Menu

ニューヨーク的思考
RSS Feed

2012 年 7 月 19 日

カテゴリー:NYこのごろ

ネガティブキャンペーン

  11月にある大統領選のキャンペーンがヒートアップしています。米国の選挙では日本のように選挙カーはなく、名前の連呼もありません。主な選挙活動はマスコミを使ったポリシーの訴え、またそれに加えて独自でTVコマーシャルを流すのが主流です。
  民主党のオバマ大統領と共和党のミットロムニーの一騎打ちとなった選挙戦でもそのTVコマーシャル合戦が目につきます。米国では相手の弱みを暴露して徹底的に攻めると言うネガティブキャンペーンをこのTVコマーシャルに使います。特に終盤戦ではよく見る手法です。自分の良いところをアピールする方法ではなく、相手がどれほど能力がないか、当選に値しないか、大統領になる資格がないかと言う個人的な欠陥までも徹底的に攻撃します。
  選挙戦がデットヒートすればするほどこの傾向は強くなり、相手をさんざんけなして自分が優位に立つと言う戦法です。日本ではこのような戦法は米国に比べ控え目のように思います。この手法をあまり使うと自分自身の価値を下げてやもすると潔くないと評価され、逆効果になることも考得るからだと思います。
  米国では相手をけなす戦法がまずきます。ミットロミーはオバマ大統領の政策がいかに失敗したか、過去に約束したことを実行できない無能な大統領とけなしています。しかしオバマ大統領のほうがもっと個人的な分野まで踏み込んでロムミーをけなしています。ミットロムニーは会社のオーナーでその所得を明らかにしない、TVで流れるコマーシャルでは、米国の国歌をバックミュージックにミットロムニーの会社が中国やインドに仕事を外注して米国人の仕事を奪っているメッセージが流れます。米国人の雇用を上げると言っておきながら自分の会社は外人を雇って米国人を雇っていない。所得だって隠していて、中間層の生活など理解できない、と言った感じです。現職の大統領側がこのような宣伝を仕掛けるわけですからその露骨さには驚かせられます。
  米国のこの相手たたきの宣伝方法は選挙だけでなく、車やジュースの宣伝にもその手法が使われます。名指しでトヨタが出てきたこともあります。まあストレートと言えばそうですが、どこかやりすぎな気がして米国民の闘争心の激しを感じてしまいます。

広域通信制高校 一ツ葉高校校長

ブログランキング・にほんブログ村へ