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ニューヨーク的思考
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2012 年 12 月 4 日

カテゴリー:NYこのごろ

ニューヨークショービジネス

  ニューヨークと言えばショービジネス。タイムズスクウェアの一角から始まるブロードウェイは世界に知れ渡るミュージッカルの名所です。リーマンショック以後の米国の景気後退からこのブロードウェイも一時期は客足が途絶え、踊り子なのどのアーチストが職を失うと言う深刻な事態が続きました。
  最近は米国の景気も復調しブロードウェイにも活気が戻ってきました。ここ1年でブロードウェイを訪れた人たちが1300万人近くとなり、近年で最高の収益を上げたようです。タイムズスクエアはニューヨークの中で一番活気のある場所です。そこにあるブロードウェイに元気が戻ってきたのはニューヨークに元気が戻ったのと同じです。
  今更ながらですがニューヨークは観光都市です。NY証券取引所があり、国連の本部があり、世界各国の銀行や商社の支店がある。ミッドタウンでは世界各国から来ているビジネスマンであふれている。それだけでなく最新のファッションの発信地でもあると、観光地であることを忘れてしまいそうです。
  NYC(ニューヨーク市)は観光収入にも力を入れ、映画などの撮影誘致にも熱心です。勿論、観光による収入は市の大事な財源だからです。実はニューヨークを訪れる観光客でもっとも多いのは他州からの米国人たちです。アメリカの景気が悪ければ当然、ニューヨークを訪れる人も減る。ニューヨークの活気はまさにアメリカの景気をそのまま反映します。ブロードウェイを訪れた1300万の人の63%が米国内からの観光客でした。その中の3分の2が女性です。米国の女性にミュージカルが根強い人気であることが分かります。米国の景気が上向きならブロードウェイの客が増える。分かりやすい尺度かもしれません。

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