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ニューヨーク的思考
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2014 年 5 月 9 日

カテゴリー:NYこのごろ

陪審員

 米国は陪審制です。裁判の時、12人の陪審員が判決を判断します。一般から選ばれる陪審員の顔ぶれは時として判決の予想を大きく変えてしまいます。
 過去にも色々と問題になったのが人種差別です。無罪を主張する黒人の被告に12人の陪審員はすべてが白人。判決は有罪。無罪の色濃い事件であるにも関わらず、陪審員の判定は有罪。マスコミも陪審員の判定が正しかったのか問い直すと言う事件です。
 この陪審員はランダムに米国市民から選ばれます。選ばれた市民は仕事があっても放棄することはできず陪審員の職務を全うしなければなりません。米国で生活する人にはSS(Social Security)番号と言う個人番号が与えらえています。これは日本が導入しようとしている国民背番号のようなものです。このSSをつかって陪審員は抽選されます。
 私に陪審員の通知が来ています。私の場合、国籍が日本なのでそれを理由に断ります。オンラインで陪審員不適切の意思表示を行い、証拠書類を提出しておしまいです。これでもう5度も指定があっています。それだけ米国で裁判が多いと言う証拠と思います。裁判が身近と言う感覚もします。

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