Menu

ニューヨーク的思考
RSS Feed

2013 年 4 月 4 日

カテゴリー:NYこのごろ

忙しいです。

 前にも話しましたが、ニューヨーク州の学校はすべて教育庁の認可を得て学校を営業しています。この教育庁が出す法律によって教育庁はカリキュラム、教材、受講申し込み書、1教室当たりの生徒数、講師の資格、果てはイスの品質まで細かく管理します。実査に査察官が学校を訪問し、その法律のもとで学校が運営されているかを判断するわけです。
  学校の運営許可(School License)は4年で切れます。4年ごとに更新し、その度に厳しい査定を受けることになります。PCTECHも昨年、この査定を受け、つい先月の末に査定官からライセンス更新許可の旨の通知が届きました。ライセンスそのものの証書はまだ届きません。教育庁曰く”Lack of Man Power”(人手不足)。それにしても査定は去年の12月には無事終了し、そのお墨付きが3月で免許証はまだ来ない。
  米国の役所仕事はこの類で本当に時間がかかります。中間で報告もなければ、完了する日も知らされない。たちが悪いのは役所の手違いで忘れられていることもたびたびあることです。問い合わせをしても、回答がないことなど当たり前の役所仕事です。
  今、全米の学校はこの教育庁の査察に加え、新法に基づきアクレディット団体の査察を受けねばなりません。この準備のおかげでおそろしく時間がかかっています。ライセンスの更新の次はこの査定のクリア。本当に今年は大変な年となっています。アクレディットは30数項目の基準をクリアすると言う非常にハードルの高い査定となります。準備は1年を要しました。ただ、このおかげでPCTECHの学校の品質が大きく向上したことは本当に良かったと思います。そのアクレディットも最終検査を間近に控え、本当に忙しい日が続いています。

広域通信制高校 一ツ葉高校校長

ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事