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ニューヨーク的思考
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2012 年 6 月 8 日

カテゴリー:NYこのごろ

身体検査反対アプリ

“Stop & Frisk”(ストップ アンド フリスク), 警官が通行人を呼び止めて服の上から銃などを探す、身体検査をすることです。日本で言う職務質問のもっと突っ込んだ形のようなものです。
  ニューヨークの警官は捜査のありかたなどそのマナーなどがよく問題視されます。これもまた人種問題に絡んだことが多く問題となります。
  さて歩行中の市民が呼び止められこの”Stop & Frisk”を受けることがあります。NYPD(ニューヨーク市警)は犯罪を未然に防ぐためにこの身体検査を行っていると主張しています。ただNew York Civil Liberties Union(NYCLU)などの人権保護団体はこの”Stop & Frisk”をプライバシーの侵害と人種差別であると猛反対です。
  と言うのもこの身体検査を受けるほとんどの人が黒人かヒスパニック系だからです。この議論は今年、黒人の市議会議員が間違ってこの”Stop & Frisk”を受け、逮捕されてから、更に活発なりました。ここにきて先日のニュージャージ州での訴訟に加え、NYPDに一気にプライバシー、人権、宗教が絡む防犯活動のあり方への反発が来ている感じです。
  この”Stop & Frisk”に反対するNew York Civil Liberties Union(NYCLU)は何と”Stop & Frisk”を見たらスマートフォンで報告できる無料アプリをアップしました。GPSを利用してどこでこの身体検査が行われたかビデオに撮って報告するアプリです。この身体検査を見たらこのアプリを起動して報告しろと言うことです。ハイテク絡みのこの手法、さすがアメリカンな感じがします。
  ただ、GPSを使用してどこで身体検査が行われたかを瞬時に知らせることは犯罪者がその公開情報を利用して身体検査のある場所にはいかなくなると言う懸念も指摘されています。
  民主主義では自分の意見を主張できる権利がる。これはアメリカでの常識です。日本も同じ民主主義ですが行動を起こすのはアメリカ人のほうが日本人より積極的だと思います。

広域通信制高校 一ツ葉高校校長

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