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ニューヨーク的思考
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2014 年 5 月 19 日

カテゴリー:NYこのごろ

自宅付近で発砲事件

 自宅付近で発砲事件がありました。自宅から数百メートル離れたFDR(都市高速)の入り口です。毎朝、散歩やジョギングで通る道なのでとてもショックです。
 発砲したのは警官です。数十発の弾丸で車で逃走を図っていた犯人は射殺。この犯人、私の自宅から数十ブロック離れた南のドラッグストアで強盗を犯しました。過去2回の強盗を犯し、警察側も警戒をしていたところでした。
 店側は警察の指示を受け、偽のクスリ瓶の中にGPSのチップを入れておき、現金と一緒に犯人に手渡しました。逃走した犯人は高速道路に乗る前に入り口の渋滞で立ち往生しているところを警官に発砲されて射殺。まさかGPSで居所が分かっているとは思わなかったでしょう。
 しかし、いきなり射殺とは。いつものように日本との違いに愕然とします。犯人は発砲した形跡はありません。しかし、車内から拳銃が押収させたことで警察官の発砲には批判はありません。警官が頻繁に殺させるニューヨークですから問答無用は仕方ないかもしれません。当然、犯人が銃をもって強盗におよんだのは承知の上でしょうから。
 しかし何と雑な取締り劇か。ハイテクを使った正義の勝利と言う人もいますが、自宅付近で起きたこの発砲事件、何ともうすら寒い思いです。

広域通信制高校 一ツ葉高校校長

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