カテゴリー:NYこのごろ
スポーツ公園
今週の火曜日にブルーンバーグ市長、ヤンキースの社長を含めた記者会見がありました。ニューヨークに新たにプロサッカーチームを作ることになった公式発表です。
ニューヨークは野球ではヤンキースだけでなくMets、アメフトではジャイアンツ、ホッケーではレインジャー、バスケットボールではニックスと各スポーツ分野に有名なチームを抱えます。チームだけでなくテニスのUSオープンも毎年、ニューヨークで開かれています。ゴルフも有名なコースが多々あり、PGAオープンでも使用されています。 スポーツが年中あっているのが当たり前のようにようになってしまっていますが、よく考えてみるとニューヨーク市はスポーツ事業に大変力を入れています。観光収入が市の大きな収益源となているこの土地、魅力的な場所にするにはスポーツ事業は欠かせない政策と言えます。ニューヨーク市は時期、オリンピックの開催も狙っていて日本のライバルの一つです。
スポーツ大国の米国ですがサッカーは野球やバスケットボールほどの盛り上がりを見せません。逆に言えば米国では市場として未開発でそこに目を付けたブルーンバーグはさすがに自らも成功している事業家だと感心しました。今回はニューヨークヤンキースと英国のマンチェスターシティが100ミリオン㌦(100億円)の共同出資をしてNew York City Football Clubと言うチームを作りMLSに参戦することになります。2015年からのスタートとなり、ホームスタジアムができるまではヤンキースの球場やメッツの球場を使用することになります。
メッツの球場、USオープンテニスで使われるテニスコートはクイーンズの同じCorona Park内にあります。その公園の中に新しいスタジアムを建設の予定ですが、例のごとく反対運動が上がっています。市長は押し切るようです。変化を続けるニューヨーク市のエネルギーには驚かされますが、環境が変わる当事者達も大変です。