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ニューヨーク的思考
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2013 年 8 月 1 日

カテゴリー:NYこのごろ

Eシガレット

 ご承知の通り、ニューヨーク市でタバコを吸うことは大変です。まずタバコの値段が高い。1000円近くします。またBloomberg市長の健康志向、と言っても市の財政にかかる病院の経費を抑えようと言う別の目的も兼ね備えた健康志向ですが・・。それでも市長の強いリーダシップのもとでタバコを吸える場所は次々と消えていきました。まずはレストラン内は禁煙にはじまり、次はバーが禁煙。寒い中、バーの外でタバコを吸っている人を良く見かけました。次は建物内でのたばこの禁止。そして公園でもタバコを禁止。TVで流れるコマーシャルは必要にタバコの害を訴えるもので、タバコで癌になった人たちの悲痛な訴えや手術のシーンを流します。
  この効果のおかげでニューヨーク市内でタバコを吸う人を見かける機会は本当に減りました。と言っても米国全域がニューヨーク市のようであるわけではありません。ニューヨーク市内で車内でタバコを吸う人は見たことがありません。タバコを吸いながら運転する人など皆無です。ところがペンシルバニア州のような地方に行くとタバコを吸っている人も多く、くわえ煙草をしながら運転している姿もよく見かけます。ゴルフ場に行ってもグリーン周りに時々、タバコの吸い殻が落ちていたりします。
 このようにタバコ禁止、に力を入れるニューヨーク市ですが、Eシガレットはどうなのだと言う論議が最近活発です。日本でも売られている電子タバコです。煙でなく、蒸気を出すことから周りに迷惑をかけないと言うふれこみです。吸っている本人には全く無害と言うわけではないと言う説も多々出ていますが・・。
  この電子タバコ、ニューヨークで吸っている人を良く見かけます。先般レストランに入った時に電子タバコを吸っている人を見かけて、電子タバコは禁止されていなんだと思いました。そうそうするうちに地下鉄や列車でも電子タバコを吸う人が出てきて、地下鉄やバスを運行するMTAは電子タバコの禁止を公言しました。ニューヨーク市の禁煙条例は電子タバコには適応されません。あとは各社の判断によるものです。スターバックも電子タバコを認める店舗とそうでない店舗があるようです。レストランも同じです。確かに電子タバコには嫌な臭いはありませんが、レストランの横の席で蒸気でも煙みたいなものをプカプカやられるのは心地よいものではありません。食事の最中くらい、やめたら?と思ってしまいます。

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