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ニューヨーク的思考
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2014 年 2 月 15 日

カテゴリー:NYこのごろ

嵐の後、快晴

 Winter Stormが去った翌日の朝、快晴です。でも歩道は雪が解けて靴がびっしょり。果たして予想通り、市長に非難の嵐。まあ、ここまで言われるか。新聞もTVも市長が昨日、学校をオープンにしたことをどれほどの間違いかと報道しています。
 実際に学校に行った生徒は45%ほどであったようで最低の出席率となりました。ニューヨーク市の学校は出席や欠席、遅刻の管理と記録が厳格です。出席率が悪ければ進学できません。学校をオープンにしたばかりに雪のために学校に行けなかった生徒はずいぶんと不公平な目に遭ったと言うのが市長への苦情の一つ。
 そして昨日学校をあけた市長の判断が悪いと言うのが2つ目。判断の間違いについては教職組合、学校長連合も市長を批判。更に市長の側近までも市長を批判。東京ならどうでしょう?まず学校を休校にする判断を都知事を最終責任者としてやるか?その判断が間違っていたら次の日に批判するか?ニューヨーク市は市長の権限も強い反面、市民の市長への要求もストレートです。
 教育は市民にとって一番重要な課題の一つ。雪の日の対応についても重たく市政の責任が問われます。今年は異常に雪が多く1月からののニューヨークでのWinter Stormは11回目です。そのたびに市民生活に大きな影響が出て市長の対応も注目されます。市の教育を統括するSchools Chancellor(学校総長)のCarmen Farinaは ”学校の先生は毎日そのレッスンで色々なことを学ぶ。今度の(雪の対応)の件でも多くを学んだ”と言っています。これはますます市民の反感を買う対応だと思います。この新しい政権、市民生活の目線で考え、行動できるまで、まだまだ時間がかかりそうです。

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