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ニューヨーク的思考
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2014 年 2 月 17 日

カテゴリー:NYこのごろ

官僚つよい

 日曜日のミッドタウンは閑散としています。いつもは会社員でにぎわうマンハッタンのビジネス街ですが、会社やレストランもしまって観光客だけとなり、人出がぐっと少なくなります。
 今日は日曜日返上で仕事です。月曜日が祝日で米国は3連休なのですが、私にとっては邪魔されなく仕事が出来るチャンスです。米国の学校はDHS(国土安全保障省)とDOE(教育庁)の2つの管轄下にあります。2001年にニューヨークで起こった同時テロ事件の犯人がFビザの学生ビザステータスであったことから学校に対しての規制が強まりました。米国の学校はビザを発行するために必要なI-20と言う書類を発行できるのですが、10数年、監査がなかったこの発行権利にDHSの監査が始まりました。
 Recertificationと呼ばれるこの監査は全米中のFビザに必要なI-20を発行できる学校を運営が法に沿って的確か再審査します。PCTECHもその対象です。このDHSに要求された書類を今月末までに提出しなければなりません。会社の所有者の証拠書類に始まり、指定された生徒の細かい情報を提出します。
 書類の準備だけで数週間を要し、更にレポートとしてまとめねばなりません。実はこのRecertificationの合格にはAccreditationと言う認定必要です。これも同時並行しており、ACCETと言う認可団体にも膨大な書類を提出しなければなりません。こちらの期限も今月いっぱい。つまりダブルで忙しい。せっかくの連休ですが休む暇はありません。
 このような大事な認可ですが、提出の通知はメール一本です。取り損ねたらおしまい。郵送での通知はありません。また、提出もメール一本。膨大な書類は指定されたサイトへアップロードすると言う形で書類の郵送は認められません。当然、すべての書類をスキャンしてPDFにすると言う時間のかかる作業が割り込むわけです。
 だけどNYS DOE(ニューヨーク州教育庁)などはファイルの転送などは認めずFedExか郵送だけです。
 ただ郵送であろうがメールであろうが両サイドとも送っても受領したと言う通知が来ないこと。聞いても教えてくれません。下手をすると大事な書類が行かないこともありうる。そんなことから心配しなければなりません。役所の仕事は一方通行です。官僚体制、米国の慣わしです。

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