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ニューヨーク的思考


タイムズスクエアがヌード村3 2015 年 9 月 5 日

 このタイムズスクエア、昔から歩行者天国のオープンスペースであったわけではない。前市長のブルムバーグの時代に道路を閉鎖してオープンスペースが出来上がった。独断政治の傾向が強かった前市長は、これがいいと決めればすぐに実行。市内のBike道の新設と合わせて大きなPublic Spaceをこのタイムズスクエアに作った。
 それからいつの間にかトップレスの女性たちやキャラクターの着ぐるみが出没、観光客にチップをねだるようになった。現市長のデブラジオはこのPublic Spaceを無くすとまで言って物議を醸しだしている。元の道路に戻すと言うのだ。Panhaddler(チップねだり)たちを追いだす法律がない苦肉の策だが、反対者も多い。
 先日はトップレスの女性が買春容疑で逮捕。でもこんなに世間が騒いでいてもPanhaddlerたちは自分の仕事をやめようとはしない。今日はとうとう警察NYPDのトップたちがこのタイムズスクエアの視察に訪れた。感想は”A public space without public-space rules. ” 全くその通りと思う。ここの一角だけがNYじゃない気がする。風紀を取り戻すべき。さてどのような動きが始まるのか。当局は何か手を打つのは間違いない。

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タイムズスクエアがヌード村2 2015 年 8 月 21 日

 とうとう、当局が動き出した。トップレス女性の取締り。と言っても、現行の法律ではARTを表現するトップレスは取り締まれない。ただ、これだけの騒ぎになると当局も黙っていられない。
 デブラジオ市長は必ずこの種の商売を追いだすと言っている。クオモ知事も以前の治安が悪いタイムズスクエアには戻さないと宣言した。
 実はDaily Newsの取材でトップレスペイントの女性たちにはマネージャーがいることが分かっている。少なくとも4人のマネージャーがそれぞれの女性グループを束ね、チップの30%から40%をピンハネしている。彼らに言わせれば女性たちを守っているとのこと。
 このマネージャーたち、路上のテーブルをオフィス代わりにスーツケースを持ちこみ、女性たちの服や私物を管理、女性たちはチップをもらうとマネージャーに手渡す写真も確認されている。中には妊娠しているガールフレンドをトップレスで闊歩させている奴までいる。
 このように連日、報道されるトップレス女性たちの事態が当局を動かしている。傍観していたBeat Cop(巡査警官)も厳しく行動を監視し始めた。労働局まで”これはれっきとしたビジネスだ。マネージャーまでいて、他のビジネスと同じように登録しTaxを支払わないと違法だ”と言いだす。
 強まる逆風の中、等々、マネージャーの逮捕者が出た。マリファナ所有で逮捕、即、裁判、刑の確定。容疑はガールフレンドにハラスメントのテキストメールをしたと言う苦しい容疑だが・・これから、このトップレスたちの居場所は厳しくなるだろう。早晩、法律が整備されるのは間違いない。
 街のためにはこのようなビジネスは追い出してもらいたい。ただ、このトップレスたちのほとんどが移民・・何か後味悪い気がする。

New York Walker

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仕事しろ 2015 年 8 月 2 日

 この夏のシーズン、ふつーの人はVacationを取る。ここでは大体1,2週間が相場で長い人は1ヶ月もとる。それはリフレッシュでいいでしょう―けど、仕事はちゃんとやってほしい。
 役所BPSSからの認可書類を待つこと1か月以上。問い合わせると担当がバケーション中との返答。なぜ一担当がバケーションでプロセスがストップするのか日本人的思考なら理解できない・・。こちらはBPSSとやっている訳で一担当とやっている訳ではない・・・。
 でも、これが通じないのは承知。担当がバケーションから帰るのを見計らってもう一度、問合せ。そうすると、夏はバケーションで人手が少ない。督促の問合せはするなとの返答。この暑い中、更に血圧が上がる・・。役人はえらい、と言うこの風潮。あちこちで感じます。そうしないとこの国は成り立たないのか。
 昨日、都市高速FDRで帰宅すると1時間以上の渋滞。3車線を工事で1車線にしている。どうみても2車線もCloseする必要があるように見えない。この状態が永延と1ヵ月続く。誰の判断(どの役人の判断)でこんな迷惑なことをやっているのか?”待たされるのが当たり前”にならされた国民は仕方ないとあきらめるしかない。

