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ニューヨーク的思考
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2014 年 2 月 6 日

カテゴリー:NYこのごろ

やっぱりMessyな通勤

 Winter Storm第二弾。昨日の夜遅くから本格的に降り出した雪。雪かなり積もったようで夜中じゅう、除雪車が行き交う音がしていました。明け方には雪は雨とみぞれに変わり、予報通りのMessy Commute(汚れた通勤)。
 積もった雪にかなりの雨が降り注ぎ、あちこちで雪と水たまりです。この状況は長靴なしでではまともに歩けません。私もそうですが長靴を履いていない人たちは水たまりを避けるため、あちこちでジャンプして進まねばなりません。しかしながら道路のあちこちは凍結しているためにジャンプもままならない状況です。
 市内の学校は閉校とはなりませんでしたが課外活動は中止。地下鉄の1番、3番、7番は浸水による信号機の不都合のためにある一定の区間はサービス停止です。
 ニューヨークの地下鉄は水に弱い。ハリケーン時はもちろんそうですが、集中豪雨でも地下鉄がストップすることはしばしばです。マンハッタンとブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、を結ぶのはこの地下鉄。地下鉄がストップすると経済の中心地区マンハッタンに入ることはほぼ不可能となります。
 ニューヨークの地下鉄はその路線は世界一を誇り、1056KM、468駅をカバーしています。メトロカードと言う1ヶ月112㌦のカードを購入して乗車します。十数年前は80㌦程度だったと記憶していますが随分と値上がりしました。
 ニューヨークの地下鉄のシステムの利点はどの駅まで乗っても追加料金がないこと一駅で降りようが20駅先で降りようが2.50㌦。もちろんメトロカードなら何回乗ってもOKです。更に駅を降りてバスに乗り継ぐ場合、バス代は無料となります。このシステムのおかげでマンハッタンは他のニューヨーク市地区から多くの労働者を集めることができます。会社は基本的に通勤手当の支払い義務はありません。これはニューヨークのビジネスを支える大きなポイントとなっています。
 このとても重要な地下鉄が雨に弱い。これはニューヨーク市のアキレス腱と言ってもよいでしょう。このような背景ですから、マンハッタンの会社には従業員に対して天候によっては遅刻や早退を認めざるを得ない事情があります。

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