2014 年 9 月 15 日
カテゴリー:NYこのごろ
米国、またも参戦
残虐行為を続けるISIS(イスラム国)。3人目の被害者です。英国人ジャーナリストが首切りによって殺害されました。オバマ政権はシリアとイラクにまたがるイスラム国への空爆をを強調しています。米国の戦争参加への事実上の表明です。
米国は全ブッシュ大統領時にオサマビンラデンが率いるアルカイーダによって2011年の9月に旅客機ハイジャックと言う手段でニューヨーク、ワシントンと攻撃を受けました。その同時テロから13年。同時テロ後にアフガニスタンを制圧し、その後、イラクのフセイン大統領政権を崩壊させたアメリカ。イラクからの撤退はままならず、地上戦において数多くの戦士を亡くしました。
ブッシュ大統領のとったこの政策は米国市民の支持は得られませんでした。当時、短期決戦で終わると信じていた国民は戦況の長期化に不満を示し、その戦争終結を訴えて大統領に当選したのがオバマ氏です。
今回のイスラム国への空爆、実際の参戦は大統領にとっては苦渋の判断だったでしょう。強いアメリカ、これは米国人誰もが信じるアメリカ像。しかし、戦争の実態とアメリカの国力を信じる国民の思いとは大きく隔たりがあります。中東絡みのこの戦争やテロ、いつになったら平和になるのでしょうか。