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BPSS嫌い 2015 年 6 月 12 日

 授業を充実させるために新しいカリキュラムを作成中です。今、Elective Dayに行われているオプション講座を本格的な単独講座として開講するための準備です。まずは在校生にアンケートを取り、生徒のNEEDSをチェックします。どのような内容がいいか、時間帯はどれが都合がいいか、回数などです。
 集計されたDataに基づき、カリキュラムが作られます。勿論、職員会議も通じて全教職の意見も反映されるのですが、実は新しいカリキュラムは学校単独では用意できません。BPSS(教育庁)の認可を必要とするのです。それと政府指定のAccredit認可団体ACCETの認可も必要です。
 BPSSは最近、オンラインで新しいカリキュラムの申請が可能となりました。必要な形式に沿ってカリキュラムを自分で入力します。そのコースを受講する最低必要な学力や教材、時間数、等々を時間をかけて入力します。入力画面の最後に現れるのが申請Feeの支払い画面。100時間以上のカリキュラムには250㌦かかります。4本申請すれば1000㌦!
 以前は無料であったものが去年から有料になりました。一方的に無料が1本250㌦の有料!以前カリキュラムの申請は2ヵ月から3ヶ月かかりました。オンラインで少しは早くなったか?いや、やはり長い時間がかかる。
 250㌦の有料になった訳がさっぱりわからない・・役所は上から目線しかない。毎度の官僚主義ニューヨークです。

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官僚主義2 2015 年 3 月 23 日

 15年前はESLの学校は割とルーズ。10年以上もESLの学校を転々としていると言う人が結構の数いました。2001年の9.11以降、SEVPの導入により学生ビザステータスの管理は格段と厳しくなりました。
 更に2011年のオバマ大統領の新法により学生ビザに必要なI20を発行する学校に大きな条件が付きました。政府外郭団体による認証(Accreditation)を得ること。ここ数年は当校もこの認可を得るために苦労をしました。この認可を得れずに廃校になった学校もあります。
 米国のこのような方針変更はいきなりやってきます。法律はロビースト達によって議会にあげられ、新法が可決すると、当事者にはメールでいきなり通知。今回のこの大きな変更は新聞やTVなどで大きく報道されることなくSEVPからのメール通知だけでした。メールを受信し損ねたらおしまい。
 只今、私はグリーンカード(永住権)の更新中です。昨年の12月に指紋採取に出向きました。3月で失効するグリーンカードの裏面には9月までの延長が刻印されています。指紋採取から大体6か月で新しいグリーンカードが来るはず。これもいつ来るか分からない。一方的に郵送です。
 何でも一方通行で、米国のこのようなサービスの一番のネックは、今現在、どうなっているのかと直接、聞けないことです。プロセスは気の遠くなるほど長い。でも、聞いても進捗は教えてくれない。つまりいつごろになるのかさっぱりわからない。それでもみんな黙って待つ。
 これが当たり前になっているから。

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あれれ、どこ行ったStorm 2015 年 1 月 28 日

 火曜日、朝は大変な積雪のはず。しかもまだまだこの吹雪は続くはず。なので昨日の月曜日から公立の学校は休み、ニューヨーク市民には外出禁止勧告が市長から出されていた。アレー。朝、雪降ってないし、道路にも積雪がないし。
 確かに昨日の夕方はほとんどホワイトアウト状態。これは2日間とんでもないことになる、と私も思いました。ところが午後8時くらいには雪は小康状態、市から出される情報では午後11時に地下鉄が全面ストップとのことで、誰しもが夜中の豪雪を疑っていなかったはず。結果、予報はおおこけ、市長からの指示もおおこけ。この騒ぎは何だったのか?
 夕方6時出発の便でロンドンに向かおうとしていた人たちが、滑走路で6時間待機させられた後、知事から出された旅行禁止令によって結局は午前12時に空港ロビーに戻る。ところが道路もシャットダウンの状態。結局、ロビーで一夜を過ごすことになる。とんでもない目に遭っています。
 詳しくは知りませんが日本では航空会社や空港の判断によって事態の対処方法を取っているはず。ここ、ニューヨークでは市長と知事がすべての指示を出す。学校の開校の有無から地下鉄の運行まで。指示が的確であったら市民も納得します。
 今回はまたしても裏目。デブラジオ市長は去年の同時期、豪雪の中、学校をオープンさせると言う判断で大変な非難を受けました。今度は逆。この知事と市長の情報がうまく交換されていたかどうかが問題となっています。不確定要素の多い気象に対する対処方法まで責任を問われる市長と知事。それだけにその職務は市民のためと言うことでしょうが如何にもアメリカン。
 ともかく大きな被害がなくて良かったと思います。

