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ニューヨーク的思考
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2012 年 3 月 16 日

カテゴリー:NYこのごろ

移民のニューヨーク

  いつもの朝の日課ですが、イーストリバー沿いの遊歩道をジョギングした後、新聞を買いにデリーへと向かいます。前にも話しましたがデリーの経営は韓国系、中東系とほとんどが移民の経営です。デリーは日本のコンビニに近い品揃えで新聞や日用雑貨などを狭い店内に並べています。このデリーでは簡単な昼食や朝食が手に入ります。ベーグルやベーコン入りのパンなどが主な品ぞろえで、たいていの場合がデリーから出て食べながら歩くというニューヨークスタイルです。
  タクシーの運転手も移民。ここニューヨークは種々雑多な民族の集まりです。ことばも共通語は英語でも韓国語、中国語、ロシア語といろいろな言葉が聞かれます。英語に次いで多いのがスペイン語。ヒスパニックの人口が増えている事情からスペイン語を話し人のほうが増えるかもしれないとまで言われています。TVもスペイン語の放映があります。
  これら民族にはそれぞれに大きなコミュニティがあって同じ母国の人が助け合って生活をしています。このように他国からニューヨークに移民し、アメリカ国民となって家族を呼び寄せる。これが一つの流れとなってニューヨークの文化を作っています。このたくさんの移民が暮らすニューヨークですがこのパターンの日本人移民はみかけません。ここで暮らすほとんどの日本人が留学生や大手商社、金融などの駐在員。日本人コミュニティより駐在員コミュニティのほうが目につきます。これも日本が豊かで他の移民のように自分の国を出て米国での生活を目指す必要がないからかもしれません。

広域通信制高校 一ツ葉高校 校長

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