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ニューヨーク的思考
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2012 年 4 月 22 日

カテゴリー:未分類

メールで通知

  米国で留学生を管理するSEVIS(旧移民局)からPCTECHに通知が来ました。PCTECHではオバマ大統領がサインした新しい法律に基づきAccreditationという学校としての保証を政府認可団体より得るために今、申請中です。
  今後、このAccreditationがない語学学校は留学生の受け入れが認められなくなると言う大変に厳しいものです。去年の暮れから通知が始まったこの制度。PCTECHは無事に申請を終えていますが、一定の経済的状況を満たさない学校、開校から2年を満たない学校、所有者が変更になった学校、教育長の認可を得ていない学校などは申請さえすることができません。
  本日来た通知ではSEVISがこのAccreditationを申請していない学校に対して留学生の受け入れを法の効力の元、却下すると言う内容です。事実上、申請ができなかった語学学校は本日をもって留学生の受け入れができなくなり営業を続けることは出来ないでしょう。
  米国ではこのような死活にかかわる法律があっという間に出来るので油断ができません。しかも今日の通知を含め、この新しい法律の制定、実行の通知はe-mail 一通でおしまいで、郵便でもやってきません。何かの不都合でPCで受信する前に消えたとか、読む前に間違って削除してしまったとかあったとしても後の祭り。当局はそんな言い訳で許してくれません。
  e-mail で通知とはいかにも合理的な米国の方法ですが、このような学校の死活問題になるようなことさえe-mail 一本とは本当に大雑把な気分です。米国式のこのやり方には随分、慣れたつもりですが、SEVISの件名のあるメールが届く度に思わず緊張してしまいます。今回のAccreditationはテロ対策の一貫で学校をもっと厳選しようとするものです。まだまだそのプロセスは長く、本当に気が抜けません。

広域通信制高校 一ツ葉高校 校長

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