Menu

Speakeasiesとは、「ひそひそ、こそこそ話すこと」、つまり、1920年の禁酒法時代のもぐり酒場のことだとお分かりでしょう。ナイトライフを楽しめる店が目まぐるしく変わるビッグアップルで、長い間残り続けているスピークイージー、その始まりは禁酒法が制定され、お酒の製造と販売が法律で禁止された時代にさかのぼります。どんなに法律が厳しくても、お酒となれば法の目を潜ったり、何とか隠し通そうとするのも人間。お店には見えないように、本棚を酒造所につながる隠し扉にしたり、グラスではなくティーカップにしたりと、様々な方法を駆使していたそうです。

そして現代まで生き残ったスピークイージーは、殆どが道の奥にあったりと簡単には見つからない場所にあります。隠れ場的なロケーションにあり、私自身初めて訪れた時はそのユニークさに「これが酒場?」と思ったほど。ニューヨークでは、法的にお酒が飲める年齢であれば問題はありません。アメリカの歴史を勉強してから多数あるもぐり酒場を訪れて、周りの人達と気取りのない会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。 

もぐり酒場

  1. Attaboy, 134 Eldridge Street, Lower east Side / アタボーイ、エルドリッジストリート、ロウアーイースト

実は、未だ訪れたことがない、最も行ってみたい隠れ場的な酒場の一つ。ここの特徴はドリンクのメニューがない事で有名ですが、バーテンダーに自分の好みのお酒やカクテルを伝えると、好みにぴったりで美味しいドリンクを作ってくれるのだそうです。ちょっと好奇心をくすぐられませんか?また、場所が見つけにくく、AttaboyのAの大きなネオンサインを目印に探してみてください。それから、好みのお酒やテイストを伝えるために、ジン、サワーミックスなど英語の予習をしておきましょう。 

  1. The back Room, 102 Northfolk Street, Lower Side /バックルーム、102ノーフォークストリート、ロウアーイースト

バックルームは、禁酒法時代から営業を続けている数少ない(現在2軒のみ)潜り酒場です。場所は比較的見つけやすく、Lower East Side Toy Companyの看板を目印にして行くと良いでしょう。

昔の名残りを感じさせるお店は、80年前と祖の様子は同じで雰囲気も良く、まさにニューヨークの隠れ場的バーといった感じです。また、週末にはミュージシャンのライブが行われ、人、人で大賑わいになります。

この店の最もユニークな点は、お酒をティーカップに注いで出してくれること。

ティータイムを楽しんでいるように見せて、お酒を飲んでいたのかもしれません。ドアにはセキュリティーの人が立っていますが、常識的に振舞えば問題なし。

秘密の看板を目印にお店を探しながら、楽しい英語の練習になるに違いありません。 

  1. Auction House, 300 East 89th Street, Upper East Side /オークションハウス、アッパーイースト89丁目 

カップルのデートに最適なお店をご紹介しましょう。この店は看板がなく通りから離れているので、ちょっと見つけ難いかもしれませんが、店の雰囲気は大人向けで、25歳以下の若者がパーティーで集うようなお店ではありません。

プライベートな空間でのお酒をお望みなら、オークションハウスは最適なお店と言えるでしょう。英語で大人の会話を練習してから、ぜひ訪れてみてください。

  1. Middle Branch, 154 east 33rd Street, Murray Hill / ミドルブランチ、イースト33番地、マーレイヒル 

私の職場の近くにあるミドルブランチは、最近クールな潜り酒場で人気上昇中。このお店もまた看板が無くちょっと見つけ難いので、2階建てのタウンハウスを目印に探すと良いでしょう。お店は広々としてモダーンな雰囲気で、禁酒法時代を懐かしむかのようなジャズが流れています。店内とは対照的に、お酒を楽しむ人は親密な感じなので、英会話の練習をするのなら良い機会になるでしょう。友達を誘ってお酒と会話を楽しんでくださいね!


