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ニューヨーク的思考
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2013 年 2 月 7 日

カテゴリー:NYこのごろ

USPSとUPS

日本でもUPSはお馴染みですが、米国ではUPSとUSPSがあって初めてこの二つのサービスを知った時、混同してしまいました。フルネームを言われてああそうかと思いましたが紛らわしい。UPSは United Percel Service of America(米国小包サービス会社)、USPSはUnited State Postal Service(全米郵便サービス)で日本で言う郵便局です。
USPSは国民の税金では運営されていませんが公共性が高い為に運営の変更には国会の承認が必要です。勿論、日本と同じようにUSPSとUPSはライバルです。米国にも数多くの宅配業者があり、UPSに続く大手は日本でも有名なFedEX,その他、EMS, HDL、日本の日本通運やクロネコヤマトまであって宅配はかなりの過当競争です。また更にこれに拍車をかけるのがeメールの普及。はがきや手紙の需要はぐっと落ち込み、UPSの経営は十数年前から非常に厳しいものとなっています。
アメリカの郵便物は土曜日でも届きます。私も利用しているNet Flixと言う大手VDV宅配サービス。土曜日も自宅に観たい映画のDVDが郵送されるのでとても便利です。この便利なサービスが8月からなくなります。
  今まで週6回の配達をしていた郵便サービスが月曜日から金曜日までの5回となります。USPSは経営難を理由に7年前から5回配達のサービスへの移行を国会に申し出ていましたが承認されませんでした。その変更が8月で認められることになりました。
  小包の宅配はまだ需要が多く、その売り上げは2000年から14%伸びたということで6回サービスを続行です。郵便局に行くと荷物を抱えた人の列ができて長い時は40分近くも待たねばならないような盛況です。ただ、手紙を出している人はそういえば少ない。また、米国には日本のような郵便貯金はありません。米国の郵政事情は日本の先を行って日本よりもっと深刻のようです。

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