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ニューヨーク的思考
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2012 年 9 月 24 日

カテゴリー:NYこのごろ

Randalls Island Park

  ニューヨークでは最近、秋の気持ち良い快晴が続いています。気温はぐっと下がり、本格的に秋の到来の模様です。10月も中旬になると北風が強くなり、冬の到来を告げます。
  昨日の日曜日はこの快晴の中、午前中で仕事を切り上げ、Randalls Island Parkまでウォーキングに出かけました。この公園は野球場、サッカー場、テニスコート、ゴルフ場と言う設備を備えている充実した公園ですが利用者が少ないことが問題となっています。ブロンクス、クイーンズ、マンハッタンを結ぶRFK橋のふもとに位置し、立地の悪さが影響しています。
  マンハッタンからこの島はイーストリバーを挟んで本当に近くに見えるのですがイザ行こうとすると車でかなり遠回りしなければたどり着けません。もともと、マンハッタンの北とこの島を結ぶ歩道専用の架け橋があったのですが長い間、閉鎖となっていました。
  この架け橋が今年の3月から再開となりました。架け橋の閉鎖前、私も昔、一度だけ渡ったことがあったのですが閉鎖になってからは行ったことがありませんでした。自宅から40分ほど歩くとこの島に届きます。島から見るマンハッタンの風景は絶景。セントラルパークのような観光地ではありませんから本当に静かです。マンハッタン内で聞こえるけたたましい救急車やパトカーのサイレンの音もなく、まるでニューヨークを離れてほかの州にいる気分です。
  本来、アメリカの土地柄はこのようにゆったりしたものだったと思い出されました。ニューヨーク市は全米の中でも、アメリカらしくない土地。狭い土地に多くの人が生活し、移民が多くの人口を占める土地。本当にこの地だけは別のアメリカと言う気になります。ほんのわずかな時間ですがああ今アメリカにいると思い直すことができる瞬間でした。
  帰り道、マンハッタンのいつものイーストリバー公園を通るとたくさんのテントがあり店が出ています。売っているものはすべて絵画とオブジェ。毎年同じ時期に開催されています。数年前、私もこの催で絵を買いました。今回は、めぼしいものはありません。絵は買いませんでしたがイーストリバーの反対側からマンハッタンを観て、帰りにマンハッタンの絵画即売に立ち寄ることができて、久々に休日と言う気がしました。

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