ホリデーシーズンの様々なイベントや、人込みの中夢中になって買い物をする季節も終了しましたね。以前にもお話ししましたが、真冬のニューヨークの寒さと言ったらかなり厳しいんです。でも、これからしばらく続く寒さを避けて、ずっと部屋に閉じこもっているなんてもったいない。一月は楽しいイベントが無さそう、なんてガッカリしていませんか?心配することはありません!何故なら、真冬のビッグアップルは意外(?)にも、真冬の寒さを吹き飛ばすようなワクワクするイベントが目白押しなんです。

レストランウィーク

英語力、特に会話力を付ける最良の方法は何でしょうか?友人達との会話、そして学校から外へ出てたくさんの人達と話をすることでしたね。今回は、ニューヨークの極寒の中でも楽しめるイベントや、英語が練習出来る方法をご紹介しましょう。思い切って外へ出て、人の輪に入って会話を楽しんでみてください!

  1. レストランウィーク:1月22日から2月9日まで―ニューヨークの各地

皆さんがご存じのように、ビッグアップルはお金が掛かる大都会の一つ。また、仕事など日々の生活で忙しい人が多いので、普段からごく普通に外食をしています。また、様々なレストランが点在していて規模も小さい店から超有名までと、かなりの数になります。また、世界でも有名なレストランが集まるニューヨーク、高級レストランは値段がかなり高く敷居も高そう。外食が大好きな私ですが、お財布はちょっと寂しい時もあります。

そんな(私のような)人達が気軽に食事が出来るイベント、毎年夏と冬に開催されている「レストランウィーク」をご紹介しましょう。ニューヨーク市内の300以上のレストランが参加していて、普段気軽には入れないような高級レストランの有名な人気シェフによるコースメニューが、かなりお得な値段になります。毎年大人気なので、サイトなどで早めにリサーチを始めて、気になったレストランには必ず予約を入れましょう。何よりも大切なのは、食事だけでなくお店の人や周りの人達とちょっとした会話を楽しむこと。ニューヨークらしさを愉しんだり、耳寄りな情報もゲットできるかもしれません。それから、お店によってはドレスコード(ディナーは正装厳守など)が厳しい所もあるので、それもお忘れなく。 

  1. ウィンタージャム:セントラルパークにてー1月28日 11時から3時まで  

ウィンタースポーツが大好き、でも冬の間アウトドアアクティビティーが出来る場所までのアクセスが無いのなら、こんなイベントはいかがですか?毎年、セントラルパークで「ウインタージャム」が開催されます。人工的に作られた公園内のバンドシェルエリアでは、スキーやスノーボードが楽しめる上、無料レッスンも行われるので、全くの初心者でも大丈夫。スポーツがちょっと苦手なら、氷の彫刻やアイスボウリグを見て楽しむのも良いし、ちょっとしたスポーツグッズの買い物も楽しめます。ちょっと珍しいのは、このイベントがペットフレンドリーなこと。店員さんやお客さん達とウインタースポーツ談義も良し、友達を誘ってビッグアップルでのスポーツイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか?

  1. アフタークリスマスショッピング―ニューヨーク各地区 

普段から出来るだけ人込みを避けたい私のように、年末までのショッピングはお店を見て回るだけでも疲れてしまいますよね。でも、一旦年が明ければ買い物客はかなり減るので、またショッピングを楽しみたくなるかもしれません。1月になると、5番街にある大手のデパートや小売店でアフターホリデーセールが始まります。いろいろな商品が半額から75%オフにもなると、かなりお買い得だと思いませんか?どの店がどの位セールをしているのかをリサーチして、お出かけしてみてください。お店の人にいろいろ質問したり、買い物客とちょっとした会話を楽しみながら、会話力を磨いてくださいね。


