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ニューヨーク的思考
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2014 年 3 月 10 日

カテゴリー:NYこのごろ

マレーシア航空消息不明

 マレーシア空港機が消息不明です。クアラルンプールから北京に向かった飛行機はベトナム付近で消息を絶ったままです。盗まれたパスポートをもった乗客が登場していたことが分かりテロの疑いは消えていません。マレーシアからフィリピン、インドネシアの島々は国際テロ組織アルカイーダの拠点の一つ。米国側も今回の事件に神経をとがらせています。北京に向かうこの飛行機、150人もの中国人も搭乗していました。中国も知らない顔はできません。
 米国は全世界にテロの情報網を張っており、今回の事件がテロ絡みであったならその情報が事前に把握できなかったことになり、米国の国家安全対策に関わる大きな問題となります。またこれがテロ事件であったなら、米国を標的とした次のテロを警戒しなければなりません。米国は戦時下の国が為にマレーシアのこの事件の解明に積極的に参加します。
 米国内の空港はセキュリティは非常に厳しく、偽のパスポートでの出国はあり得ないと言いたいところですが、米国では出国の際は出国審査はありません。航空会社に任されています。航空会社も念入りな検査はしません。手荷物検査は厳しいものの、出国検査のない体制は米国にとっても飛行機の安全を保障するのに盲点かもしれないと思ってしまいます。

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