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ニューヨーク的思考
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2012 年 4 月 28 日

カテゴリー:未分類

退避

  ニューヨーク市近郊には3つの空港があります。JFK空港、ラガーディア空港そしてニューヨーク市に隣接するニュージャージー州にあるニューアーク空港(Newark)。日本からの直便はJFKかニューアーク空港に着陸します。
  昨日、そのニューアーク空港が一時閉鎖となりました。午後1時半から午後3時前の閉鎖でしたが、Cターミナルから搭乗口へ向かった乗客はすべてターミナルの外に出され、再度、セキュリティの検査を強いられました。
  この緊急事態は手荷物検査とボディチェックのセキュリティ審査の際、電源が切れるというアクシデントが起き、その際に両親はその検査を受けたものの赤ん坊が検査を受けずに通り抜けたことが後ほど発覚。空港の安全を管理するTSA(Transport Security Administration )がその行動基準(Protocol)に基づいて緊急事態を発令しました。
  空港警察は対象の親子を探すとともに検査が済んでゲートに向かった人たちを再び、検査しなおすという事態を招きました。ニューヨークで生活していると当局からのいきなりの空港閉鎖や道路閉鎖はかなり慣れっこになっていますがこのようなことは決して愉快ではありません。
  昨年から導入された新しいボディスキャナー。これは対象者の持ち物や装着物などを透かすもので、爆弾などを体内に隠し持っていても分かるというものですが体形なども透けて見えるため人権保護団体がプライバシーの侵害だと抗議しています。私も空港はよく利用しますがこの身体検査、持ち物検査のために毎回、長い列を作って靴を脱いだり、ベルトを外したりと大変です。搭乗時間のずいぶん前に空港に行かねばなりません。
  ニューヨークの空港は全米の中でも飛行機が定刻には出発しないことで有名です。飛行機の離陸時間は予定より遅れる、出発のかなり前に検査を済ませなければならない。NYで飛行機に乗るのは本当に一苦労です。

広域通信制高校 一ツ葉高校 校長

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