It’s a most wondeful time of the Year!- 12月は最も素晴らしい時期。美味しいご馳走や親しい友人との再会を考えるだけで、誰もがウキウキと嬉しく幸せな気分になります。そして今はアメリカ中がホリデーシーズン真っ只中、ビッグアップルでも街中にクリスマスツリーが煌びやかに飾られたり、お店のディスプレーはホリデースタイル、クリスマスプレゼント用のセールがたけなわです。

ホリデートラベル

皆さんがご存じのように、アメリカは多民族国家であり多様な宗教が存在するため、皆がクリスマスを祝う訳ではありません。ですから、Merry Christmas! とは言わず、宗教に関係無くHappy Holidays! と言ったり、Seasons’ Greetings と書かれたカードを送ったりします。

少し前に、ニューヨーク以外から旅行する際の注意点などについてお話しました。7月の独立記念日や11月の感謝祭と並んで、ホリデーシーズンは旅行をする人達が多い時期の一つ。里帰りをして家族や親族との再会、また12月はクリスマスの他、HanukahChanukahハヌカと言われるユダヤ教徒のお清めの祭りもあり、毎年このシーズンは最も空港が大混雑します。ニューヨークを始め、この時期に旅行を計画されているのなら、焦らうパニックを起こさないように、そして覚えておくと便利で使える英語の表現も交えて、旅行のコツをお伝えしましょう。

  1. Book Ahead  / 早めに予約をしよう 

この時期に旅行の計画があるのなら、とにかく早めに予約をしましょう。ホリデーシーズンの飛行機、列車やバスの席は、想像以上にあっという間に無くなってしまいます。ぎりぎりまで手に入れないでいると、希望の時間や座席が確保出来ないだけでなく、値段がぐ~んと高くなってしまいます。時間に余裕を持てば、いろいろな旅行サイトを参考にしながら、どの様な旅行手段が自分に合っているか、更に心地良く過ごせるか等比較することが出来ます。ただし、あまりにも安いチケットや「良すぎる評判」には気を付けて!英語を勉強中であれば、そういった点にも注意して選ぶ方が良いでしょう。様々な混乱を避けるために、予約はお早めに。

  1. Pick Times Typically not Popular  /  自分に合う時間帯を選ぼう 

 クリスマスの前後はほとんどの会社と連邦政府も休みなので、ビッグアップル中が静かになります。そして、ホリデーシーズンは休暇を取って旅行をする人々が増える上、日中の移動しやすい時間帯を狙って大勢の人々が移動、ですから空港等は大変な混雑になうという訳です。

そんな大混雑を避けるために、Red-Eye Flight- 夜行便や早朝のフライトを選ばれてはいかがでしょうか?大丈夫、夜中に目が覚めたり、人々がまだ眠っている時間に起きるのも、ハッピーホリデーな気分で苦にはならないはず。早目に旅行サイトでのリサーチを始めて予約を入れ、大勢の人々が移動する時間帯ではなく、自分に合った時間帯を選ぶことをおススメします。

  1. Avoid the Travel Hotspots / 人気のルートは避けよう 

ホリデー期間中ニューヨークに滞在する予定ですか?

お話ししたように、シーズン中はペンシルバニア駅やグランドセントラル駅周辺、そして当然ながら JFK (JFケネディ)国際空港やラガーディア空港は大混雑するので、出来れば避ける方が良いでしょう。

今年のカレンダーでは、12月23日から25日前後のビッグアップルはほぼもぬけの殻のようになります。が、一部を除いてはお店が開いている所もあります。例えば、12月中のセントラルパークは比較的空いていて冬の景色は美しく、

この時期のニューヨークは確かに寒いのですが、大都会の冬の澄んだ空気を感じながら摩天楼から見える美しい空を眺めたり、地下鉄から吹き上げて出て来る蒸気を見るのも楽しい思い出の一つになるに違いありません。しっかり防寒対策をして出掛けてみてはいかがでしょうか?