Menu

ニューヨーク的思考
RSS Feed

2014 年 2 月 18 日

カテゴリー:NYこのごろ

プレジデントデイ

 今日はPresidents Day(プレズデント デイ)。米国では代表的な祝日の一つです。一般的にはアメリカの初代大統領George Washington(ワシントン)の誕生日を祝う日とされていますが、州によってはAbraham Lincoln(リンカーン)の誕生日を祝う日。またある州では両方の大統領の誕生日を祝う日とされています。ワシントンが2月22日、リンカーンが2月12日と両人ともに2月生まれだからです。
 Presidents Dayは2月の第3週の月曜日と決まっています。毎年この日に現在の大統領の支持率などが公表されますがオバマ大統領の人気は大きく下落。去年のPresidents Dayでのオバマ大統領の支持率は52%、今年は10ポイントも下がって42%。皆保険導入に反対する国民、更に制度導入に賛成だった国民もその皆保険制度の諸所の不手際に大きな不満。  2008年のリーマンショックで米国が不景気のどん底にあった中で行われた選挙戦。その中で勝ち抜いてきたのがオバマ大統領です。不景気で仕事がなくなった人々、またローンの破たんで家を失った人々がオバマ大統領の”Change(チェンジ)”の言葉に希望の光を見つけようと現大統領を支持しました。大統領に就任してから再選を経て今年で6年目です。
 上院下院の逆転国会で大統領の思うことが決まらない。直接選挙で国民自ら大統領を選ぶ、大統領には軍隊を動かすなど大きな権限があります。議会で成立した法案を破棄することも出来ます。大統領のサインなしでは法案は成立しません。しかし、議会が認めない限り法案は大統領の手元には上がってきません。米国大統領制はこのようにして大統領の独裁を禁じています。

ブログランキング・にほんブログ村へ