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ニューヨーク的思考
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2012 年 6 月 23 日

カテゴリー:NYこのごろ

猛暑、電力切れ

  ニューヨークはここ3日間、メチャメチャ暑いです。100度近くあります。と言っても、華氏で100度ですから摂氏なら37℃近くと言うことです。湿気も結構高く、不快です。日中、夜中もクーラーなしでは辛い日々です。
  このような状況になるとみんながクーラーを使って電力不足になる・・・。やっぱりこの猛暑が続いた3日目の今日の朝、電力切れが起こりました。幸い、マンハッタンは無事でしたので学校には影響はありませんでしたが、ブルックリンで1,400世帯、クイーンズで300世帯の合計1,700世帯に電力の供給が無くなりました。
  ニューヨーク市に電療を提供しているか会社はCon Edison(コンエディソン)と言います。すぐに修理隊が派遣され、午後には復旧の見通しのようです。前にも触れましたが、日本では今年も電力不足になると、ずいぶん前から大騒ぎしていますが、ニューヨークでの停電は毎年のことのように起きて、事前の対策は各家庭の電力セーブしかありません。”計画停電”などの発想は聞きません。
  じゃあニューヨークの停電は大したことないからだろうと思うかもしれませんが、過去に3日間まるで電力がなく、3日間水道水さえも出なかったことがあります。あの停電(Blackout)で私が学んだのは、停電したらすぐに風呂桶に水をためること。ビルの場合、屋上にある貯水タンクに一旦、電力で水道水を吸い上げてそこに溜め込み、各家庭に排水します。なので貯水タンクに水が残っている間に水を確保することです。そんなことも知らずあの3日間、水はなくトイレも流すことができず、大変な思いをしました。
  市民はこんな経験を何度かしてきていますが、節電を求めることはあっても電車の間引きなどは聞いたことがありません。逆に停電も多く経験して電力が無くなってもいつかは回復するだろうと言う気分が当たり前になっている気がします。

広域通信制校 一ツ葉高校校長

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