Menu

ニューヨーク的思考
RSS Feed

2012 年 5 月 29 日

カテゴリー:NYこのごろ

未成年の飲酒は禁止

今日は快晴。ただ気温は90度F近くまで行きそうです。30℃を超えるくらいです。真夏日です。ここ3日間の連休は最後の日を除き、時折雷を伴うどしゃぶり。
  連休ですか?生徒がいないこの期間を狙って教室の改装を行いました。当然、連休返上です。ネットワークの再設定も完了し、今日からPC TECHでは新校長(School Director)のFrank氏による新体制が始まります。
  休日のマンハッタンは見事に観光客だらけです。そのほとんどがアメリカ人でニューヨークが米国の中でどれほど人気が高いのかを感じることができます。観光地で人気のるニューヨークですが、酒に関しては厳しく、公園などの公共の場でビールなどを飲むことは禁止されています。また米国では飲酒は21歳以上からと決められています。それでも若い人たちの酒の飲みすぎからくる問題が絶えません。  店で酒を買う時にID(身分証明書)を要求されることがあります。もし21歳未満に酒を売ると店が罰せられるためです。レストランで食事とワインを注文してもIDを要求されることがあります。この私でも行きつけでない店でIDを要求されたことがあります。
  なのに未成年者の飲酒による事故が絶えません。つい先日は19歳になった誕生日のお祝いをしていた大学生が過度な飲酒で死亡すると言う事件がありました。市(Health Department)の発表によると緊急病室(ER, Emergency Room)に運ばれる患者の数は2007年の7,958名から2011年は15,620名に跳ね上がり、その原因は若者の急性アルコール中毒によるものだそうです。
  事態を重く見たHealth Department (健康管理局) は200,000㌦(2000万円)の広告予算を組んで啓蒙活動に乗り出しました。自由の気質のあふれるアメリカですが、自由のままにしておくと度を越す、その対応に色々な規制が増えていく。気が付くと米国の規制は日本より多いと思います。
  ただこの飲酒の問題は家庭の教育の範疇にあると思います。

広域通信制高校 一ツ葉高校校長

ブログランキング・にほんブログ村へ