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民主党惨敗 2014 年 11 月 6 日

 中間選挙は民主党の惨敗。オバマ政権にとって大きな痛手です。上院も下院も共和党が半数以上を占めると言った異常事態です。この事態は十分に予測されていましたが現実となると大統領も共和党の言い分を聞かない訳にはなりません。
 共和党の中には白人優先主義のTea Partyが勢力を保つように共和党のイメージは高所得者優先、銃の規制を強化しない、移民を受け付けない、中国やロシアには妥協は許さない、イスラム国には軍事で制するなど強いアメリカを実現するイメージがあります。
 オバマ政権は中間から以下の低所得層に重心を置いた政治、移民を助ける政治を武器に政権を取ってきました。これが国民には弱腰に映ったか。オバマの掲げる皆保険もみんなが喜んでいる訳ではありません。実質の出費増になるからです。
 中間選挙で負けたからって16年の大統領選挙で民主党が敗北すると言う訳ではありませんが、あと2年の政権運営は大統領の意思を反映することは難しいでしょう。米国にとって裏目に出なければよいですが。

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SEVPから連絡 2014 年 11 月 4 日

 ようやく、DHS(国土安全保障省)の学校統括部門SEVPから移転手続きのプロセス指示が届きました。学校は認可団体ACCET、教育庁、そしてこのSEVPに統括されています。移転に関してもこの3つの部署の許可を得なければなりません。ACCETの許可は教育庁の許可が出てそれを提出して終わり。教育庁は今プロセスが進行中です。
 SEVPは2か月近く前に問合せを出して、全く返答がありませんでした。毎週毎週メールするも返答がなし。どうやって許可を得るのか本当に心配でした。それが今日ようやくプロセス手順のメールが届きました。
 現在すべての学校が留学生学生を受け入れる再審査の状況でプロセスが複雑になっているのは承知していましたがメールを出しても電話をしても返答なし。本当に困り果てていたところです。役所のこの対応の悪さはお決まりですが、こんなに遅いと心配になります。時間がかかると一言、連絡があれば安心もするのですが・・。
 SEVPのプロセスは教育庁のプロセスが終わらないと進めないことが分かりました。3つの部署が絡んでいる。本当にややこしいプロセスです。

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永住権3 2014 年 10 月 27 日

 永住権は米国籍取得への途中経過。永住権を得れば勿論、就労ビザ等の必要はなくまた2年毎に切れる心配をする必要もありません。一旦取得した永住権は永久的なものです。
 アメリカ国民になるのが前提ですので取得するとアメリカ人と同じく兵役の勧誘があります。私はその年はとうに過ぎているので心配はありませんが。また、米国人と同じ税金もかかります。
 米国人との違いは選挙権がないことと何かあった時に軍隊が助けに来てくれないこと。数年前、北朝鮮に拉致された韓国系の米国籍者がいました。もちろん、米国民ですから米国は彼らを助け出しました。もし、永住権保有者であったらそれは無い話です。
 永住権は米国国外に1年以上続けていると剥奪されます。米国国民になることが前提の仮免許みたいなものです。

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ようやくかDOE 2014 年 10 月 21 日

 NYS DOE (Department of Education), 教育庁からWeb上でのアカウントを作るようにemailで指示が来ました。NYS教育庁はニューヨーク州の学校をすべて統括しています。公立の学校から当校のようなCareer SchoolそしてESL Schoolもです。先生の免許、学校のライセンス、カリキュラム、教室定員すべてNYS DOEの許可を必要とします。
 前にも話したように、DOEの他にACCET、そしてSEVISと言う3つの団体の認可が下りて初めて学校の営業が可能となります。その認可に必要な書類は半端ではない。ただACCETもSEVISもオンライでPDFを送ればOK。DOEだけがコピーを2部取って書類をニューヨーク州の首都があるAlbunyまで遅れねばならないと言う不便さでした。
 とうとうDOEもオンライン化です。さてこれで認可のプロセスが早まれば大したものですが。
 まずはアカウントを作成して認可の下りている書類を学校側がアップロードしなければなりません。学校に負担をかけるところは役所仕事のままです。システムが変わっても中身は簡単にはかわりそうにありません。

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