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ニューヨーク的思考
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2012 年 12 月 15 日

カテゴリー:NYこのごろ

またも銃の乱射

  今朝、またも銃による惨事が起きました。ニューヨーク州に隣接するコネチカット州の小学校です。Sandy Hook Elementary Schoolで26人が死亡すると言う大惨事です。この26名の中の20名は5歳から10歳の小学生と言う痛ましさです。
  犯人のAdam Lanza20才はこの学校の教師である母親を家で殺害したのち、ハンドガンを持って学校に侵入し、銃を乱射、後に自殺しました。このような銃による悲劇は何度も起こり、その度に取締りの声が上がるのですが、具体的な規制は中々出ません。
  前にも話題にした通り、全米ライフル協会の米国議会への圧力が強く、銃を取り締まる根本的な策が取れていません。今回の凶器となったハンドガン、これも一時期は販売が禁止されていたものを全米ライフル協会のロビー活動で販売禁止の法律が期限切れとともに廃止となり今回の事件の一役を買ったように思えます。
  今回のハンドガンは被告の母親が合法的に購入したものです。いくら合法的に購入されても、身内が犯罪に使えば意味がありません。”人を殺すのは人であって銃でない”をスローガンとする全米ライフル協会。このような罪のない幼い子供たちが殺されてもどうどうとこのスローガンを言うのでしょうか。オバマ大統領は記者会見で涙を隠しきれませんでした。そんな思いがあるのならオバマ大統領!銃の販売を禁止にしろ!この思いは多くの人が抱いていると思います。
  大統領再選が決まり、次の再選は出来ないオバマ大統領選にはもうなにも恐れるものはないはずです。本当にこんどこそ英断をしてほしいと思います。この事件は2007年のVerginia Tech大学で起きた32名を射殺すると言う惨事の次に大きな事件です。米国が変わることを願ってやみません。

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