱。ハーフタイムはブルーノ。CMはアーノルドシュワルツネッガー、観客の中にはポールマッカトニーなどの数々の有名人。何度も上がる花火。ゲームの内容はもちろん大事ですがこの日がいかにエンターテインメントのイベントとして盛り上がっているか、米国にとってはお祭りの日です。競技場にたどり着くのに2時間、帰るのに2時間と公共機関もマヒ状態でした。
 天気はまずまずで終了しましたが一夜明けた今日は一転してWinter Stormで結構な雪となりました。積雪注意のアラートが出ています。今のところ、市内の学校は休校ではありませんが、遠足などの校外活動は中止となりました。場合によっては午後は閉鎖になるかもしれません。
 ニューヨーク市は衛生局を動員して道路の除雪を行います。先の大雪の時にその対応の不備を指摘されたデ・ブラジオ市長にとって2度目の雪行政管理の機会となります。前市長のブルームバーグは雪の時にバーミューダーの別荘に行っていたと大きな非難を浴びたことがあります。それを引き合いに出してブラジオ市長はまだバーニューダーには行っていないとすでに雪対応にプレッシャーを書けるような報道もあってます。
 ニューヨーク市はある指定の時間を除いて路上駐車が出来るところが結構あります。場所によってはAlternative Parking(オールタナチブ パーキング)と言って衛生局が掃除をする時間は駐車して車を別のところへ動かすと言うParkingがあり、利用者は違反切符を切られないように気を使います。こんな雪の日は当局はこのAlternative Parking(オールタナチブ パーキング)をSuspend(一時中止)して利便を図ります。ただ、雪がやむとこの利便がなくなり、車を動かさなければなくなる。そこで問題は積もった雪のために車が動かせないことです。ショベルで雪を排除して車を動かさなければなりませんが、本当に大雪の時はそれができません。こうなった時、当局と市民の間に摩擦が起きます。
 Alternative Parking(オールタナチブ パーキング)の対応の手腕も市長は問われることになります。

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