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ニューヨーク的思考
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2012 年 8 月 1 日

カテゴリー:NYこのごろ

RIG(大型トレーナートラック)

  昨日の夕方、PCTECHが面する42丁目の通りで事故がありました。グランドセンラル駅の上を走る車道に誤ってコンクリートを積み込んだ大型トラックが入り込み道路の壁に衝突。コンクリートの破片が下の歩道にばらまかれるという事故です。この道路はグランドセントラル駅の上を橋のように渡っている歩道の上の橋のようなもので下は駅に向かう大勢の人たちが歩いている場所です。奇跡的にけが人が出ることもなく済みましたが、一歩間違えば大惨事となるところです。
  混み合う歩道の上をまたぐように走るこの道路は乗用車専用道(Passenger Car Only)でトラックは入り込むことは出来ません。この大きなトラック(コンボイ、Rig)の運転手はマンハッタンから出たくて道を間違えたと言っています。
  他州からくる大型トレーラートラック(Rig)の運転手が道を間違えるのはよく見ます。マンハッタンは日本でいう環状線のような高速道路がその周りを囲んでいます。マンハッタンを抜けるにはこの高速道路を使うのが一番手っ取り早く、すべての乗用車はマンハッタンの出入りにこの道路を使っているといっても言い過ぎではありません。ただ、」この道路は乗用車専用(Passenger Car Only)。
  他州から高速でニューヨークまでたどり着いた大型トレーナートラックがそのまま高速を利用するマンハッタン入りを目指し、この環状線(FDR)に突入してしまう。よく見る風景です。
  NYPD(ニューヨーク市警)がこの違反トラックを止めるまではよいのですが。その度に1時間近くも道路を封鎖します。高速に乗った車はすべてストップし、高速を降りることもできない渋滞となります。止められた大型トラックは牽引されて高速をバックして一番近い出口で出されます。その間、高速は全面ストップ。
  どうして一車線だけでも解放しないのか納得ができませんが全面ストップ。この不運な全面ストップには何度も会いましたが慣れません。もっと分かりやすい表示をすればこのようなこともなくなると思うのですが、トラック禁止の表示は1回だけ簡単なものがあるだけで他州から初めてきたドライバーは気が付かないでしょう。表示を改善するだけで迷惑な道路閉鎖も少なくなるはずです。でもそれはやる気が見られません。気が付かない運転手が悪いという態度。違法を取り締まるが仕事で違法を少なくする発想はNYPDにはないようです。

広域通信制高校 一ツ葉高校校長

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