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ニューヨーク的思考
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2014 年 3 月 14 日

カテゴリー:NYこのごろ

ビル倒壊2

 ガス爆発の余波が広がっています。去年から何度も住人が当局にガス漏れの通知をして、クリスマスには消防署も来ていたとのこと。消防局は異常なしとの判断。また、最近もガス初爆発が起こる寸前まで住民が311(市民生活苦情用電話)に電話するものの例によってつながらず断念したとのこと。
 こういった市当局の対応のまずさに加え、爆発にはニューヨークのインフラの古さが関与しています。古くから発展をしたニューヨーク。ガスのインフラは1880年代に整備を始めています。なんと130年も前のインフラがいまだに使われている状態です。倒壊したビルも100年以上たっています。電力会社のコンエディソンはガス管の取り換え工事を行っていますが今のニューヨークのガス管の平均年齢は56歳です。5年間で4700億円を超えるガス管の修理、すべてを置き換えるには相当の時間と費用がかかります。市長はこれを機に連邦からの予算を請求していますが簡単にはいきません。
 倒壊したビルのガス管は3年後の取り換えの予定だったそうです。

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