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ニューヨーク的思考
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2012 年 10 月 3 日

カテゴリー:NYこのごろ

車検

  ニューヨーク州では毎年、Car Inspection(車の検査)を行わねばなりません。日本で言う車検ですがどこの修理工場も混んでいて毎回予約を入れるのが大変です。日本だとトヨタなど販売店が修理工場も持っていて、場合によっては車を取りに来てくれるなどのサービスもありますが、ニューヨークでは修理工場を探して自分で持っていくと言うパターンです。
  頭が痛いのがマンハッタン内にある修理工場はどれもこれも小さく、予約を取っても自分の番が回ってくることにおそろしく時間がかかるし、待つ場所もないほど事務所が狭い。客はどっさといて、いつ自分の車が検査されるか分からない。まあ、一人が対応していてみんな殺気立った表情をしている中で”いつになる?”など聞ける雰囲気ではありません。
  車検はたったの37㌦です。ただ今回はブレーキパッド、サスペンションが悪いと言われ1700㌦もの見積もりとなりました。ジャッキ上げされた私の車を横目に、担当がもし高いと思うなら37㌦支払って他所に持っていてもいい。ただ車検合格のシールは貼れない、他所でも同じことを言われるだろうと言います。
  こうなったら人質に車をとれているようなもの。また何週間か先の予約を取って出直しするのかと思うと、安全のためだと思い修理を頼みました。1日経って車を取りに行くと交換した部品をすべて見せてくれて、なるほど交換するしかなかったなと初めて合点しました。
  こう思うのもニューヨークでの悪徳修理工場の噂は多く、替えなくても良い部品を替えるから修理中は立ち会ったほうがよいと友人からも言われたからです。長年使っている工場でしたが車検の時に大きな金額を言われたのが初めてで多少の疑いがありました。ずいぶん前に使った修理工場では悪くもないバッテリーを交換しようとしたり、修理した個所がひどく傷んでいたりと苦い経験がありました。イタリア系のこの工場はOKだったようです。
  しかし、部品代が900㌦、労働代が600㌦とはやっぱりニューヨークの賃金は高い。できるだけ隣のニュージャージー州で修理はやったほうが安上がりのようです。

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